頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

「逆襲のシャア」見る (2/4) クェスもぶっ飛んでるが、それ以上にクェスの父「アデナウアー」の無能さが際立っている

丁寧に見たいから分割してみてるけど、本当に情報量が多い作品だな・・・。過去作品を丁寧に追いかけてないとマジで全然ついていけない。

ぼんやり眺めてても何も理解できないじゃないか。

改めてガンダムって見るの大変な作品だな・・・。

水星の魔女は見てるだけでわかるくらい親切だったしジークアクスが何も考えなくてバイブス楽しめばよかったのと比べると、普通にハードル高いわ・・・

ガノタのみなさんは、こんな作品を「常識でしょ」みたいな感じで語っとったんか・・・アホか~!

こんな敷居が高い作品を基準に他の作品を評価するの良くないと思うよ・・・。

今見たら普通に「しんどい」よこれは・・・。純粋なエンタメ作品とは言い難いよ・・・。

若くて時間がある時に、しかも過去のガンダム作品をベースに見ることが前提の作品でしょうや。 

なんか3つめの会社でガンダム知識でマウントとってきて私のガンダム嫌いを作ったS水さんのことが改めて嫌いになったゾ・・・。

と、余計な前置きはこのくらいにして、ロンデニオンでのヒミツ交渉が始まったあたりから再開します


移動のための核燃料エンジンまでセットで、至れり尽くせりの状態でアクシズを、プレゼントしてしまうアデナウアーとかいう無能オブ無能・・・。


シャア 「俗物どもが・・・しかし、ここに我々がいるのをロンド・ベルの連中が知ったら、ただじゃすまないな」
ホルスト 「左様ですな」
シャア 『アムロ、私はあこぎな事をやっている、近くにいるのならこの私を感じてみろ』

日中まちなかでララァの幻覚を見るアムロさん・・・ニュータイプって良いことばかりじゃないなあ



緊迫のシーンのはずなのにくっそ間抜けな絵面で笑うwww




クエスくん、自分の親への恨みを地球人類全体の罪にしてしまったのか・・・

アムロ 「俺達と一緒に戦った男が、なんで地球潰しを?」
シャア 「地球に残っている連中は地球を汚染しているだけの、重力に魂を縛られている人々だ」
クェス 「だから夫婦でもいがみあっていられるんだ。」



シャア 「世界は、人間のエゴ全部は飲み込めやしない」
アムロ 「人間の知恵はそんなもんだって乗り越えられる」
シャア 「ならば、今すぐ愚民どもすべてに英知を授けてみせろ
クェス 「そうだわ、それができないから」

愚民キター!



ええ・・シャアさん・・・前後関係全く無視して一切の躊躇なくクエスを連れて行った!?

クエスがニュータイプだからとか何だとか全く関係なく

逃げる際に便利だったから・・・? 

シャア 「我々は空に出るが、どうするね?クェス・エア」
クェス 「ラー・カイラムには嫌な女がいるんです」
シャア 「そうなのか。じゃ」

でも名前は把握してるのか? ハサウェイが叫んだから?


それにしてもこんな首脳交渉の場に近いところにMSが降りてきて全く問題ないのか。どうなってんだこれ。



クエスくん、そのままネオ・ジオン側にいってしまった。まじかー!すごいなこの娘


ギュネイ 「勘弁してくれよ。そうでなくても俺は、ニュータイプ研究所出身だってやっかまれてるんだからさ」
クェス 「…、あたしがいるじゃない、ふふっ」


それにしても、最初アムロに近づきたくてチェーンに突っかかったのにアムロはどうでもいいとか言い出すのは規格外だな。


シャア 「地球を嫌うとは、よほど嫌な思い出があるんだな?クェス・エア」
  「なんで、私に興味を持ったのだ?」
クェス 「あなた、人の魂は地球の重力に引かれるって言ったでしょ、あれ、あたしに実感なんだ。でもさ、それがわかる人って不幸な人じゃないかって、気になったの」
シャア 「私は信じる道を進んでいるつもりだ」
クェス 「あたし、白鳥が飛ぶのを見てアムロが叫んで、あたしも叫んだわ。そうしたら、あなたが現れた」
シャア 「それでアムロ達を裏切ったのか?」
クェス 「あはは、あの人達とは偶然知り合っただけ。まだ友達にもなっていなかったわ


ひえーその後も才能があるだけでなく、
戦艦を破壊しても目を輝かせる奔放さ。

天才で美少女でこの感じだとそりゃみんなやられるわ・・・


そりゃシャアも、恋愛感情かどうかはともかくとしてクエスに興味持つよね。

自分のことわかってくれるというか以心伝心なんだもんなあ・・・。


ナナイ 「アクシズを地球にぶつけるだけで、地球は核の冬と同じ規模の被害を受けます。それは、どんな独裁者でもやったことがない悪行ですよ」「それでいいのですか?シャア大佐」
シャア 「いまさら説教はないぞ、ナナイ。私は、空に出た人類の革新を信じている。しかし、人類全体をニュータイプにする為には、誰かが人類の業を背負わなければならない」
ナナイ 「それでいいのですか?」「大佐はあのアムロを見返したい為に、今度の作戦を思いついたのでしょ?」
シャア 「私はそんなに小さい男か?」
ナナイ 「アムロ・レイは、やさしさがニュータイプの武器だと勘違いしている男です。女性ならそんな男も許せますが、大佐はそんなアムロを許せない」
シャア 『ジオン独立戦争の渦中、私が目をかけていたパイロット、ララァ・スンは、敵対するアムロの中に求めていたやさしさを見つけた。あれがニュータイプ同士の共感だろうとはわかる』

(ララァ・・・ああ、私を導いて欲しかった。なまじ、人の意思が感知できたばかりに)

ナナイ 「どうなさいました?」
シャア 「似過ぎた者同士は憎みあうということさ」
ナナイ 「恋しさあまって憎さ百倍ですか?」
シャア 「ふん、まあな。明日の作戦は頼むぞ」

ナナイは賢いけれど副官タイプであって愛人にはなれても恋人には向いてなかったんかもな。

理解者ぶるけれど理解してないってのは、シャアじゃなくてもちょっとイラッとすると思う。

シャアはスケコマシムーブで女性を道具のように使うのに慣れ過ぎてて怖いし

ナナイはナナイで、シャアという個人を愛しているというよりは「ジオンを導くリーダーを育てる」と言うところがメインだったんだろうか。

なんというか、クエスの憧れた大人であるシャアがこれで良いのか?

クエスはクエスでシャアを大人だとは思ってなくてむしろ寂しい人くらいの感覚だから良いのか?



なるほど、前記事の段階ではそこまでだったけど

なんかだんだんクェスのことについて語りたくなってきてしまう・・・。



今のシャアの本拠地ってどこなんだ?スウィートウォーター?


このコロニー、スウィートウォーターは、密閉型とオープン型を繋ぎ合わせて建造された、きわめて不安定な物である。
それも、過去の宇宙戦争で生まれた難民の為に急遽、建造された物だからだ。
しかも、地球連邦政府が難民に対して行った施策はここまでで、
入れ物さえ作ればよしとして、彼らは地球に引きこもり、我々に地球を解放することはしなかったのである。


ミシマさん、なんでこんなにシャアのことを理解してるんだ・・・

チェーミン 「和平するってニュース、嘘なの?」
ミライ 「今度はホンコンが狙われているのよ」
チェーミン 「隕石が落ちるの?」
ミライ 「シャアならやるわ。母さんも昔、戦った事があるからわかるの。地球の人は荒れるだけでしょ、シャアは純粋すぎる人よ」


シャア「ここに至って私は、人類が今後、絶対に戦争を繰り返さないようにすべきだと確信したのである。
それが、アクシズを地球に落とす作戦の真の目的である。
これによって、地球圏の戦争の源である地球に居続ける人々を粛清する」

アクシズ落としの前に「ルナ2」を騙し討にして核兵器を奪う流れに

ここでもアデナウアーの無能かつ傲慢さが突出している。


バカな、条約違反だ!

印象的なセリフがないだけで、一人で地球連邦の愚かさを象徴させられており、なにげにこの作品の裏のMVPではないか。

無能ムーブとそれがもたらす悪影響がフォーク准将レベルだと思うんだが、あんまりこの人の名前聞いたことないな。




逆にやたら優秀なのがカムラン。

ブライト 「ルナ2以外に核弾頭が15基もあったとはね」
カムラン 「しかし、会計監査局扱いの物ですから博物館行きの代物ですよ、気をつけてください」
ブライト 「あなたは罪にならないんですか?」
カムラン 「現行の連邦政府が生き続ければ終身刑ですね」
ブライト 「いいのですか?」
カムラン 「私はミライさんに生きていて欲しいから、こんな事をしているんですよ
ブライト 「昔のフィアンセにはそう言う資格があります」
カムラン 「ありがとう」

クエスはどんどん才能を現していくね


レズン 「強化人間が何言うの」
ギュネイ 「俺はニュータイプだ」
レズン 「はははははっ」
クェス 「ギュネイ、よしなよ。普通の人相手にするなんて」
レズン 「…」
ギュネイ 「レズン」
クェス 「よしなよ
レズン 「ほんと、普通じゃないみたいだね」
クェス 「そう思うよ」
レズン 「かわいいよ」

そして実戦でもロンド・ベルの艦長とともに無能な父にとどめを刺す。


ニャアンの「なんでこんなに気持ち悪いの」みたいな表現もクエスから持ってきたのかな?






ともかく、ルナ2は完全にネオ・ジオン軍に制圧され、核兵器も奪われる

さすがに地球連邦がアクシズを渡しただけなら、ロンド・ベルもネオ・ジオンを止められた。

それだけだとシャアの知略というよりは連邦政府無能すぎwwwで終わってしまうからよろしくない。


だから、ちゃんとシャアの活躍ポイントが示される。


シャアは、すでにアクシズにたどり着いていた。

アムロ 「…妙だと思わないか?」
ブライト 「何が?」
アムロ 「ルナ2とロンデニオンから同時に艦隊が出れば、アクシズにたどり着くのは俺達の方が早いんだぜ。シャアがそんな馬鹿なことをするのか?」
チェーン 「でも、ネオ・ジオンの艦隊は一隻多かったんですよ」
アムロ 「それだよ」

うーん。それにしても2025年の今見たら、

「人工知能」みたいなのがないから

人間の叡智より人間の愚かさのほうがこの流れを作ってる感じするね。

これからも人工知能が発展していくと

無能な人間がこれほどまでに権力を持つことが多分どこかで不可能になっていく気がしてる。



クエスがアレな子って言われるのは、このあたりの描写が原因かな?

軍規を乱し、それを叱責されたら怒って基地を飛び出してしまう。


クェス 「行くのよ」
ギュネイ 「クェス・・・どうするの?」
クェス 「あんな女、嫌いだ!」
ギュネイ 「大佐に取り入ってニュータイプ研の所長と、戦術士官の地位を手に入れた女なんだから」
クェス 「それを大佐に確かめる」
ギュネイ 「大佐には近づくなって」
クェス 「あんたのやきもちなんか聞けないよ」
ギュネイ 「違うって」

当時のガノタ、こういうところにうるさそう(偏見)



というところでちょうど折り返し地点。



え、ここからまだ1時間あるの?  


すごいなこの作品。もうアクシズ落とし出来そうだけどまだいろいろやってくれるんだ。

本当に密度がすごい。



おまけ 逆襲のシャアを見ていた人からしたら、そりゃシャアがまじでやばいって思うよね・・・

なんか、序盤の方でやたらとシャリアがマチュを飼い慣らそうとしてるところに反発するガノタがいる理由がようやくわかった。

その人たちは逆襲のシャアを幻視してたのね。

でも、7話あたりでそういう読み取り方してた人はみんなその思惑を超えたマチュに対してはちゃんと喝采すべきだと思うな。

ただ、なおさらのことニャアンの扱われ方がひどいよね。





私はニャアンは徹底的にいじめられてほしかったけれど

そこからの再生も描いてほしかった。

ニャアンについてはそういうのが一切なくて、なんかマチュに導いてもらっただけで終わっちゃった。

一見地味に見えるけどニャアンからは(Mさんと違って天才ではあるけれど)

青二才成分が染み出してきて美味しくいただける感じだったから

これをどう調理するのかがすごく楽しみだったのに。

キシリアにとってだけでなく作品にとっても便利な道具みたいな感じでおわってつらい。

もっとニャアンをイジメて、もっとちゃんと救ってほしかった。