
とりあえずニュース等で確認できる最低限の整理だけしておきます。
不安ですが、あんまり憶測で語るとろくなことにならないので。
1. ベネズエラ:マドゥロ大統領の拘束(1月3日)
2026年の幕開け早々、世界を驚かせたのがベネズエラでの電撃作戦です。
作戦内容: アメリカ軍はベネズエラの首都カラカスで軍事作戦を実施し、ニコラス・マドゥロ大統領とその妻シリア・フローレスを拘束・連行しました。
背景: 数ヶ月にわたるカリブ海での軍事的包囲(「サザン・スピア作戦」)の末に行われたもので、トランプ大統領は「西半球における独裁と麻薬テロの終焉」を宣言しました。
結果: マドゥロ氏の身柄は確保され、ベネズエラ国内では暫定政府への移行をめぐる混乱と期待が入り混じっています。この「国家元首を直接排除・拘束する」手法は、まさに文字通りの斬首作戦として国際社会に衝撃を与えました。
シリア:ホークアイ・ストライク作戦(1月10日)
2025年12月にパルミラで米軍兵士2名と通訳1名がISIS(イスラム国)の伏兵によって殺害されたことへの「直接的な報復」として、トランプ大統領の命により実施されました。
作戦規模: 米中央軍(CENTCOM)が主導し、F-15E ストライクイーグルやA-10 サンダーボルトIIなど20機以上の航空機を投入。
シリア全土の35カ所のISIS拠点に対し、計90発以上の精密誘導兵器を撃ち込みました。
標的: 武器庫、供給路、通信拠点、および指揮官の潜伏先が中心です。
成果: この大規模爆撃とその後の追撃作戦により、計50名以上のテロリストが殺害・拘束されました。
特に、パルミラでの米兵殺害を直接指揮したとされるISIS幹部ビラル・ハサン・アル・ジャシムが、1月16日の精密空爆で殺害されたことが確認されています。
2. メキシコ:エル・メンチョの殺害(2月22日)
トランプ政権はメキシコの麻薬カルテルを「外国テロ組織」と実質的に見なし、メキシコ政府に対して強力な圧力をかけてきました。その結果、2月22日に大規模な軍事作戦が実行されました。
作戦日: 2026年2月22日未明。
場所: メキシコ、ハリスコ州タパルパ近郊の居住区。
内容: アメリカ側から提供された精密なインテリジェンス(情報)に基づき、メキシコ連邦軍が包囲作戦を実施。激しい銃撃戦の末、エル・メンチョは負傷し、医療機関への搬送中に死亡が確認されました。
背景: トランプ大統領はカルテルによるフェンタニル流入を「国家安全保障への存立脅威」と位置づけており、エル・メンチョには1,500万ドルの懸賞金がかけられていました。
結果: 2月のエル・メンチョ殺害後は、メキシコ各地でカルテルによる激しい報復攻撃(道路封鎖や放火)が発生し、治安が極めて不安定な状態が続いています。
3. イラン:ハメネイ師に対する「エピック・フューリー」作戦(2月28日)
昨日、2月28日の未明に実施されたばかりの超大規模な共同軍事作戦です。
作戦名: アメリカ側は「エピック・フューリー(叙事詩の怒り)」、共同歩調をとるイスラエル側は「ローリング・ライオン」と呼称。
成果: トランプ大統領はSNS(Truth Social)上で、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師を殺害したと発表しました。その後、イラン国営メディアも彼の死を認める報道を行っています。
詳細: * テヘランにある最高指導者の居住区(コンパウンド)に対し、アメリカとイスラエルによる精密爆撃が実行されました。
同時に、イランのミサイル製造施設、核関連施設、および情報機関の司令部も標的となり、イラン情報機関のシニアコマンダーら少なくとも4名もこの爆撃で死亡したとされています。
現状: トランプ大統領はイラン国民に対し「自らの国を取り戻す絶好の機会だ」と呼びかけていますが、イラン側による報復攻撃(ホルムズ海峡の封鎖や周辺国へのミサイル攻撃)が始まっており、中東情勢は極めて緊迫した状態にあります。
昨日、ホルムズ海峡を通過した原油は2,000万バレル。
— トランプ氏 発言速報 (@TrumpPostsJA) 2026年3月1日
今日、その数字はゼロになるかもしれない。
理由は、イランが海峡を機雷封鎖したからでも、タンカーが被弾したからでもない。ロイズ・オブ・ロンドンが電話一本かけたからだ。… https://t.co/9xXma08veg
あースエズ運河経由の船舶はガザ地区の紛争が始まって以来喜望峰経由に大分切り替わってるから今回もOPECが原油禁止とか言い出さなければまぁ・・・という感じですかね。 pic.twitter.com/929qL0pnZv
— 味ポン (@ajipondu) 2026年2月28日
ホルムズ海峡はこっちです。ホルムズ海峡の奥は行き止まりのペルシャ湾ですが、その沿岸国イランイラククウェートサウジカタールアラブの六か国が世界に莫大な石油を輸出しています。 pic.twitter.com/ATlCSIU75H
— しろう (@sirou246) 2026年2月28日
その他
イエメン:フーシ派への「斬首戦略」
トランプ政権は、紅海での船舶攻撃を続けるフーシ派を再び「外国テロ組織(FTO)」に指定し、以前よりも攻撃的な斬首戦略に舵を切っています。
幹部の狙撃: 国家安全保障顧問のマイク・ウォルツ氏は、米軍の空爆によって「複数のフーシ派指導者」を排除したと発表しました。
目的: 単なるミサイル発射台の破壊にとどまらず、組織の「頭脳」を直接叩くことで、紅海における抑止力の回復と、背後にいるイランへの強い警告として機能させています。
ソマリア・ナイジェリア:ドローンと特殊部隊の活用
アフリカ大陸においても、トランプ政権は「アメリカ・ファースト」の観点から、米兵の被害を抑えつつ敵幹部をピンポイントで排除する作戦を強化しています。
ソマリア: アル・シャバブおよびISIS系組織の有力幹部を標的としたドローン攻撃を継続的に実施。
トランプ氏は就任直後の2025年2月から、これらの組織の主要人物に対する波状攻撃を命じています。
ナイジェリア: 国内のイスラム過激派組織(ボコ・ハラム派生組織など)に対し、ドローンとミサイルによる「電撃戦(Blitz)」を展開しており、現地の掃討作戦を支援する形で幹部への直接攻撃が行われています。
ここから先は事実の列挙ではなく私の考えです。
文句を言う人もいそうなので、読みたい人だけどうぞ
- 1. ベネズエラ:マドゥロ大統領の拘束(1月3日)
- 2. メキシコ:エル・メンチョの殺害(2月22日)
- 3. イラン:ハメネイ師に対する「エピック・フューリー」作戦(2月28日)
- その他
- 米中問題で関税が武器として使えなくなった結果として、イランの原油などエネルギー網を軸にしようとしたのではという説もある
- 3月30日の米中首脳会談次第では、世界秩序が急変し、日本がアメリカから優先国扱いをきられる可能性があり非常に危険
- 2月24日の一般教書演説でもすでに今までの国際秩序の軽視が語られていた
- いずれにせよ既存の国際秩序はトランプによって完全に破壊されつつある上、トランプが日本を必ずしも守らないことは覚悟しておいた方が良い