本章は15章でついに登場したラスボス級キャラクターであるプリースティスにより源石(原油のようなもの)が枯渇してしまった大国・ウルサスが舞台となっている。
ウルサスではその事態の隠蔽を図った国により、坑夫たちの大虐殺が起きるという話になっている。
その際に、「佯狂者」という超越的存在が絶望の淵で苦しむ人の心を弄ぶ展開になっており、叙述トリックや視点変更も多くてめちゃくちゃ理解が難しかった。
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・プリースティスの暗躍と「オカ」の謎について
・ウルサスという超大国の中で虐殺が行われていたこととの向き合い方
・佯狂者という超越的存在との対峙
・坑夫たちの逃避行の旅における精神的遍歴
などなど、1つずつでもすごい重たいテーマを節操なく放り込んできており、アークナイツだなーって感じがしますね。
あくまでフィクションですが、ウクライナやガザ、そしてイランにおける民衆虐殺の問題について考えたい人は、是非このシナリオも読んでじっくり考えてみると良いと思います。
特に「エネルギー供給源となる資源を失った国家を待ち受けるのはいかなる末路でしょうか?」という問いは現実の我々も直面している問題であり、今回のシナリオはかなり重要だと思います。

エネルギー供給源となる資源を失った国家を待ち受けるのはいかなる末路でしょうか?
他者の顔色を伺う家畜に成り果てるか、あるいはその前に自身が生存するためのエネルギー奪い取るか?
陛下にもおわかりになるはずです。これは軍の渇望ではございません。ウルサスという国そのものの渇望なのです。
ウルサスは決して弱腰になってはなりません。もしもまもなく弱さが生まれるなら、その軟弱な部分は切り捨てるまでです。
一度隙をさらせば、またたく間に他の捕食者にくらい尽くされるでしょう。それが道理というものです。
エネルギーや食料に問題が生じたとき、国からは必ずこういう声が生まれてくる。
その声に対して現実にねざさないただの反戦思想での理想は何の力も持たない。
まして、こういう声を「ネトウヨ」とかいって冷笑するのは、平和な時には正しくても有事には何の役にも絶たない。
極限の状況において、反戦や平和を訴えるということを軽く見てはいけない。

それにしても物語がどんどん加速しているのを感じる
大衆の精神に直接干渉して操ってくる恐ろしい存在であったが、16章だけでなんとか退けることに成功する。
アークナイツという作品は、序盤では1章~8章と長い時間をかけて同じく超越的存在である「不死の黒蛇(コシチェイ公爵)」の陰謀を打倒する話を展開した。
名前の元ネタはおそらくスラブ神話の怪物、コシチェイ。
いろいろな話によくいるタイプの怪物なのだが、特筆すべきはその「殺しにくさ」にある。彼の肉体と生命は別々になっているため、普通に攻撃しても殺すことはできない。
その魂は針の先にあり、その針は卵の中、その卵はアヒルの中、そのアヒルはウサギの中、そのウサギは鉄の箱の中、その鉄の箱は緑のオークの樹の下に埋められ、それは大洋に浮かぶブヤンの島にある。
彼の魂が無事な限り死なず、箱が掘り出され開かれればウサギが逃げ出し、それが殺されればアヒルが出てきて飛び去る。
しかし16章まで来ると、同じ超越者の企みを1章で克服することができるようになっており、どんどん物語が加速しているのがわかりますね。
ユロドストヴォ(佯狂者)について:ナディアバージョン
「ガブリエルス、ソロミダ、ベスメルト、オーロラ、ナディア...あるいは、おそらくユロドストヴォ。私は彼ら全員だ」
坑夫たちの間では「ナディア」の姿として認識されていました。
ユロドストヴォは決まった実体を持たず、人々の認識や期待を反映して姿を現す幻影のような存在です。
そのため、ユロドストヴォ自身が直接手を下して放火や殺人を行ったわけではありません。
ヴェトチキの祖母・ナディアの幻影をまとった佯狂者が「愛は人を傷つけ、忍耐させ、従順にさせる」「苦しみを分かち合うことで魂が救われる」と説き続けたことで極限状態にあったホーレーや鉱夫たちの精神がそれに深く感化されてしまったのです

ユロドストヴォの主な行動とその影響は以下の通りです。
1. 苦しみへの「忍耐」と「許し」の強要
ナディアの姿をとったユロドストヴォは、絶望的な状況下にある鉱夫たちに対し、他者の苦痛を分かち合い、ただ耐え忍んで許すことで魂が救われるという教義を説き続けました。
これにより、人々は生きる意欲を奪われると同時に、自らの苦痛を終わらせて死を選ぶことすらできなくなり
無気力なまま現状に服従し続ける精神的な支配状態に置かれてしまいました。
2. 幻影による現実の歪曲と罪悪感の植え付け
ランキンや鉱夫たちが恐るべき敵「皇帝の剣」と対峙した際、実際に敵を倒したのはユロドストヴォでした。
しかし、ユロドストヴォは幻影を作り出し、鉱夫たち自身が殺人を犯したと思い込ませました。
この行動により、彼らに自分たちの魂を汚したという深い罪悪感と自責の念を植え付け、さらなる精神的な束縛を与えました。
3. マントラの介入と影響力の消失
鉱夫たちを精神的に支配し、彼らがその場から逃げ出さずに留まるよう仕向けていたユロドストヴォですが
ロドス・アイランドのオペレーターであるマントラが人々の精神領域に介入したことで状況が変わります。
マントラはヴェトチキに対し、目の前にいるナディアが本物の祖母ではなく、ユロドストヴォが作り出した幻影であるという真実を突きつけました。

真実に気づいたヴェトチキが自らの意思で鐘を鳴らし、鉱夫たちが「生きる」という選択をして立ち上がったことで
人々の期待と認識に依存していたユロドストヴォはその影響力を失い、姿を消しました。
佯狂者は何をしようとしていたのか?
ユロドストヴォは単に人を弄んで楽しんでいたわけではなく、ユロドストヴォ独自の論理においては「本当に人々(の魂)を救おうとしていた」と言えます。
しかし、その「救い」は人々が望むような肉体的な生存や自由の獲得ではなく「死や理不尽な苦痛をそのまま受け入れることで魂を浄化させる」という、極端な自己犠牲と服従の強要でした。
1. 肉体ではなく「魂の救済」を目的としていた
ユロドストヴォは、救われるべきは肉体ではなく「魂」であると説いていました。
彼は「愛は人を傷つけ、忍耐させ、従順にさせる」と語り、他者の苦しみを分かち合い、ただ純粋に耐え忍ぶことこそが魂の救済につながると信じ込ませようとしました。
そのため、「自分の命を望むな、自分の死を決めるな」と、人々から生きようとする意志すらも奪おうとしました。
2. 抵抗を許さず、与えられた運命への絶対的な服従を強要した
彼は鉱夫たちに対し、何かを欲することは罪を犯すことだとして、「選択してはならない」「争ってはならない」と説きました。
そして、ウルサス(帝国)が与える生も死も、不条理なまますべてを受け入れるべきだと主張しました。
3. 世界を内側から生まれ変わらせるための「犠牲」
マントラとの精神世界での対決において、ユロドストヴォは自らの行動を「啓示」「改宗」「犠牲」であると語っています。
彼は、ウルサスという地が劇的な変化を遂げようとしており、力のない者が滅びる中で
「不純なもの全てを焼き尽くし、全ては内側から生まれ変わるだろう」と予言めいた目的を口にしています。
そのための「火花」として人々を導いていたのです。
結果として何をもたらしたか ユロドストヴォ自身はそれを「救済」や「愛」だと信じて疑いませんでしたが
マントラが指摘したように、それは加害者(帝国や搾取する側)の都合の良いように被害者に服従と忍耐を強いるだけのものに過ぎませんでした。
現実の感染者たちにとって、彼の導きは生きる希望を奪い、凍てついた大地でただ死を待つだけの「破滅の道」でしかなかったのです。
1099年に処刑された佯狂者がそもそも16章の問題の始まりとなっている
佯狂者は、ナディアの姿を取る前は1099年に首都で観測されています。
1. 7日間にわたる不眠不休の演説
この時の佯狂者は皇帝から裁判にかけられましたが、皇帝は判決を下す前に彼に対して「7日間の猶予」を与えました。
彼は国務院の真ん中に堂々と立ち、自分に死を決定した貴族や役人たちに向けて「私はあなたを許す」と宣言し、愛と慈悲について説き続けました。
彼は水も一口も飲まず、周囲を疲弊させながらも6日と21時間以上も全く動じずに演説を続けました
2. 「ウルサス帝国の崩壊」の予言
演説の最終盤、彼は愛や許しについて語るのをやめ、「未来」について語り始めます。
彼は自らを「過去と未来の痕跡を見ることができるただの愚か者」と称し
群衆に向けて「私はウルサスの終焉を目撃した。偉大な帝国の崩壊を目撃したのだ」という恐るべき予言を放ちました。
彼は、傲慢な学者や反乱軍の血によって国が汚れ、帝国と国民が互いに疎遠になっている現状を指摘しました。
3. 皇帝への嘆願と「純粋な忍耐」の提唱
予言を広めた後、彼は皇帝に対して「この崩壊を阻止してほしい」と懇願しました。
そして、「ウルサスの穢れを清めるために、さらに血を流す必要があるならば、どうか私の取るに足らない命(血)を流してほしい」と、永遠の栄光のために自ら生贄となることを受け入れました。
彼はどんな判決が下されようとも、最終的にすべての怒りや罪、苦痛は「純粋な忍耐によって和らげられるだろう」と締めくくりました。
4. 処刑と大暴動の発生
この茶番に我慢の限界に達した皇帝は、自ら彼に死刑を宣告しました。
しかし、彼の演説や「忍耐による魂の救済」という教義に洗脳された信者たちが処刑を妨害しようと立ち上がり首都で10年ぶりとなる大暴動が発生してしまいました。
最終的にこの佯狂者は焼き殺されて燃え尽き、公式にはこれが「ウルサス最後の佯狂者の死」として記録されることになりました
この事件の余波と、彼が説いた「理不尽な苦痛への忍耐」という狂気の教義が、現在の極北の鉱山で起きている幻影の事件(鉱夫たちへの精神支配)へと繋がっています。
佯狂者を打ち破ったマントラについて

マントラは戦闘歴70年という、ロドスの中でも最年長のエリートオペレーターです。
かつてサルゴンの「パディシャー」として人々から慰めと救いを求められる立場にありましたが、嘘の幻想を与えることを拒み、自ら権力を手放してその場を去ったという過去を持っています。ロドス・アイランド(バベル時代を含む)では、その強大すぎる精神アーツゆえに同僚から「魔女」と恐れられることもありましたが、レイディアンやエリジウム、アーミヤといった仲間たちから深く信頼され、支えられています。
1. 極北への到着とレイディアンの捜索
強力な精神アーツの使い手であるフィディアのマントラは連絡が途絶えたレイディアンの移動医療チームを探すため、アーミヤ、エリジウムと共にウルサスの極北地域に到着します。廃村にたどり着いた彼女たちは、生き残っていたレイディアンや鉱夫たちと合流します。
2. ユロドストヴォとの精神領域での対決
合流後、レイディアンが突然の精神攻撃を受けたことで、マントラは鉱夫たちが「ユロドストヴォ」という幻影の精神支配下にあることを見抜きます。
マントラは自らのアーツを使い、ユロドストヴォの認知領域へと介入します。 ユロドストヴォはマントラに対し、彼女がかつてサルゴンの支配者「パディシャー」であった過去を突きつけ、精神を揺さぶろうとしますが、マントラは「真実は嘘よりも強い」として全く動じませんでした。
その後、マントラは少女ヴェトチキに、目の前にいる祖母ナディアがユロドストヴォの作り出した幻影であるという真実を突きつけます。
真実に気づいたヴェトチキが自ら鐘を鳴らして鉱夫たちを覚醒させたことで、ユロドストヴォは影響力を失い消滅しました。
3. 真実の暴露と全土への放送
ユロドストヴォとの戦いを終えた直後、ウルサス軍が「鉱脈の枯渇」という真実を隠蔽するために極北の鉱山地区を次々と粛清し、虐殺を行っていることが判明します。 マントラは自身の過去やアーツを隠すことをやめ、この悲劇を暴く決意をします。エリジウムとレイディアンの協力を得て、マントラは自身のアーツを広範囲に拡大し、ヴェトチキの「同志たちよ、我々は虐殺されている」という告発の声をウルサス全土に放送する手助けを行いました。この放送により、ウルサスの軍の企みは広く知れ渡ることになります。
4. 研究所の探索と鉱夫たちの追跡
ネヴァ湖の氷上でウルサス軍の砲撃を逃れた後、マントラはアーミヤらと共に中央極北鉱山地区の研究所を調査します。 研究所の地下では、アーミヤと共に非感染者に対する非人道的な人体実験の痕跡を発見します。さらに、彼女はレイディアンが密かに残していたビーコンの微かな信号をアーツで読み取り、鉱夫たちが「カジミエーシュ国境のレユニオン」と合流するために南に向かったという重要な手がかりを掴みます。 その後、回復を待つ必要がある研究者クセニアをドクターとMon3trに任せ、マントラはアーミヤと共に鉱夫たちを追ってさらに進むことになります。
ちなみに、マントラは昔佯狂者「ガブリエルス」と取り違えられたことがあります。
過去にマントラが自身の能力を使って恐るべき敵を退け、絶望的な状況にあった感染者たちを救った際、彼女が名乗ることもなく、また祖国や皇帝に背くことも望まない感染者たちを無条件で庇ったことから、老女や群衆は彼女を「帰ってきたユロドストヴォ=ガブリエルス」だと思い込み、歓喜しました。 しかし、マントラ自身は心の中で「私は佯狂者ではない」と明確に否定しており、自分がユロドストヴォと間違えられた厄介な状況に巻き込まれたことを認識しています。
エリザベート大公たちの企み
核心には、「ウルサス帝国のオリジニウム鉱脈の枯渇」という国家を揺るがす重大な事実の隠蔽と、それに乗じた軍部による中央政府(国務院)への軍事的圧力があります。
1. 根本的な原因
オリジニウム鉱脈の枯渇 すべての元凶は、ウルサスにおけるオリジニウム鉱床が枯渇し始めており、わずか4ヶ月以内に以前の30%の水準にまで減少してしまうという事実でした。帝国を動かすエネルギーの枯渇は国家の崩壊を意味するため、政府や軍は「採掘を加速させている」という噂を流してこれを隠蔽しようとしていました。
2. エリザベート大公の企みと隠蔽工作
極北地域を治めるエリザベート大公妃は、表向きは感染者に優しい慈悲深い統治者を装っていましたが、裏では冷酷な対応をとっていました。
①人体実験の強行
枯渇した鉱山の底から「オカ」と呼ばれる未知の液体物質が発見されると、彼女は代替エネルギーや新たな力を求めてか、2週間以内に結果を出すよう命じ、感染者・非感染者を問わず非人道的な人体実験を強行させました。
②完全な封鎖と隠蔽
実験によって異常な突然変異や多数の死者が発生し、さらにパトロール隊や王室近衛兵が鉱夫に殺害される事態が起きると、大公妃は中央鉱山地区に戒厳令を敷きました。半径30キロ以内の住民を強制避難させ、通信を完全に遮断し、軍や外部に事態が漏れないように鉱山地区全体を闇に葬ろうと企みました。
3. ウルサス軍(第四軍・エフゲニー元帥など)の真の企み
極北地域を管轄する軍、特にエフゲニー元帥が率いる第四軍は、この大公妃の隠蔽と鉱山での混乱を自らの政治的野心を達成するための絶好の口実として利用しました。彼らは「感染者の鉱夫たちが大規模な反乱・虐殺を起こし、首都神グリファーブルクへ向かっている」という偽の報告をでっち上げました。そして「反乱を鎮圧し、首都と人民を守る」という大義名分を掲げて、本来は駐留できない中央県(首都のすぐ近く)へと軍隊を進めました。彼らの真の目的は、首都グリファーブルクの門に軍隊と大砲を突きつけ、圧倒的な暴力によって国務院(中央政府)を脅迫し、交渉で実権や要求をもぎ取ることでした。極北の鉱夫たちの命は、そのためのただの生贄に過ぎなかったのです。
4. 計画の破綻
大公妃の隠蔽と軍のクーデターまがいの進軍は、完璧に成功するかに見えました。しかし、鉱夫たちが生き延びるためにネヴァ湖の氷上で決死の抵抗(自らを犠牲にして松明を掲げ、軍の砲撃の的となることで軍の存在を全土に知らせたこと)を行いました。 さらに、それに呼応したマントラとヴェトチキが、軍の通信網をハッキングして「我々は極北の鉱夫だ。我々は虐殺されている」という真実をウルサス全土に向けて放送しました。これにより、鉱脈枯渇の事実や軍による虐殺が白日の下に晒され、隠蔽工作は完全に破綻しました。その結果、ウルサス全土で学生や労働者によるストライキや抗議活動が激化し、軍がそれを血みどろで弾圧し、さらに他の軍団(第一軍、第二軍、第七軍)までもが動員されるという、全国的な大混乱へと発展することになりました。
ロドスの介入によって計画が破綻したのか? それともロドスの介入自体は計画通りだったのか?
大公妃が隠蔽を企てていたにもかかわらず、ロドス・アイランドの鉱山地区への立ち入りを許可したのには、主に以下の3つの理由があります。
1. 首都から来た「帝国近衛兵」の同行要請だったため
大公妃との面会時、ロドスは単独で許可を求めたわけではなく、首都グリファーブルクの国務院に仕える帝国近衛兵のアロイジウスが「自身の名義で彼らを招待し、同行する」という形で強く請願しました。大公妃は軍部と中央政府(国務院)の間で潤滑油のような役割を果たしており、絶対的な公平性を維持する立場にありました。そのため、中央政府の威光を背負う帝国近衛兵からの要求を正面から拒絶することは、かえって強い疑念を招くため困難でした。
2. 慈悲深い統治者という「建前」を守るため
アーミヤは面会で、政治的な意図は一切なく「行方不明になった医療チームの仲間を探すことだけが唯一の目的である」と純粋な動機を訴えかけました。大公妃が治めるブレスクは「感染者にとって最も友好的な場所」として知られており、彼女自身も慈悲深い統治者としての評判を築いていました。そのため、仲間を心配する悲痛な願いを無下に断れば、極めて残酷な印象を与えてしまうことになり、許可を出さざるを得ない状況へと誘導されました。
3. 軍部が首都へ進軍するための「口実」を作るため
大公妃は裏で、極北を管轄する第4軍(エフゲニー元帥)と結託していました。 大公妃は、ロドスやアロイジウスが鉱山に入る前から、王室近衛兵が殺害されたことや感染した鉱夫たちが脱走している事実を既に把握していました。彼女があえて外部の調査者(アロイジウスやロドス)を閉鎖区域に入れ、その混乱の情報を意図的に少し漏れさせることで、それが「感染者による反乱・虐殺事件」として大々的に扱われるようになります。 その結果、第4軍は「反乱を鎮圧して首都を守る」という大義名分(掃討作戦)を得ることになり、本来は軍を配置できない中央県(首都グリファーブルクの国境)へと堂々と進軍することが可能になります。つまり、大公妃は軍部が中央政府を脅迫するための「完璧な口実」を意図的に完成させるために、あえてロドスたちを閉鎖区域へと招き入れたのです。
それにしても、テラの世界はただでさえ「源石」や「源石病」によって大地をぐちゃぐちゃにされているのに、普通にクトゥルフよろしく超越的存在が好き勝手しててあまりにも辛い
今回の佯狂者は獣主ではなく巨獣クラスタに入るのかな?
1. 獣主(じゅうしゅ) / Beastlords
テラの各地に存在する、特定の動物の姿をした不老不死の存在です。
特徴: 人語を操り、高度な知性を持っています。テラの住人のように「死」と「新生」を繰り返すのではなく、独自のサイクルで存在し続けています。
・狼主: シラクーザの「狼のゲーム」を支配する存在。ザーロなどが該当します。
・エンペラー: 龍門の「ペンギン急便」のボス。ペンギンの姿をしています。
・大祭司: 密林に住むオウムの姿をした存在。
・ミス・クリスティーン
2. 巨獣(きょじゅう) / Feranmuts
テラにおいて「神」として崇められることもある、強大な力を持つ高次生命体です。
特徴: 現実を改変するような超常的な能力を持ち、その体の一部が山や都市になるほどの規模を持つこともあります。
・ニェン(年) / シー(夕) / リィン(令): 炎国の伝説にある「歳」の分身たち。歳以外にもたくさんいる。
・不死の黒蛇(コシーチェ): ウルサスの意志を体現し、他者の肉体を乗っ取ることで生き続ける存在。かつてタルラを支配していました。
・劇団長(トラゴーディア):特定の肉体に固執せず、他者の精神や運命に干渉する力を持っています。「至高の芸術は悲劇に宿る」という狂信的な美学を持っています。単に人を殺すのではなく、対象が最も絶望するような道筋(台本)を書き換え、強制的に歩ませる力を持っています
・イェラガンド :アークナイツの舞台では「ヤエル」が代理人として行動している。浮遊石にもイェラガンドの魂が込められているようで、時折自問自答するように浮遊石と言葉を交わしている。
3. サーミの意志と「崩壊体」や「悪魔」
テラの北の果て、サーミ地方で対峙することになる異質な存在です。こちらは「アークナイツ エンドフィールド」で詳しく扱われることになると思います。
・悪魔:崩壊という現象をもたらすが詳細はまだわかっていない
・サーミの意志: 土地そのものが持つとされる意志。
4. 海の怪物(シーボーン)
テラの海の深淵に潜む、適応と進化を繰り返す群体生命体です。
特徴: 個体としての意識よりも群れとしての生存を優先し、地上の生命を飲み込もうとします。
超越的な存在: 「イシャームラ」など、スカジたちアビサルハンターの因縁の相手となる神的存在。
超越的存在ではないですがサルカズも特殊な立ち位置にいますね
・カズデルの「魔王」: サルカズの記憶を継承する存在や、レヴァナントたちもある種の超越的な側面を持ちます。
あらためてしっかり読み直したり整理したいので、はやくストーリーリーダーに日本語テキストが入荷されてほしい!