話題になってたので見ました。このまとめについての感想は記事の一番最後に。
「幸せ、少しいただきます」
警備員を一人採用するのに大卒が500人も殺到する時代に
我々はみんな就職できた。
金は心のシワをのばすアイロンだ。
ひねくれたシワをビシッとね
俺はただここが楽なんだ。
ここで生まれた気がするし、結婚式もここで挙げた気がする
俺は国民年金にも加入していない。老後は愛情で生きていくもんだ。
キム運転手は言葉や行動を度を越す瀬戸際だけど
絶対に越さない。それがいい。認めるよ
でも、ニオイが度を越しやがる。
絶対に失敗しない計画ってなんだと思う?
無計画だ無計画。ノープラン。
計画を立てると、必ず人生はうまくいかない。
最初から計画がなければなにが起きても関係ない
人を殺そうが国を売ろうが知ったことっちゃない
お父さん
今日計画を立てました
根本的な計画です
ネタバレ「なし」のあらすじ
『パラサイト 半地下の家族』(原題: 기생충, Gisaengchung)は、2019年に公開された韓国のブラックコメディ・スリラー映画で、ポン・ジュノが監督を務めました。以下に簡単にあらすじを説明します。
物語は、貧しいキム一家と裕福なパク一家を中心に展開します。
①キム一家は、仕事もお金もない生活を送っていましたが、ある日、友達のミニョク君から紹介されて長男のキム・ギウがパク家の娘の家庭教師として雇われる機会を得ます。
(このギウくん、やたら幼く見えるけど、4回も大学受験してるってことは何歳?)
(最初は結構前向きな姿勢だったんだよな・・・)
②ギウは巧妙に家族全員をパク家に潜り込ませます。
「信じられる人とのつながりがベスト」
(金持ちに取り入るのがうまくてほれぼれする・・・男版りりちゃんだわ・・・)
(お母様がチョロすぎるwww)
(家政婦を陥れるために家族で連携するところ見てると、別の方向で成功できた可能性あるよな)
・父親のキム・ギテクは運転手
・母親のチョンソクは家政婦
・そして妹のギジョンは美術講師として働きます。
彼らは互いに血縁関係であることを隠し、パク家の信頼を得て豪華な生活を享受し始めます。
しかし、パク家の元家政婦が戻ってきて、地下室に隠された衝撃的な秘密が明らかになります。
この秘密がきっかけで、両家族の関係は予想外の方向へ転がり落ち、緊張感とカオスが加速。
最終的には、階級間の対立や欲望が爆発し、衝撃的かつ悲劇的な結末を迎えます。
この映画は、貧富の格差や搾取の連鎖を象徴的に描き誰が「パラサイト(寄生虫)」なのかを観客に問いかけます。
ユーモアと緊張感が混ざった展開、そして衝撃的な結末が特徴で、ポン・ジュノの演出が光る作品です。
感想
当時貧富の格差がーとかなんとかそういう話で話題になってたけど正直そこは割とどうでも良くて「シンプルに」ストーリーが面白かった。
さすがに金持ちの人たちが頭悪すぎてちょっと乗れない部分もあったけれど
「どうやって物語をひっくり返すのか」という部分で
「そこかよ!???」って素直に驚かされてしまったので私の負けです。
多少の粗とかどうでも良くなるくらいには面白いので、ネタバレ無しで見て欲しい。
途中まで「なろう系」とか「もしドラ」みたいにトントン拍子で話を積み上げていってそこから積み木を豪快に崩す。
中盤の衝撃の展開はさりげない会話の中にちゃんと伏線も貼られてて、実に面白かった。
「脱出シーン」の映像の緊迫感はなかなかのものだったし
その後の大雨のシーンで「半地下の生活」とはどういうものかも見せてもらったし
最後の展開はまじで救いがなさすぎた。
とにかく映像のインパクトが強く、心に訴えかけてくるものがあった。
すごくストーリーが良く出来てるなと思った。
この作品で社会がどうとかばかりが話題になったのはまぁネタバレ厳禁だからだろうけれどそういう語りでこの作品語るのはなんかもったいない。
というか「底辺」と言われてる人たちのガッツがすごすぎて
こんだけガッツのある人たちでも底辺から這い上がれないのかよ……っていう絶望感がすごい。