頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

世界各国のメディアが高市早苗さんをどのように報道したか 「彼女はガラスの天井を破ったが、フェミニストではない」

なんとなく産経がこういうことをやってくるだろうなと思ってたので、色んな国のを並べておくことにした。
www.sankei.com



参考程度にどうぞ。





とりあえず重要な3社

AP通信

apnews.com
高市氏の登場を歴史的な出来事と認識しつつも、その政策がジェンダー、外交、経済の各分野で内包する課題とリスクに焦点を当てることで、国際社会の期待と懸念が入り混じった視点を浮き彫りにする。

人物評価:「超保守的なスター」としての描写

AP通信は、高市氏を「強硬な超保守派(hard-line ultra-conservative)」であり「中国タカ派(China hawk)」と明確に位置づける。
その政治姿勢のモデルとしてマーガレット・サッチャー元英首相を敬愛している点を指摘し、
彼女の保守的なビジョンが安倍晋三元首相の思想を継承するものであることを示唆。
人物像については、総裁就任後に「ワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言し、
「仕事、仕事、仕事に励む」と宣言した「仕事の鬼(workaholic)」としての一面を紹介する。
一方で、学生時代にはヘビーメタルバンドのドラマーやバイク乗りであったという意外な過去にも触れ、その多面的なキャラクターを描写。

国内政治への影響予測:ジェンダー問題のパラドックス

AP通信は、高市氏が日本の初の女性指導者となりながら、ジェンダー平等に関する政策では保守的な立場を取るという矛盾点を指摘。
彼女が夫婦別姓や同性婚に反対していることを挙げ、その思想を「男性重鎮に好まれる時代遅れの考え(old-fashioned views favored by male party heavyweights)」と評する。
同時に、彼女が「内閣の女性閣僚を大幅に増やす」と公約している点にも触れ、その矛盾を際立たせる。
専門家の見解として、彼女のリーダーシップはジェンダー平等の象徴となるどころか、
逆に「女性の地位向上を後退させるかもしれない(might actually set back women’s advancement)」という深刻な懸念を提示。
指導者の性別という象徴的な意味と、その政策がもたらす実質的な影響とが乖離しうるという、ジェンダー政治の複雑な現実を浮き彫りにする分析。

国際関係への影響予測:近隣諸国との関係悪化懸念

外交面では、高市氏が「戦時中の歴史に関する修正主義者(wartime history revisionist)」であり、靖国神社を定期的に参拝している事実を重く見る。
この歴史認識と行動が、「中国や韓国との関係を複雑にする可能性がある(may complicate ties with Beijing and Seoul)」と明確に指摘し
彼女の国家主義的な姿勢が東アジア地域の安定にとって新たな火種となりかねないという警戒感を強くにじませる。

経済政策への影響予測

経済政策に関しては、安倍元首相の保守的なビジョンを支持し
「成長のための財政支出拡大(more fiscal spending for growth)」を求めていると簡潔に評価。
アベノミクスの路線を継承し、積極的な財政出動によって経済の再活性化を目指す姿勢を伝える。



ガーディアン(左翼系クオリティペーパー)

www.theguardian.com

高市氏の登場をイデオロギー的な観点から深く掘り下げ、特に彼女の右派的な信条が国内外で新たな対立の火種となるリスクを警告する。

人物評価:「右派」のイデオロギー

ガーディアンは、高市氏を安倍元首相とイデオロギー的に直結した「右派(rightwinger)」と明確に定義。
選挙討論会での「Japan is back」という英語での発言を冒頭で引用し、これが彼女の国家主義的で安倍路線を継承する世界観を力強く要約している。
また、彼女が自身の政治的インスピレーションの源としてマーガレット・サッチャー元英首相を挙げ、
「強く豊かな日本」の建設を目指している点を紹介。
彼女の勝利が、穏健派であった石破茂前首相の時代を経て、自民党が再び右派的な政策へ回帰することを示唆している。

国内政治への影響予測:移民問題への注力と伝統的価値観

国内政策において、高市氏が選挙キャンペーンで移民問題に大きく焦点を当てたことを、特筆すべき戦略として取り上げる。
ガーディアンは、これを「右派の少数政党に流れた支持者を取り戻すための試み」と分析し、
近年の選挙で自民党から離れた保守層の票を、反移民的なメッセージで引き寄せようとする狙いがあると指摘する。
また、彼女が同性婚や夫婦別姓に反対し、伝統的な家族観を重視する姿勢も、その保守性を象徴するものとして報じられる。

国際関係への影響予測:中国批判と近隣諸国との摩擦

外交面では、彼女の姿勢が東アジアの緊張を高める可能性について強い懸念を示す。
高市氏が中国に対して批判的であること、そして戦時中の日本の行動に関する
「修正主義的な見解(revisionist views on Japan’s wartime conduct)」を持っていることが、
「近隣諸国との摩擦を引き起こす可能性がある(could cause friction with Japan’s neighbours)」と報じる。
特に、有罪判決を受けた戦争犯罪人も合祀されている靖国神社への定期的な参拝は、
彼女の歴史認識を象徴する行動として挙げられ、韓国や中国との関係悪化は避けられないとの見方。

経済政策への影響予測:積極的な財政出動

経済政策については、安倍元首相の経済思想を継承し、停滞する経済を刺激するために
「積極的な公共支出(aggressive public spending)」を支持していると簡潔に報じる。
財政規律よりも経済成長を優先する姿勢を示すものであり、彼女の政権が大規模な財政出動に踏み切る可能性を示唆する。




ブライトバートニュース(アメリカの保守系ニュース)

https://www.breitbart.com/news/sanae-takaichi-set-to-become-japans-first-female-prime-minister/
ブライトバートの論評は、高市氏を安倍路線の正統な後継者とみなし、経済再生と保守層へのアピールという観点から、その登場を課題も指摘しつつ、基本的には肯定的に報じる。

ブライトバートが経済と国内保守層の視点から高市氏を評価するのに対し、ガーディアンはよりイデオロギー的な側面、特に彼女の歴史観が国際社会に与える影響に警鐘を鳴らすということで対照的。

人物評価:「安倍氏の弟子」とサッチャー氏との比較

ブライトバートは、高市氏を「安倍晋三氏の弟子(protege of Shinzo Abe)」であり、「強硬な保守派(hardline conservative)」として紹介。
テンプル大学のジェフ・キングストン教授のコメントを引用し、高市氏が自身をマーガレット・サッチャー氏になぞらえている点に言及するが、
キングストン教授が「財政規律の点ではサッチャー氏とは正反対(anything but Thatcher)」と鋭く指摘している点も併記し、両者の経済思想の違いを明確にする。
さらに、「癒やし手ではない(not much of a healer)」という評価も紹介し、彼女の強硬なスタイルが党内融和や国民統合の妨げになる可能性を示唆する。

国内政治への影響予測:右派への回帰と党内融和への課題

キングストン教授の分析に基づき、
高市氏のリーダーシップは自民党の「右派のDNA」に回帰し、「右派の有権者を取り戻すには良い立場にいる(good position to regain the right-wing voters)」と評価。
しかしその一方で、その強硬な路線は「より幅広い国民の支持を犠牲にする(at the expense of wider popular appeal)」リスクを伴うと指摘する。
また、党内の対立を「癒やす(healing the internal party rift)」ことには成功しないだろうとの見方が示されており、
彼女の政権運営が党内の亀裂を深める可能性も示唆されている。

国際関係への影響予測:対米交渉における強硬姿勢

外交政策、特に米国との関係において、高市氏が他の候補者とは一線を画す強硬な姿勢を見せている点に注目。
総裁選の候補者の中で唯一、トランプ前大統領と結んだ関税協定の再交渉を検討した人物であると紹介し、
「我々は断固として発言しなければならない(we must speak out firmly)」という彼女の発言を引用。
これは、同盟国である米国に対しても、日本の国益を最優先する国家主義的な外交を展開することを示唆する。

経済政策への影響予測:「アベノミクス」の復活

ブライトバートが最も重視するのは経済政策。停滞する日本経済のカンフル剤としての「アベノミクス」復活への期待と、保守派有権者の支持を固めるという国内政治的側面に強く焦点を当てる。
日本が高インフレと賃金停滞に直面している現状に対し、
高市氏が「大規模な財政支出と低金利での借り入れ(high fiscal spending and cheap borrowing)」を特徴とする経済ビジョン「アベノミクス」を復活させると誓っている点を詳述する。
これは、経済成長を最優先課題とする保守派の期待に応えるものとして、彼女の政権の根幹をなす政策として報じられる。



その他

ワシントン・ポスト
https://www.washingtonpost.com/world/2025/10/04/sanae-takaichi-japan-prime-minister/
高市新総裁に対して極めて批判的であり、彼女のリーダーシップが国内外に深刻な課題をもたらすという手厳しい見通しを示す。

人物評価:「強硬保守の安全保障タカ派」

ワシントン・ポストは、高市氏を「強硬な保守派の安全保障タカ派(hard-line conservative security hawk)」と紹介。
記事の核心的な指摘は、「彼女はガラスの天井を破ったが、フェミニストではない(she broke the glass ceiling, but she is no feminist)」という一文に集約される。
これは、日本初の女性首相という歴史的快挙の裏で、彼女の政策がジェンダー平等の理念とは相容れないものであるという、痛烈な皮肉を込めた評価。

国内政治への影響予測:女性の地位向上には繋がらない可能性

この「フェミニストではない」という評価に基づき、同紙は、初の女性首相の誕生という事実にもかかわらず、
高市氏の政策が実際に日本の女性の地位向上に貢献する可能性は低いと断じる。
夫婦別姓や同性婚への反対といった彼女の保守的な社会観は、むしろ伝統的な性別役割分業を強化しかねないと分析。
女性リーダーの登場という表面的な変化に惑わされることなく、その政策の実質を見極めるべきだという警鐘を鳴らす。

国際関係への影響予測:「ジャパン・ファースト」外交と近隣諸国との関係

外交政策に関して、高市氏が掲げる国家主義的な「ジャパン・ファースト(Japan-first)」外交に強い警戒感を示す。
彼女が自国の国益を最優先する姿勢を強調している点に注目し、専門家の見解として、
彼女の台頭が「中国との関係を複雑にし、韓国との関係改善努力を損なう可能性がある」と報じる。
さらに、彼女が「戦後の謝罪はもはや必要ない」という考えを持っていること、
靖国神社への参拝を繰り返してきたこと、そして「奈良の鹿を蹴る外国人」といった外国人に対する否定的な発言にも言及し、
これらの言動が国際社会からの孤立を招きかねないと懸念。

ロイター

https://www.reuters.com/world/asia-pacific/inspired-by-thatcher-japans-pm-in-waiting-takaichi-smashes-glass-ceiling-2025-10-04/
ロイターの報道は、高市氏のリーダーシップがもたらすであろう経済的、外交的リスクをバランス良く指摘し、国際金融市場や外交関係者が抱くであろう懸念を的確に代弁する。

人物評価:「国家主義的なノイズメーカー」と「財政ハト派」

ロイターは、高市氏がマーガレット・サッチャー元英首相を敬愛していると紹介しながらも、
彼女を、外交・安保面では「国家主義的なノイズメーカー(nationalist noise-maker)」でありながら、
経済政策においては「財政ハト派(fiscal dove)」であると評し、その複雑な性格を描写。
この二面性が彼女の政権運営を予測困難にしていると示唆する。
また、彼女の母親が警察官で、父親が自動車産業に従事していたという経歴に触れその大衆迎合的な魅力の背景にある文脈を提供する。

国内政治への影響予測:保守的な社会観と男性からの高い支持

国内政策においては、彼女が内閣における女性閣僚を増やすと約束している一方で、
同性婚や夫婦別姓に反対するなどの保守的な社会観を持っている点を指摘。
世論調査の結果として、彼女の支持層が女性よりも男性に多いという事実に光を当て、
彼女の政策が必ずしも全ての女性から支持されているわけではないことを示唆。
また、選挙演説で「観光客が奈良の鹿を蹴っている」と不満を述べたエピソードにも触れ、彼女が一部有権者の排外的な感情に訴えかけている側面を伝える

国際関係への影響予測:中国との摩擦と台湾との連携

外交面では、その国家主義的な姿勢が「強力な隣国である中国との摩擦を煽る可能性がある(could also stir friction with powerful neighbor China)」と強い懸念を表明。
靖国神社への参拝や憲法改正を目指す姿勢は、地域の緊張を高める要因と見なされると分析。
さらに、台湾との間で「準安全保障同盟(quasi-security alliance)」を結成する可能性を示唆したことに言及し、
これが地域の地政学的バランスを大きく揺るがしかねない、非常に踏み込んだ発言として注目。

経済政策への影響予測:投資家の懸念

ロイターの分析で最も強調されるのは、経済政策がもたらすリスク。
故・安倍晋三元首相の弟子として「アベノミクス」を支持し、支出拡大や減税を求める彼女の姿勢に対し、政治アナリストが警鐘を鳴らしている。
世界で最も債務の多い経済の一つである日本の財政状況を鑑みれば、
彼女の拡張的な財政計画は「投資家の信頼を揺るがす可能性がある(could rattle investor confidence)」と厳しく指摘し、
経済成長の追求が国家財政を危機に陥らせるリスクを内包していると評価。

ル・モンド(フランス)

https://www.lemonde.fr/international/article/2025/10/04/japon-sanae-takaichi-elue-a-la-tete-du-parti-liberal-democrate-et-en-passe-de-devenir-la-premiere-femme-a-diriger-le-pays_6644383_3210.html
ル・モンドの分析は、高市氏の「国家主義者」としての側面に強い焦点を当てつつも、女性閣僚の登用を公約するなど、一筋縄ではいかない彼女の政治家としての側面も描き出す。


人物評価:「急進的な国家主義者」
ル・モンドは、高市氏の人物像を「急進的な国家主義者」という強い言葉で特徴づける。
これは、単なる保守派というレベルを超え、国家の主権や伝統を最優先するイデオロギーを持つ政治家であるとの評価。
記事は、彼女が国防と経済安全保障を政策の柱に据える強硬派であり、その姿勢が今後の政権運営の基調となると分析。


国内政治への影響予測:保守的な社会観と女性閣僚登用の約束
国内の社会政策に関して、ル・モンドは彼女の保守的な価値観に注目。
特に、夫婦が同姓を名乗ることを義務付ける法律の改正に反対している点を挙げ、
彼女の社会観が「すでに保守的な自民党の中でも右派に位置付けられる」と指摘。
その一方で、選挙演説において、
内閣における女性閣僚の比率を「北欧諸国と同等(comparable to the Nordic countries)」の水準まで引き上げると約束したという興味深い側面にも光を当て、
保守的な社会観と現代的な公約が同居する、彼女の複雑な政治姿勢を浮き彫りにする。


国際関係への影響予測:移民・観光客への強硬姿勢と対米関係
国際関係の文脈では、彼女が移民問題と外国人観光客問題に強硬な姿勢を示したことが、総裁選の主要な争点であったと指摘し、
これがグローバル化の流れに逆行する動きであると論じる。
また、対米関係においても、既存の協定が日本にとって「不公平または有害(unfair or harmful)」であると判断すれば、
関税の再交渉をためらわないと発言した点を強調し、
同盟国に対しても国益を前面に押し出す強気な外交姿勢の表れと分析する。
さらに、物議を醸す靖国神社への定期的な参拝にも触れ、近隣諸国との関係悪化のリスクを指摘する。



FOXニュース

https://www.foxnews.com/world/japan-poised-first-female-prime-minister-after-ruling-party-elects-sanae-takaichi-new-leader

FOXニュースデジタル(Fox News Digital)は、高市氏を「保守派のリーダー」(Conservative leader)であると強調し、彼女の選出をアジアの主要なニュースとして扱っています。
報道の主なポイントは以下の通りです。

1. 歴史的な意義と保守的な背景
◦ 高市氏は、与党・自由民主党(LDP)によって新総裁に選出された後、日本初の女性首相となる道筋にあると伝えられました。
◦ 彼女は**「強硬な保守派」(hard-line conservative)**であり、イギリスのサッチャー元首相を自身の英雄として挙げている点が特筆されています。
◦ 高市氏は、連立政権を維持し、国民の支持を回復するために新総裁に選ばれ、前首相の石破茂氏の後任となります。

2. 政策面と国際関係へのスタンス
◦ 高市氏は、日本の軍事力強化を要求しており、中国と北朝鮮に対してより強硬な姿勢をとることを提唱しています。
◦ 社会問題に関しては、同性婚に反対し、ナショナリストグループとの関係を維持していることも指摘されています。
◦ 彼女は、党内選挙の決選投票で農業大臣の小泉進次郎氏を破りました。
◦ 高市氏は、大統領に就任する予定のドナルド・トランプ氏との首脳会談の可能性に直面しており、トランプ氏が日本に防衛費の増額を要求するかもしれないと報じられています。この会談は10月下旬に予定されているアジア太平洋経済協力会議(APEC)サミットに合わせて計画されていると伝えられています。

3. 党内の状況
◦ 自民党は過去1年間の選挙で敗北を喫しているものの、下院では依然として最大政党であり、連立政権を維持するために中道的な公明党などの野党勢力との連携拡大を模索する可能性が高いと報じられています。







台湾

https://www.yna.co.kr/view/AKR20251004025500073

1. 高市氏の台湾関連のスタンスの強調

中央社は、高市早苗氏が日本の次期首相になる見込みであることと関連して、彼女が「台湾有事は日本有事」という見解を認めている(認同台灣有事即日本有事)ことを報じています。 また、高市氏が日本の初の女性首相となる可能性に際して、蔡英文総統に憧れている(憧憬蔡英文)という点も、中央社の動画・速報の見出しで伝えられています。

2. 台湾総統からの反応

高市氏が自民党の新総裁に選出されたことを受け、蔡英文総統はメッセージを投稿し、幸運を祈った(蔡英文發文祝好運)と報じられています。

3. 中国の反応の報道

中央社は、高市氏が日本の首相に就任する見通しが、中国国内で関心を集めており、「負の評価が殺到している」(負評如潮)状況であることを伝えています。さらに、北京が高市氏の自民党総裁当選を受け、対中関係について「積極的かつ理性的であることを望む」(希望對中積極理性)という見解を示したことも報道されています。




中国(検索するとなぜか朝日新聞ばかり出てきたので他の人調べて…)
https://www.asahi.com/articles/ASTB42QTHTB4UHBI017M.html

中国のSNS(微博)では関連投稿がアクセスランキングでトップになるなど、国内で極めて高い関心を集めています。
しかし、論調は概して保守派である高市氏への批判的評価が目立ち、「負の評価が殺到している」(負評如潮)状況です。
中国メディアは高市氏を故安倍晋三元首相の「継承者」であり、「日本の右翼政治家の代表人物の一人」と位置づけました。
特に「中国への侵略の歴史を否定し、何度も靖国神社を参拝した」という歴史認識が強調され、高市氏は「中国タカ派」(China hawk)であると見なされています。
彼女の国家主義的な台頭や修正主義的な歴史観は、今後の日中関係を複雑にする可能性があると専門家は見解を述べています。
また、高市氏が目指す英国のサッチャー元首相のような指導者になれるかについては、日本国内の経済問題を理由に「まだ大きな疑問符が残る」との懐疑的な見方も示されています