頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

しみけんさんの記事の反応を分析してみたら、はてブ民は「論理的な矛盾」に強く反応し、Twitter民は「カスハラへの嫌悪」や「Googleマップの使い方の下手さ」という部分に強く反応することがわかった

ameblo.jp

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お客様の投稿内容について、「正しいか間違っているか」という二元論ではなく、いくつかの視点から分析し、その行為の是非を検討します。


1. 投稿の「正しさ(是)」の側面

お客様の投稿には、自身の経験に基づく「インフォメーションの対応への不満」という点で、正当性があると言える部分があります。

問題提起の正しさ: 顧客体験として「期待と現実の大きな乖離」が生じたこと、そしてその原因がインフォメーション側のプロフェッショナルな対応不足にあると感じたことは事実です。

「18分では行けないことはわかっていたはず」という推測は、空港の係員であれば妥当である可能性が高いです。その乖離を指摘しなかったことは、顧客目線で見れば「仕事のできない対応」と感じるのも無理はありません。



怒りのメカニズムの正しさ: 怒りの原因が「時間と負の感情の消費」にあり
「仕事の出来無さ」を問題視しているという自己分析は、多くのビジネスパーソンが共感できる視点です。




2. 投稿の「不適切さ(非)」の側面
一方で、「怒りのままインフォメーションを吊し上げる文章」という点では、不適切さや過剰な表現が含まれています。

1️⃣個人攻撃(吊し上げ)の不適切さ:
「あの人は一生うだつの上がらない人生で、お金が無いことを世の中のせいにしていればいいと思った」という表現は
具体的な対応への批判を超え、相手の人生や人格を否定する極めて強い非難であり、ハラスメントや中傷に近づく可能性があります。

この種の強い個人攻撃を含む文章を公開することは、社会的な「吊し上げ」行為と見なされ、過剰なバッシングを招くリスクがあります。


2️⃣客観性の欠如:
お客様の感情が強く出ているため、「タクシー代で7000円ほどかかった」という情報の正確性や、インフォメーション側の事情(なぜそのルートを案内したのか、なぜ時間差を指摘しなかったのか)といった客観的な事実の検証が欠落しています。

自身の「ドリルの穴理論」を相手に投影し、その理論に沿わない対応を極度に批判していますが、インフォメーションの「仕事の範囲」が、そこまで広範な提案を含むかは、組織やマニュアルによって異なります。

つまり、お客様が「提供されたサービスへの不満」を表明し、仕事の質の向上を求めることは正当な批判ですが、「個人の人生全体を否定する」レベルまで言及することは、公共の場での発信としては不適切であると言えます。




AIは「フォロワー数などの影響力」を考慮するのか・・・

有名人であり、特にX(旧Twitter)で55万人のフォロワーを持つ「しみけんさん」が発信しているという事実は、この出来事と投稿の評価を大きく変えます。

影響力を持つ人物の発言は、単なる一人の体験談ではなく、社会的な影響力を伴う行為として評価されるからです。


しみけんさんの投稿は、「空港サービスの問題点を広く知らしめ、改善を促す」という点では極めて効果的であり、正当な社会批判としての側面が強化されます。

しかし、その投稿が「あの人は一生うだつの上がらない人生で...」といった、係員個人を強く攻撃・断罪する内容を含んでいるため、その影響力の大きさゆえに、倫理的・社会的な「非」の側面も強まると評価されます。

👉 フォロワー55万人という影響力は、批判の正当性を高める一方で、個人攻撃的な表現の危険性を劇的に高めていると言えます。



AIはしみけんに対して割と肯定的だが、ネット民は9割がしみけん批判に

この一件は、単なる「道案内の失敗」ではありませんでした。

炎上の本質は、「有名人による自己責任の欠如」(はてブ)と
「権力勾配を利用した倫理的な問題行動」(Twitter)という、

2つの異なる、しかし強力な批判軸によって形成されました。

人々が反応したのは「時間の損失」ではなく、「公人としての振る舞いがクズ」の部分だったのです。



まぁ本人が「ひかりかがやくクズでありたい」っていってるからこの振る舞いは意図的なものだと思いますが。

これで好感されるとは思ってないでしょうし、頭が良いと思われることもないことくらい百も承知の上でしょう。

むしろ自分のクズな部分、一部の女性が大好きな「自分にだけは優しい野性的で暴力機な男性」みたいなイメージでファンにアピールしたかったのかなと。




はてなブックマークの反応についての分析

しみけんさんのブログ投稿に対する多様な視点、特に批判的な見方が支配的であることを示しています。主な批判点は、しみけんさん自身の「計画とコミュニケーションのミス」に集約されています。

反応全体から読み取れるのは、しみけんさんのブログ投稿が、
読者コミュニティから「自己責任を棚に上げた、感情的な八つ当たり」として認識され、強い批判を受けているということです。
読者は、インフォメーションの係員にも「18分は無理」と念押しすべき程度の配慮はあったかもしれないとは認めつつも(inkeikun, sirikodama)、
根本的な原因はしみけんさん自身の計画、情報収集、そしてコミュニケーション方法にあると判断しています。


Twitterの反応についての分析

Twitterの反応は、はてブと同様にしみけんさんの行動(特に他責思考)を強く批判していますが
その表現はより直接的で、攻撃的です。短い言葉で「カスハラ」や「責任転嫁」と断じることで
このブログ投稿を「影響力のある人物による公的な八つ当たり」として認識し、それに反発している構造が明確に読み取れます。


自己責任論
しみけんさんの情報確認・設定ミスに原因があると断定する声。インフォメーションの係員には責任がないという主張です。

他責思考の批判
ブログの内容を「自己の失敗を他人に押し付ける行為」として、非常に強い言葉で非難しています。「カスハラ脳」という表現は、この一連の行動をカスタマーハラスメントの一種と見なしていることを示唆します。

皮肉・嘲笑
ブログタイトルで「仕事のできる人」を語りながら、実際には「仕事のできない人」の典型的な行動をとっている、という皮肉が含まれています。

同情
わずかながら存在します。

はてブ民とTwitter民の性格の違いについて分析







現代のインターネット炎上は、この二つの精神性が同時に発火することで成立します。


はてブが「理論的根拠」(なぜそれが悪いのか)を与え、


Twitterが「感情的な拡散力」(それが悪いという感情の共有)を提供する。


この事案は、個人の行動が知的な矛盾と社会的倫理という二重の観点から審査された結果と言えます。