とにかくイベントが地味すぎるくせに、千歳くんが大言壮語するから温度差のギャップで風邪をひく話
3巻は1巻や2巻のような「不自然なくらいに不愉快なクズキャラ」が登場しなくなったという点がプラスですが
作者はそういうキャラがいないと作品を動かせないらしく今までで中身が一番スッカスカです。
であるにも関わらず今までで一番ボリュームが多い謎・・・
不要な情報が多すぎるせいか、読んでいるそばから10分前に何を読んでいたかを脳が消去してしまうため
マジで読み終わった頃には自分が何を読んでたか忘れてしまうので、メモを取りながら読むか、少なくとも付箋をはりながら読むことをおすすめします。
いや、読むこと自体をおすすめしません。
まじで3巻は中身がなさすぎて特に語ることがないんだよね。1巻や2巻は中身がなくてもツッコミどころは多かったので語ることはあったんだけども。
「3巻からは神とか言ってたやつ誰だよ。」とは言いたい。
むしろまだ1巻を絶賛してるやつのほうがわかる。
なろう系の主人公が何やらかしても良かれと思ってやったことなら全肯定される展開が好きな人には好きだろうし。
でも「1巻はいまいちだけど3巻からは面白い」とか言ってる人間の感性は心底理解できない。
主人公・千歳朔の「美しく生きられないなら死んでいるのと違わない」という独自の哲学が明かされたのがメイン

・根本思想: 「美しく生きられないなら死んでるのと大した違いはない」という極端な思想を持っています。これは幼少期に教師から言われた「あなたは特別優秀だから、みんなが憧れるヒーローになりなさい」という言葉を彼なりに解釈した結果です。
•しかし、ここで千歳くんは先生のいってることをまともに解釈しません。ヒーローになることを「誰かを助ける」ことではなく
中途半端でいると他人に『足を引っ張る』という感情を抱かせてしまうため、そもそも自分と比べようという気すら起きないほど完璧な人間になる
と定義しています。 多分先生が言いたかったこととぜんぜん違うと思うんですが。 読解力が青二才さん並にとち狂っており
先生としても「え?私の言った言葉のせい? 私責任ないよね」って言いたいと思います。
まじでここの説明シーン何を言ってるのか全然わかりませんでした。 絶対にこれ日本語じゃないと思う。
しかもこれだけ「完璧な人間」を目指すというのが美学というはずなのに1巻でも2巻でもやってることがボロだらけで全然完璧ではなかったですよね。
3巻にいたっては、普通に友達の進路を応援するという話で、その友達の父親に軽々と論破されており、どこが完璧やねんと言いたくなるような展開でした。
一応3巻であったことをざっくりまとめ
序盤:進路相談とポエムデート
物語は3年生が2年生へアドバイスを送る「進路相談会」からスタート。
西野明日風は、自分の進路について明確な計画性を持っていなかったことがわかっただけであまり意味がなかった。
千歳くんと仲が良いことを明日風先輩の同学年の人たちに見せつけるくらいしかやってないけど読者的にはどうでもいいですね。
その後、千歳くんは先輩とデートをし、ビリヤードや漫画喫茶で「野良猫」や「生きるための格好悪さ」について独特なポエムのような会話を交わします。
その帰りに、明日香先輩は「東京のマスコミに強い大学に入り、小説の編集者になりたい」という夢を打ち明けます。
この時点でもう100ページ近いってマジ? 話何も始まってないし何も進んでないぞ。
中盤:三者面談での「完全敗北」と準備不足の露呈
後日、元教師である厳格な父親との三者面談において先輩は地元の大学に進学して公務員になるよう決定されそうになります。
それを聞いた千歳くんは三者面談の中に乱入し、「夢を諦めさせるな」と異議を唱えます。
完璧を目指す千歳くんなら山崎くんにそうしたように事前に対策本でも読み込んで完璧な理論で父親に一考を促すくらいしてくれるのかと思ったんですが
父親から編集者になる倍率の高さや現実の厳しさを説かれると、千歳くんは反論できず先輩も沈黙してしまい、その場は「完全敗北」に終わります。
・・・そんな事ある?
いや、事前に先輩から相談も受けてたよね。三者面談で父親から反対されることもわかってたよね?
何やってたの?馬鹿なの?死ぬの?
まぁ2巻のときと同じで、ヒロインが主人公に都合良い人間として
無知で、かつ問題意識すら持たないパッパラパーとして描かれてるのが一番の問題なんですけどね。
先輩自身が何も考えてないし、読者にとっても先輩が「編集者になりたい」という夢自体がこの巻で初めて出た情報であり
そこに先輩の真剣味も思い入れが語られないから白けるだけ。
完璧()な千歳くんが空振りするのはいいけど先輩も別にどうでもいいくらいにしか考えてないふわふわぶりでは話が動かせないじゃん!
終盤:無計画な「駆け落ち」と決着
しかも論戦に負けた千歳くんは、衝動的に先輩を連れて新幹線に乗り、東京へ「駆け落ち」します。
・・・なんで?
先輩が父親と喧嘩して、思い詰めて、それについていくとかそれを後押しするとかなら分かるよ。
「わたなれ」ではれな子が友達が1日家出するのについて行ってたけどすごい納得感はあった。
本作品そういうのが全然ない。 この行動は「マジで何も考えてない」衝動的なものだった。
実際、東京滞在は結局わずか1日で終了し、進路についてなにか気づきがあったわけでもないしなんか会話はしたけど特に大きなドラマもなく帰宅しただけ。
で、結局 帰宅後の再面談で先輩が急に就職本を暗記したような言葉を並べ、千歳くんがゴリ押しするだけで説得に成功して終了。 最終的に父親は「夢に対する本気度を試していただけ」だったと明かして先輩の東京行きを許してしまう。
3巻があまりにも虚無過ぎて、1巻や2巻のような無理やりひねり出されたクソみたいなドラマ展開でも無いよりはマシなのだろうか真剣に悩んでしまった
よくわからないんだけど、千歳くんの介入や東京への駆け打ちは全く必要なかったと思うんだよね・・・。
まぁそもそもこれは1巻から3巻すべてに共通する構造であり
本来なら当事者や公的機関(警察など)で解決できる問題に主人公が中途半端に首を突っ込んでややこしくして
自分が気持ちよくなってるだけで、物語構造として主人公の介入余地が低い。
物語の設計自体にかなり難があると思う。
