頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

「うたごえはミルフィーユ」 10話(完) とても良かったです(こなみかん)

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私達、考えることも目指すものも全部違うし違うものでいいんだってわかった
でも、アカペラやってるときくらいは一緒でいいよね
だから私はアカペラが好きだよ

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OP曲のフルがアニメの内容を全て含んでいるので、この曲だけでも聞いてほしい。


この曲は、カラオケでぜひ歌いたいなーって思ってます




新入部員たちが成長していき、玲音もまたアカペラが大好きになってまだ先に行きたいという時。

時間が止まって欲しいというアイリが、夢が覚めてしまう不安を書き留めつつ

「思い出話をしよう」とうたの話を受けて未来のことを曲にする。

ストーリー自体がハーモニーになっており、そのハーモニーを歌として表現する。

OPの曲はこの時のためにアイリが作る曲だった。

音楽の中なら言っても良いんですよ。そういうもんです

アイラブユーを恥ずかしげ無く言えるのはミュージシャンの特権ですから

格好つけないでください。

私達まだこどもなんで、間違ってもいいじゃないですか!

ぶつかって傷つけたら、ゴメンでいいじゃないですか!


玲音がみんな、アイリに合わせることで歩みを止めてしまっていたという調和・今というアカペラの要素をそうして話に埋め込みつつ、

しかし変化を肯定しある種の流動体としてのハーモニーを描くような趣向を感じる。

地域のクリスマス会というのが本当に地元の小規模のものであり、子供や保護者相手に歌と観客の場が描かれるのが良かった。

学校でのパフォーマンスもそうだけれど、歌を歌うという行為につて最小構成から再出発する感じがある。

パラボラの聖だって、そんな小さな場から始めた経験があるはずだろうし、そういう初心を思わせる。

アカペラというマイナーな部活をテーマにしているにも関わらず

・キレのある会話劇とアカペラをめぐる技術論の説得力の高さ
・上位グループのパフォーマンスのすごさ
・そして部員同士ぶつかり合うやりとりの容赦なしの踏み込み

などなど非常に見応えのあるアニメでしたね。OPが最後に生きる構成も良かった。




ちゃんと全てのキャラの問題を解決した上で、解決の場としてみんなでアカペラをする。とてもきれいな終わり方

変わることって怖いです。

ドキドキします。

でも知らない自分に会える予感がします。

それに身を任せても良いかなって今は思えるんです

私は部長に変えてもらった自分を好きになるので

部長にも好きになってほしいし・・・一緒に変わりたいです。部長と


頑張ってる姿、見せるから。

どうか進むことを恐れないでほしい



今がずっと続けばいいというアイリに

・自分はアイリ達の導きで変われたし、変わった自分を好きでいたいし、お互いに変わり続ける中でおばあちゃんになっても再会して思い出話をしたいというウタ。
・歌の中でなら隠してる本心をさらけ出していいと励ますムスブ。
・レイレイの大人ぶった体面の取り繕いを喝破し叱咤するクマちゃん。
・後輩達の成長が物凄く眩しいと共に彼女達の頑張りで「テトテ」のアイデンティティが形成された

その事の感慨が小さなライブというカタチになって体現されるのが素晴らしかったです。

私達はただの部活で、すっごいことはできないんですけど
これからの人生もいいことあるって思えるような今日にしたいと思います!



変化と成長と競争の象徴として配置されたパラボラに対して、
半径数メートルを大事にして変化を厭うアイリの考え方(思い入れ)は
現代社会においては停滞のイメージで受け取られてしまいがちだけれど・・・

自由と競争に伴い人生に常に変化がつきまとう社会は
人間の営みの原初から所与のものじゃなく、たかだか数百年前かそこら前から段階的にそうなってきた訳で、
家庭や地域を大事にするマインドの人もアイリの感覚は共有してるんじゃないかなと思える。


聖のように変化や成長・競争して上を目指す姿勢を肯定しつつも
アイリのように動けない人もうまく包み込む優しい話でした。



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