頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

「売れてなきゃクズ認定する構造」「現在売れていない人を敗北者として切り捨てる構造」から脱却するための視点を考える

note.com

まぁこの手の話、Twitterの白ハゲ漫画の定番なんですよ。

1ページ目で「どうせ売れてない俺は・・・俺は・・・」って書いておいて

2ページ目で「知るかー!俺は好きなように書く!」か「あなたの創作を待ってる人もいるんですよ!」のどっちかのオチで回収するのがもうお約束。


いわゆる「金持ちによる株つらい詐欺」とかと一緒で「そこそこ地位を得ているマンガ家による承認欲求満たされなくてつらい詐欺」です。


なぜSNSの人間は何度騙されてもこの手の詐欺に引っかかるのかというと、そういうストーリーが好きなように調教されているからでしょう。




とはいえ、この流れがもはや陳腐化しているのは事実。


マシーナリーとも子さんがどういう意図で書いたのかは知りませんが、形としては「定番ネタに安易に乗っかってる」構図になってしまっており

正直うへえ・・・っていう気持ちにはなります。

貴殿はそれでもアークナイツ民か! 16章やり直してこい!みたいな厄介オタクのレスをつけたい気持ちになります。




ただ、一部は本心ではあるでしょうし、実際そうやって割り切れというのがお約束になりつつ中で、「いや、割り切れるわけねえだろ」という主張自体に価値がないとは思いません。



というわけでせっかくだしちょっと考えてみる。



ちなみにこの話題の震源地はこちらです。






市場価値(存在価値)と存在価値を切り離す

ja.wikipedia.org

最初の文章にある「売れない創作物はカスである」という呪縛の正体は、「市場での商品価値」と「作者の人間としての価値」を混同してしまっていることにあります。

市場価値(売上): 特定のタイミング、特定のプラットフォームで、どれだけの人が財布を開いたかという「経済指標」です。

存在価値(創作): 自己表現、技術の習得、誰か一人を救う力、文化の蓄積など、数値化できない価値です。

議論の出発点として、「売れていない=実力がない」ではなく、「まだ市場との接点(チューニング)が見つかっていない状態」と定義し直すことが重要です。

これを「カス」と呼ぶのは、芽が出る前の種を「花が咲いていないからゴミだ」と捨てるようなものです。


本当に売れたいなら、クリスタルな洋介さんのようにすればいいわけで。

togetter.com

「本当は売れること以上に価値があることがある」なんてのは自分自身が一番良くわかってるはずですしね。



2. 「面白さ」を「需要への適合」と読み替える

著作累計2200万部を突破した進行諸島氏の発言「面白くないものが売れると考えるのは読者をナメている」はビジネスとしては100%正解です。

しかし、ここでいう「面白い」は「(その媒体の)読者が求めているものに応えている」という意味に限定されています。


つまりここでいう面白さは「一定ライン以下の作品を通さない門番」ではあるかもしれませんが、「売上の数と面白さは別に比例関係にはない」ということが重要です。


「マクドナルドは世界で一番売れている=マクドナルドは一番美味しい食べ物だ」という定番ネタがあります。

これについてはマックは「世界一の美食」ではないかもしれませんが、「安く、早く、どこでも同じ味で、中毒性がある」という点において

「世界一多くの人の需要に適合してきた」ということは言えるかもしれません。


需要への適合いう軸で考えることで面白さを多面的に捉えることができる

面白さを以下の3つに分解してみると、否定的な空気感を和らげることができます。

①普遍的な面白さ: 構成、テンポ、共感など(技術で磨ける部分)

②市場的な面白さ: トレンド、ジャンルの人気、手軽さ(戦略で選ぶ部分)

③個人的な面白さ: 作者独自のフェティシズム、偏愛(作家性の核となる部分)

「売れていない人」を全否定しないためには、「あなたの個人的面白さを、どうやって1や2の形に翻訳するか?」という「翻訳のフェーズ」の話として議論を進めるのが建設的です。


というわけで横田卓馬さんの事例を共有したい!(本記事の目的)

ポンスカの横田卓馬さん、これまで色々描いてきたけど
オナニー

変態能力バトル

社交ダンス

サッカー

MTGラブコメ

ラブコメ

と…ちょっとずつ一般ウケする題材に寄って行ってその末にシンプルなラブコメでアニメ化に至るのがなんか現実感


横田卓馬さん、アニメ化本当におめでとうございます!

こころから尊敬します。

「オナニーマスター黒澤」の頃からずっと好きな作家さんです。(シューダンだけはまじで面白くなかった・・・)

こういう話題に参加することなく、作品によってこの話題への答えを出しているのが本当にすごい・・・。






ぶっちゃけ、この記事は横田さんの話題を知ってほしいがためだけに記事書きました。

マシーナリーとも子さんはこの話題を出すための枕でしかないです。本当に済まない・・・






といってもそれだけだと申し訳ないので、もう少し掘り下げて考えてみます。

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