頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

SP500やオルカンが上がり続けるために必要な「次世代のM8」候補はどんな企業?

note.com

いまはマグニフィセント・セブン+1が世界中から資金を吸い上げることで株価が上がり続けているSP500ですが


さすがに資金の集中度が高まりすぎている中で、AI競争によって利益率が下がるリスクが有り、SP500神話が崩壊するかもと言われてはいます。


特にNVIDIAは2026年後半(Rubinへの入れ替わり時期)に調整が入るだろうし

AI開発戦争が集結すると言われる2028年以降は一気に需要も利益率もしぼんで時価総額が3分の1~5分の1くらいまで凹むのではないかとも言われています。

トップ企業の時価総額が1/5まで凹めばさすがのSP500も調整を免れないかもしれません。


SP500やオルカンは銘柄入れ替えをするから大丈夫というの人もいますが
さすがにこのレベルになると銘柄の入れ替えでは対応ができません。




そういう時には、M8の代わりになりうる企業が出てくるかどうかがSP500の運命を決めると思います。

日経平均についても、銀行系などの復活もありますがそれだけではなく

リーマンショックの頃にはまだまだ小さかったユニクロや東京エレクトロン、ソフトバンクGなどが成長することで最高値を取り戻すことができたという要素があります。



M8(マグニフィセント・セブン+1)が成長に対して過大評価されすぎていたものが逆流した時に新しいスーパースターの存在は必要であろうと思います。



とはいえ、M8を倒すにはどれくらいの壁があるか、数字で見るとその「絶望的な差」がわかります。

・M7の巨人(NVIDIA、Apple、MSなど): 時価総額 300兆円〜500兆円 クラス

・ブロードコム: 約 120兆円〜150兆円



あまりにも差がつきすぎている中で、次世代のM7がどこから生まれるのかを知るために、アメリカのつよつよ企業をチェックしていきましょう。


次世代のM7と言われている企業は、ブロードコム以外はまだ小さい

① ブロードコム(Broadcom):すでに「8社目」の存在  約 120兆円〜150兆円

役割: AIや通信の「裏方(インフラ)」。NVIDIAが派手なGPUを作る横で、それらを繋ぐ通信チップで独占的な強さを持ちます。

見通し: すでに時価総額でテスラを抜き去っており、実質的に「M7の一角」に入りつつあります。

安定感が抜群なので、崩れそうなM7(例えばEVで苦戦するテスラ等)の席を奪う筆頭候補です。



② パランティア(Palantir):AIの「OS」になれるか  約 15兆円〜20兆円(M7の約1/20)

役割: 企業や軍隊の意思決定をAIで支援する「頭脳」。

M7への挑戦権: 今のM7(GoogleやMeta)は「広告」や「BtoC」で稼いでいますが、次の時代が「BtoB(企業や国家のAI化)」中心になれば、主役が交代する可能性があります。

壁: マイクロソフトが最大のライバルとして立ちはだかっています。ここを突破しない限り、M7入りは厳しいです。



③ IonQ:最大のワイルドカード(量子コンピュータ) 約 2兆円〜3兆円(M7の約1/150)
役割: 今のコンピュータとは次元の違う計算機。

M7への挑戦権: これが最も「M7を破壊する」可能性があります。もし量子コンピュータが実用化され、「NVIDIAのGPUによるAI学習」が時代遅れになったとしたら? その瞬間、NVIDIAの帝国が崩れ、IonQが新しい王になるというシナリオです。

リスク: 技術的に成功するかまだ未知数で、100倍になるか0になるかの賭けです。




現時点でM7の周囲を固めている企業


銀行や石油、小売といった「オールドエコノミー」を除外した、テクノロジーやバイオヘルスケア分野の成長企業は以下の通り。


1️⃣第1グループ:AI・半導体インフラ(M7を支える、あるいは脅かす存在)
1. TSMC (台湾積体電路製造)

国籍: 台湾

時価総額: 約120〜140兆円(アジア最大)

事業内容: 世界最強の半導体製造ファウンドリ。 NVIDIAもAppleも、ここの工場がなければ製品を作れません。AIチップのほぼ100%を独占生産しています。

成長率: 売上高成長率 20〜30%。AI需要で爆発的に伸びており、実質的に「世界で最も重要な会社」です。



2. Oracle (オラクル)

国籍: 米国

時価総額: 約70〜80兆円

事業内容: データベースの帝王ですが、近年クラウド(OCI)とAIインフラで復活しました。AWSやAzureよりも安価で高速なAI用クラウドを提供し、MicrosoftやOpenAIとも提携しています。

成長率: クラウド部門は**45〜50%**の成長。会社全体では1桁後半〜10%程度ですが、利益率と期待値が急上昇しています。


3. ASMLホールディング

国籍: オランダ

時価総額: 約40〜50兆円

事業内容: 半導体露光装置の独占企業。 最先端のチップを作るための機械(EUV露光装置)を作れる世界で唯一の会社です。TSMCもここから機械を買わないと製造できません。

成長率: 売上高成長率 10〜15%(シリコンサイクルにより変動あり)。AIブームの根幹を握っています。


4. AMD (アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)

国籍: 米国

時価総額: 約35〜40兆円

事業内容: NVIDIAの唯一のライバル。 CPUとGPUの両方を手掛けます。NVIDIAの独占を嫌う巨大IT企業(MicrosoftやMeta)が、代替案としてAMDのAIチップを大量購入しています。

成長率: データセンター(AI)部門は80%超の爆発的成長。会社全体ではPC市場の影響で波がありますが、AI特化で急伸中。



2️⃣第2グループ:バイオ・ヘルスケア(「肥満治療薬」というゴールドラッシュ)
AIブームと並んで、現在市場を牽引しているのが「GLP-1(肥満症治療薬)」を持つ2社です。これらはヘルスケア版のM7になりつつあります。

5. Eli Lilly (イーライリリー)

国籍: 米国

時価総額: 約110〜120兆円(ヘルスケア世界1位)

事業内容: 製薬大手。**肥満症薬「ゼップバウンド(マンジャロ)」**が大ヒット中。糖尿病やアルツハイマー薬でもトップクラスの開発力を持ちます。

成長率: 売上高成長率 20〜30%。製薬会社としては異次元の成長スピードです。

6. Novo Nordisk (ノボ・ノルディスク)

国籍: デンマーク

時価総額: 約60〜70兆円(欧州最大級)

事業内容: イーライリリーのライバル。**「オゼンピック」「ウゴービ」**という肥満症薬で世界的なブームを作りました。

成長率: 売上高成長率 20〜25%。生産が追いつかないほどの需要を抱えています。

7. Intuitive Surgical (インテュイティブ・サージカル)

国籍: 米国

時価総額: 約25〜30兆円

事業内容: **手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」**の独占企業。ロボット手術のプラットフォームを握っており、消耗品ビジネスで高収益を上げています。

成長率: 売上高成長率 10〜15%。安定したストックビジネス型の成長を続けています。



3️⃣第3グループ:ソフトウェア・プラットフォーム(SaaSとエンタメの王者)
8. Netflix (ネットフリックス)

国籍: 米国

時価総額: 約40〜50兆円

事業内容: 動画ストリーミングの絶対王者。競合他社(Disney+など)が赤字に苦しむ中、唯一**「値上げしても会員が増える」**という圧倒的なブランドと利益構造を確立しました。

成長率: 売上高成長率 15%前後。成熟企業と思いきや、広告プラン導入などで再成長しています。

9. Tencent (テンセント / 騰訊)

国籍: 中国

時価総額: 約60〜70兆円(中国最大)

事業内容: 中国版のMeta+SoftBank。 「WeChat」によるSNS支配と、世界最大のゲーム事業を持ちます。中国経済の影響を受けますが、テクノロジーの塊です。

成長率: 売上高成長率 8〜10%。規制の影響から回復基調にあります。

10. Salesforce (セールスフォース)

国籍: 米国

時価総額: 約40〜45兆円

事業内容: 顧客管理ソフト(CRM)の世界最大手。現在は**「AIエージェント(人の代わりに仕事をするAI)」**へ大きく舵を切っており、企業向けAIの本命です。

成長率: 売上高成長率 8〜11%。成長率重視から利益重視へ転換しつつ、AIでの再加速を狙っています。

11. ServiceNow (サービスナウ)

国籍: 米国

時価総額: 約30〜35兆円

事業内容: 企業の業務フローをデジタル化するプラットフォーム。地味ですが、**「導入した企業が解約しない」**ことで有名で、不況でも成長が止まらない優良企業です。

成長率: 売上高成長率 20%超。この規模で年20%成長を続ける稀有なSaaS企業です。

12. Adobe (アドビ)

国籍: 米国

時価総額: 約30〜35兆円

事業内容: Photoshopなどのクリエイティブソフト。生成AI「Firefly」を製品に組み込み、**「AIに仕事を奪われる側」から「AIを道具にして稼ぐ側」**への転換に成功しつつあります。

成長率: 売上高成長率 10〜12%。



4️⃣まとめ:M7の次に控える勢力図
鉄板のインフラ: TSMC、ASML(これらがないとM7も存在できない)

AI時代の新しい薬: Eli Lilly、Novo Nordisk(人類の欲望に直結する成長)

次世代ソフトウェア: ServiceNow、Oracle(企業のAI化を取り込む)

もし「M7以外」でポートフォリオを組むなら、これらの企業が核になるはずです。特にTSMCとEli Lillyは、現在のM7に匹敵する重要性と強さを持っています。




非上場だが、次世代のM7候補と言われているデカコーン企業

jp.reuters.com

No.1 SpaceX(スペースX)

評価額: 8000億ドル(約124兆円)

M7との比較: この規模は、ブロードコム(Broadcom)と同等か、それを抜き去る規模です。

事業内容: 宇宙輸送・衛星通信。

事実上の独占: 西側諸国のロケット打ち上げの8割以上を担っています。NASAですらSpaceXなしでは宇宙に行けません。

Starlink (スターリンク): 宇宙インターネット事業だけで、すでに巨大な通信キャリア(ドコモやKDDI以上)になりつつあります。この部門だけで上場すれば即座にトップ企業入り確実です。利用者800万人という数字は、単なる「通信会社」として見ても世界有数の規模です。これが毎月課金されるサブスクリプション収益(Cash Cow)となり、評価を押し上げています。


Starship (スターシップ): 現在開発中の史上最大のロケットが完成すれば、輸送コストがさらに1/10になり、他社は完全に追いつけなくなります。火星・月面探査のインフラを独占したことで、「他社が今後10年は追いつけない」という技術的独占(Moat)が確立されました。

上場しない理由: イーロン・マスクが「火星に行くという長期目標に対し、四半期ごとの決算で文句を言う株主を入れたくない」と考えているため。ただし、Starlink部門だけの切り離し上場(IPO)は常に噂されています。



No.2 OpenAI(オープンAI)
評価額: 5000億ドル(約77兆円)

※ただし、「2026年のIPOで1兆ドル(約155兆円)を目指す」との情報あり。

M7との比較:
5000億ドルは、Visa、JPMorgan、Mastercard、LVMH(ルイ・ヴィトン) などを超え、世界トップ15に入る規模です。 もし1兆ドルで上場すれば、その瞬間にMeta(Facebook)やTeslaに並ぶトップクラスの企業となります。


事業内容: ChatGPT、生成AI開発。

なぜすごいのか:

AI時代の覇者候補: 現在のAIブームの震源地であり、Googleを「追う側」に回らせた唯一の企業です。

プラットフォーム化 : iPhoneにおけるApp Storeのように、「GPT Store」を通じてあらゆるAIサービスの基盤になろうとしています。

上場しない理由: 元々が「非営利団体」からスタートしている特殊な構造のため。最近、営利企業への転換を進めており、数年以内の上場が最も期待されている企業です。



3. ByteDance (バイトダンス)
国籍: 中国

評価額: 約33兆円〜40兆円(2200億ドル〜)

※一時は4000億ドルを超えていましたが、規制強化で調整。それでも未上場企業としては世界最大です。

事業内容: TikTokの親会社。

なぜすごいのか:

「GoogleやMetaが勝てないアルゴリズム」: ユーザーが何を見たいかを予測するAI(レコメンドエンジン)において、世界で最も進んだ技術を持っています。

TikTok Shopの脅威: 単なる動画アプリから「動画を見てそのまま物を買う」というECプラットフォーム(Amazonのライバル)へと変貌しており、米国だけで年間数兆円を売り上げる勢いです。

上場しない理由: 米中対立の政治的リスクが高すぎるため、上場したくても動きにくい状況ですが、稼ぐ力(キャッシュフロー)が凄まじいため、資金調達の必要性も薄れています。


4. Stripe (ストライプ)
国籍: 米国 / アイルランド

評価額: 約10兆円〜11兆円(650億ドル〜700億ドル)  ※フィンテックバブル崩壊で評価を下げましたが、再び上昇中。10兆円のボーダーライン上にいます。

事業内容: オンライン決済インフラ。

なぜすごいのか:

「インターネットのGDPを増やす」: Amazon、Google、Shopify、Zoom、Uberなど、名だたる企業の決済は裏側でほとんどStripeが処理しています。

開発者が選ぶ最強のツール: 「数行のコードを書くだけで決済機能が実装できる」という革命を起こし、スタートアップから大企業までインフラとして深く食い込んでいます。

上場しない理由: 創業者のコリソン兄弟が「上場して短期的な利益を追うよりも、長期的かつ自由に開発を続けたい」という強い意向を持っているため。社員のストックオプション対応などで限定的な流動性を提供していますが、IPOは急いでいません。



総評:ここが「本当のM7候補」
SpaceXやOpenAIは、すでに既存の上場企業をなぎ倒す力を持っています。

もし市場のルール(上場)が変われば、

SpaceX はボーイングやロッキード・マーティンを過去のものにし、OpenAI はGoogleの検索独占を終わらせ、Stripe は既存の銀行システムをさらに陳腐化させる

これらはすでに「未上場のM7」と呼べる存在です。特にSpaceXとOpenAIは、上場した瞬間に時価総額がいきなりトップ10に入ってくる可能性があります。




M7に依存しないで急成長している企業

M7の「下請け」ではなく、M7とは異なる独自の土俵で「次世代のインフラ」や「新しい経済圏」を作ろうとしている急成長企業をご紹介します。

これらは現在、時価総額が数兆円〜十数兆円規模(M7の1/10〜1/100)ですが、

それぞれが「その分野のAmazonやGoogleになり得る」ポテンシャルを秘めています。

特に、「宇宙」「物理世界(IoT/ロボット)」「金融破壊」の3つのテーマに注目してください。



1️⃣テーマ1:宇宙経済圏(Space Economy)
「空の上のインフラ」を支配する企業です。SpaceX(未上場)の対抗馬、あるいは補完関係にある企業が次の覇権を狙っています。

1. Rocket Lab (ロケット・ラボ)
ティッカー: RKLB

時価総額: 約3兆円〜4兆円

事業内容: 「ミニSpaceX」。小型ロケットの打ち上げで世界2位の実績を持ちますが、真の狙いは「宇宙の何でも屋」です。ロケットだけでなく、衛星のボディや部品(ソーラーパネル等)も製造し、顧客に「宇宙への配送サービス」を丸ごと提供します。

成長率: 売上高成長率 50%〜70%。

M7候補の理由: 宇宙ビジネスが本格化する時代において、SpaceX以外の唯一の現実的な選択肢であり、宇宙版の「FedEx 兼 フォード」になる可能性があります。


2. AST SpaceMobile (ASTスペースモバイル)
ティッカー: ASTS

時価総額: 約1兆円〜2兆円

事業内容: 「宇宙にある携帯基地局」。専用のアンテナを使わず、今持っている普通のスマホがそのまま宇宙の衛星と繋がる技術を持っています。地上の基地局が不要になるため、地球上の「圏外」を消滅させます。

成長率: 売上高はこれから発生する段階(爆発的成長の前夜)。

M7候補の理由: AT&TやGoogle、楽天が出資。もし技術が完全に普及すれば、世界の通信インフラを根底から覆す「通信界の覇者」になり得ます。



2️⃣テーマ2:物理世界のAI化(Physical AI)
現在のAIブームは「ネットの中」が中心ですが、次の波は「現実世界(トラック、倉庫、工場)」のAI化です。

3. Samsara (サムサラ)
ティッカー: IOT

時価総額: 約4兆円〜5兆円

事業内容: 「現場のデジタル化」。トラックや重機、工場の設備にセンサーを取り付け、あらゆる動きをデータ化・分析するクラウドを提供します。「建設・物流業界のOS」とも呼ばれます。

成長率: 売上高成長率 30%〜40%(安定成長)。

M7候補の理由: ネット企業と違い、泥臭い「現場」のデータを握っているのが強み。不況でも解約されにくい「インフラ」としての地位を築きつつあります。

4. Symbotic (シンボティック)
ティッカー: SYM

時価総額: 約2兆円〜3兆円(変動が激しい)

事業内容: 「倉庫の完全自動化」。AI搭載のロボットが、倉庫の中を時速40kmで走り回り、荷物を整理します。ソフトバンクとウォルマートがバックについており、ウォルマートの倉庫を独占的に自動化しています。

成長率: 売上高成長率 40%〜50%。

M7候補の理由: 物流の人手不足は世界的な課題であり、Amazonに対抗できる物流網を作れる唯一の「武器商人」です。



3️⃣テーマ3:新興国の金融破壊(Fintech)
アメリカの古い銀行システムではなく、最初からスマホ完結で金融を支配する企業です。

5. Nu Holdings (ヌー・ホールディングス)
ティッカー: NU

時価総額: 約10兆円〜12兆円

事業内容: 「ラテンアアメリカ最大のデジタル銀行」。店舗を一切持たず、ブラジルやメキシコで爆発的に普及しています。銀行口座を持てなかった層を顧客にし、圧倒的な低コストで高利益を上げています。ウォーレン・バフェットも投資しています。

成長率: 売上高成長率 30%〜50%。すでに黒字化しており、利益も倍増中。

M7候補の理由: 「南米のJPモルガン」を遥かに超え、金融・EC・保険を統合したスーパーアプリになりつつあります。成長余地がまだ広大です。



6. MercadoLibre (メルカド・リブレ)
ティッカー: MELI

時価総額: 約15兆円〜18兆円

事業内容: 「南米のAmazon + PayPal」。eコマースと決済(メルカド・パゴ)の両方を支配しています。南米ではAmazonよりもシェアが高く、物流網と金融網の両方を握っています。

成長率: 売上高成長率 30%〜40%。

M7候補の理由: すでに中南米のインフラそのものになっており、Amazonが攻め込めないほどの「堀」を築いています。新興国の成長を丸ごと取り込める銘柄です。




4️⃣「警察/防衛AI」
まさにソフトウェアが物理世界(Reality)を書き換える分野であり、次の巨大企業が生まれる本命の領域です。

「ロボコップ」の世界を現実化している企業です。パランティアが「軍・諜報」のAIなら、こちらは「警察・現場」のAIを独占しています。

7.Axon Enterprise (アクソン・エンタープライズ) ティッカー: AXON

時価総額: 約8兆円〜10兆円

事業内容: 元々はスタンガン(テーザー銃)の会社でしたが、現在は「警察のOS」企業です。
ボディカメラ: 全米の警察官の胸についているカメラを独占。

AI証拠管理: 撮影された映像をクラウド(Axon Cloud)に上げ、AIが顔認識や状況分析を行います。

「Draft One」: 最新機能。ボディカメラの音声を聞き取り、AIが警察官の代わりに「事件報告書」を数秒で執筆する機能が大ヒット中。警察官のデスクワークを劇的に減らしています。

成長率: 売上高成長率 25%〜35%。

ポイント: 米国警察予算の聖域に入り込んでおり、サブスクリプション収益が積み上がるSaaSモデルに移行成功済み。「S&P500の隠れたスター」です。



5️⃣自動運転プラットフォーム(Autonomous Mobility)

自動運転は「車を作る会社(テスラ等)」と、「動かすネットワークを作る会社」に分かれます。後者の勝者です。

8.Uber Technologies (ウーバー・テクノロジーズ)

ティッカー: UBER

時価総額: 約20兆円〜25兆円

事業内容: タクシー配車アプリですが、現在は「自動運転車の運用プラットフォーム」へと変貌しつつあります。

Google系のWaymo(ウェイモ)や、Cruiseなどの自動運転車は、自前でアプリを作るのを諦め、Uberのアプリを通して配車されています。

「自動運転界のAmazon」: 自分では在庫(車)を持たず、あらゆるメーカーの自動運転車を束ねる最強の仲介役になっています。

成長率: 売上高成長率 15%〜20%(黒字化定着)。

ポイント: 「自動運転が普及したらUberは不要になる」という懸念を、「Uberが自動運転の管理インフラになる」という事実にひっくり返しました。M7に次ぐ規模に成長しつつあります。


9. Aurora Innovation (オーロラ・イノベーション)  ティッカー: AUR

時価総額: 約1兆円前後(中小型・ハイリスク)

事業内容: 「自動運転トラック」の専業。

乗用車の自動運転(複雑な街中)よりも、高速道路をひたすら走るトラック輸送の方が、AIによる実用化が早いとされています。

Uberの自動運転部門を買収して設立された経緯があり、技術力は本物です。

成長率: 売上はこれから本格化するフェーズ。

ポイント: 物流業界の「2024年問題(ドライバー不足)」は米国でも深刻です。もし無人トラック輸送を確立できれば、物流コストを破壊するゲームチェンジャーになります。

6️⃣ AIロボティクス・防衛(Defense Robotics)
「人型ロボット」だけでなく、戦争や工場の形を変えるドローンやアームロボットの分野です。

10. AeroVironment (エアロバイロンメント) ティッカー: AVAV

時価総額: 約1兆円〜1.5兆円

事業内容: 「自爆ドローン(スイッチブレード)」のメーカー。

ウクライナ等の紛争で、「戦車が安価なAIドローンに破壊される」ことが証明されました。そのドローンの最大手がここです。

偵察用や攻撃用の小型無人機で圧倒的な技術を持ち、米国防総省が主要顧客です。

成長率: 売上高成長率 20%〜40%。

ポイント: 世界の軍事トレンドが「大型兵器」から「AIドローン」へシフトしており、防衛産業の中での重要度が急上昇しています。



11.Teradyne (テラダイン)  ティッカー: TER

時価総額: 約2.5兆円〜3兆円

事業内容: 半導体検査装置が祖業ですが、現在は傘下の「Universal Robots」が協働ロボット(コボット)で世界シェアNo.1です。

従来の産業用ロボットは柵で囲う必要がありましたが、コボットは**「人間の隣で一緒に作業できる安全なAIロボット」**です。中小企業の工場や物流倉庫への導入が進んでいます。

成長率: ロボット部門は一時停滞していましたが、人手不足により再加速中。

ポイント: 人型ロボット(ヒューマノイド)が実用化される前の現実的な解として、この「腕だけロボット」が世界中の工場を埋め尽くそうとしています。



まとめ:この分野の「次世代M7」候補
警察のAI化: Axon (AXON)  競合がほぼ不在の独占状態。

自動運転の覇者: Uber (UBER) 車を作らずに自動運転市場を支配する立ち位置。

戦争のAI化: AeroVironment (AVAV)  現代戦のルールを変えたドローン企業。

特にAxonは、「ハードウェア(カメラ/武器)+ソフトウェア(AIクラウド)」の融合に成功しており
Appleのような強力なエコシステムを警察業界で築いています。M7的なビジネスモデルの強さを持っています。




もしM7が負けるとしたらどういう状況か

以下のような「自滅」や「環境変化」が起きた時だけでしょう。

AIの主戦場が変わる: 「学習(NVIDIA)」から「推論・応用(パランティア)」へ、あるいは「量子(IonQ)」へ移行し、過去の設備が負の遺産になる。

独占禁止法による解体: かつてのAT&Tやスタンダード・オイルのように、国家によって強制的に分割される(現在、Google等が訴訟されています)。

イノベーションのジレンマ: 成功しすぎたがゆえに、新しい技術(例:広告収入を減らすようなAI検索)に移行できず、新興勢力にシェアを奪われる。



おまけ1  中国の時価総額トップ10

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