頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

なぜ参政党を支持する女性がいるのかよく理解できないのだが、(ネットのイメージとは裏腹に)「40代以上の女性は男性よりも保守的な考え方の人の割合が多い」ことが原因なのかもしれない

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少なくとも東京都の参政党の支持者が最も重視しているのは
1:「移民に対して明確にノーと言ってくれる政党がほしい」
2:れいわのように「消費減税を訴えてほしい」

という2点が重要であるようだ。


なお、参政党は女性候補者の比率がダントツで高い。

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女性蔑視的な発言がよく報道されるが、
その参政党を支持しているガンギマリ候補者に女性が多いのはなぜなのだろうか。


参政党の支持者には「40~50代の女性が多い」???

この層の女性が参政党を支持する背景には、以下のような要因があるとされている


1:子育て世代としての共感か?

1️⃣参政党は女性の「社会進出」を否定する代わりに、「出産・子育て」や「専業主婦支援」といった政策を充実させろと主張しており、そこしか見えてない?

リベラル(自由・自立を重視する人たち)やネット民からしたら反動的な考え方だとして嫌われているのだが
実際に子育てに直面している、あるいは子育てを終えたばかりの40~50代の女性からはなぜか共感を集めているらしい。

私から見ると女性を軽視しているように見えるのだが、
「そもそも主体性なんか要らないから安心して子育てしたい」と現在の教育や医療、食の安全などへの不安を持つ層が
参政党の提唱する代替案に魅力を感じているということだろうか。



2️⃣既存政党の少子化対策や女性の扱い方に不満がありすぎて新しい政党に期待してしまう?

既存の主要政党が、女性の社会進出やキャリア形成に偏重している結果として

・有能な女性それ以外の女性は自由と引き換えに重荷を負わされていることへの不満

・家庭や子育ての価値を十分に評価されず、働かなければ劣った人間とみなされることへの不満

などを感じている層が、参政党の姿勢に新しさを感じている可能性もある。


3️⃣「オーガニック好きのリベラル層」の人からも支持を集めている?

一部の分析では、参政党の医療への態度(例えばワクチン政策への懐疑的な見方やら無農薬礼賛など)が

頭がゆるふわなオーガニック志向が強い40代~50代女性や、既存の医療・科学のあり方に疑問を持つ層の共感を呼んでいるのではないかという指摘がある。

「健康や食の安全に関心の高い」ことは良いことなのだが、それを重視するあまり、その1点しか見えてない人は実際にいるからな・・・。



2. 「性別役割分業意識」が強い層からの支持

参政党の政策は、選択的夫婦別姓やLGBTQ+の権利拡大に反対するなど、伝統的な性別役割分業の価値観に近いとされている。

東京都の有権者と比較すると、参政党の投票者にはより強い「性別役割分業意識」が見られた。

これは、上記で述べた「専業主婦支援」や「女性は出産・子育てを担うべき」という参政党のメッセージが、こうした価値観を持つ女性にとって受け入れられやすい。



3. 女性候補者の擁立と当選率
参政党は、2024年12月の情報によると、女性候補者の割合が3割を超えている。

女性議員の数を増やすことに力を入れている政党という印象を持たれている(他には共産党、れいわ新選組なども女性候補者割合が高い)。

正直よく意味がわからないのだが、党として女性の政治参加を促す姿勢があることをアピールしているらしい。

伝統的な役割にこだわりはあるが、女性の政治参加は歓迎する、ということだろうか。



「都市部の」「若い女性」からは嫌われやすいが、地方の保守的な思考を持つ女性や、都心でもオーガニック大好き女性などそれ以外のターゲットを獲得しにいっている?

そのジェンダー観や選択的夫婦別姓への反対姿勢は多くの女性(特に若い世代や都市部の女性、多様性を重視する女性)から批判を受け、支持を得にくい要因となっている。

しかし、一方で、40~50代を中心とした保守的な価値観を持つ女性層からは、参政党の政策(特に子育てや家庭、食や健康に関するもの)が共感を呼び、支持を集めている可能性がある。

したがって、参政党の女性支持層は均一ではなく、その政策が響く層と、反発を招く層に二極化しているということになる。




では実際に参政党は女性に対してどのような政策を提案しているのか

詳細は有料部分でまとめるが、ざっくり概要だけ述べると

参政党は、その政策や代表者の発言から、女性に対して伝統的な家族観に基づいた役割分担を重視している。

これはネットのイメージ通りだろう。

そしてこれらは伝統的な家族観に基づいた役割分担にすれば少子化対策になるという考えかららしい。



で、ちょっと面倒なのがただ女性蔑視的な発言をしているわけではなく少子化対策を主要な目的とした支援策はかなり手厚い政策をアピールしている。

つまりどういうことか。

「女性は子どもを産むという役割を果たしている限りにおいて大事にされるべきである」というかなりわかりやすいパターナリズムを打ち出している。

この2つはセットなのだが、都合の方だけしか読み取れない人には良い政党に見えるかもしれない。



正直こういう扱いをされて「女性をなめるな」といえる人は最初から参政党のターゲットではない。



実際に、参政党はこの枠組みに入らない女性に対してはいろいろと差別的な態度を取る。

そのため現代の多様な価値観を持つ人々、特に女性から「女性蔑視」や「時代錯誤」と批判されることが多く、

実務上の課題や個人の選択の自由に対する配慮が不足しているとの指摘が目立つ。




まぁこの人よりはマシだけれど、基本的に参政党は女性の現実を理解しているとは考えない方が良い。

「現代的な課題に合わせた提案がある」というよりは、「昔に戻せば解決する」という主張があるだけだ。

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「仕事なんてやりたくない」「家庭の中で専業主婦している方が幸せなのに」「結婚して子ども生んで子育てするのが女性の幸せでしょ」
という考えの女性は今でも多いだろうし、そういう保守的な女性にはウケが良いのかもしれない。



とある分野においては女性の方が男性よりも保守的な思想を持っているということは内閣府の調査などからも示されている

一概に「全般的に40代以上となると女性のほうが男性よりも保守的な考え方の人が多い」とは言い切れませんが、特定の領域においてはその傾向が見られるというデータがいくつか存在している。

最新の調査結果は「男女共同参画社会に関する世論調査(令和6年9月調査)」。過去の調査結果もアーカイブされている。
「男女共同参画白書」も世論調査の結果を基に作成されており、より総合的な分析が掲載されている。

特に内閣府が定期的に実施している「男女共同参画社会に関する世論調査」は性別役割分業意識や、社会における男女の地位の平等感などについて、詳細なデータを提供しているのでこの中身が重要と思われる。

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