頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

よくわからんけど、「鬼滅の刃」で獪岳に理解や共感を示す人が多いらしい



獪岳、善逸戦の最初の会話がやっぱり辛いんだよなぁ

「なんで鬼になんかなってんだ」
からの
「雷の継承権持ってるやつが……」

の下り。善逸に一切非がないから余計にしんどいんだけど、獪岳目線で聞くとさ

1個目のセリフは獪岳の気持ちを聞いているようなのに、2個目のセリフで、大事なのは

獪岳の気持ちではなく、じいちゃんが死ぬのが分かっててなんでそんな事したのか。って話に切り替わるからさ

これ、初手で2個目聞かれるよりムカつくんですよね

「あー、はいはいお互い想い合ってて麗しい事で。で?それ、俺になんか関係ある?」ってなるのよなぁ。私も卑屈だから分かるんだが



じいちゃんと善逸の間に入り込めない絆を感じれば感じる程、自分で自分を合理化するのを強めるしかないんですよね

最後の「やっぱり贔屓してやがった」もさ、贔屓してて欲しいんだよ。自分が蔑ろにされてたのが、特別に認められなかった原因をそれにしたいんだよ。疑ってるというより、そうじゃないと合理化が揺らぐから。揺らがせないで欲しい。ちゃんと心から嫌いになりたいんだよな

あの戦い、ずーっと「こんなものいらないんだ」って自分に言い聞かせてるようで辛い。言い聞かせないと捨てられないんだよね。それが正しくなくても、そうしないとやってられない





そもそも黒死牟に血をもらった時の台詞の「あの方に認められれば我らの仲間になる」なのもうまいよな

わぁ……獪岳の欲しかったものじゃん。ってなる

血に適応できない者ではなく、適応できた『特別な』者となり、実力を認められて、『仲間』になる



鬼になりたくてなったわけじゃないけど、あそこで『仲間になれて』しまえたことで結果として、求めていたものを与えられてしまったんだよな

でも、鬼って存在自体が無惨様という『個』を成り立たせる為のものだから、あそこで得られる承認って、結局人の時代に本人が求めていた承認とは異なってて、結局行き着く先にあるのは「絶対者の気持ち一つで、いらなくなったらおしまい」なの


だから、持ってた善悪も関係も全て捨てて憎まれてまで飛び込む場所としては、獪岳に関しては不完全に見えて、やるせない気持ちに私はなるんだよね

幸せの箱を埋めたつもりなのに、また見えない穴から幸せが零れ落ちてしまいそうでさ



鬼への感情移入の仕方が大抵

「それ以外選べなかったろうけどその先にあなたが本当に求めてるものは無さそうで、その幸せであなたが満足出来無さそうで辛い」なので

真実はどうあれ、私の目にそう写っちゃった子を好きになってるかもしれない

「やってる事の割に求めてる幸せが、人間誰もが欲しいであろう素朴なもの」ってキャラに落ちやすいかも













今の私はこれらの言い分をすべて理解した「うえで」全く同情する気持ちにならなかったが、まぁこういうのに共感してしまう心理状態のときがないとは言い切れない

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