頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

AI関連投資の神と言われた「レオポルド・アッシェンブレンナー」さん。AI関連株の急落に巻き込まれて資金調達の必要に迫られる自体になってた模様

彼が買い煽れば、どんな株でも上がりまくる。そんな魔法使いのような存在として、ここ1年ほど強烈な影響力を持っていた投資家がいる。レオポルド・アッシェンブレンナー。バフェットを遥かに上回るパフォーマンスを叩き出し、投資界隈で話題になっていた人物だ。


ところが最近、この人物が「資金繰りに困っている」と報じられた。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-07-30/aschenbrenner-hedge-fund-situational-awareness-seeks-capital-after-loss-ft-says

数倍以上に儲けているはずの人が、そこから多少下がった程度で資金難になるものだろうか。

普通に考えれば、10倍になったものが5倍に戻っただけなら、まだ十分すぎるほどのプラスのはずだ。

それなのになぜ、資金調達に奔走するような事態になっているのか。

・そもそもアッシェンブレナーとは何者かという基本的なところから

・直近の開示ポジション

・7月に何が起きたのか

・そして「儲かっているはずなのになぜ困っているのか」あたりについて情報を整理しておく。




1. レオポルド・アッシェンブレンナーとは何者か

まず、初めてこの名前を聞いたという人のために、簡単な経歴を押さえておく。

アッシェンブレンナーは、かつてOpenAIのスーパーアライメントチームに所属していた人物だ。

2024年に同社を解雇されているが、その後に発表した「Situational Awareness」という論文で一躍有名になった。

AGI(汎用人工知能)の到来がいかに近く、それがもたらす影響がいかに大きいかを論じたこの論文は、AI業界の内外で大きな反響を呼んだ。

そのアッシェンブレンナーが設立したのが、Situational Awareness LPというヘッジファンドだ。

AI関連、特にインフラ・電力・メモリ・neocloud(AI専用クラウド事業者)といった領域に集中投資する運用戦略を取っている。

このファンドが単なる「勢いだけの新興ファンド」でないことは、出資者の顔ぶれからも窺える。

Jane Street、Stripeの共同創業者であるコリソン兄弟(Patrick & John Collison)、Nat Friedman、Daniel Grossといった、テック・金融業界で名の知れた人物たちが名を連ねている。

つまり、相応の目利きを持つプレイヤーたちが、このファンドの戦略を評価して資金を投じていたということだ。



2. 圧倒的すぎるパフォーマンスの実態

このファンドの何がそこまで話題になったのか。数字を見れば一目瞭然だ。

2024年後半、数億ドル規模でスタートしたこのファンドは、パフォーマンスと資金流入によって急拡大を遂げる。

2026年5月末時点で年初来+270%程度だったリターンは6月末には年初来+439%(ネット、手数料後)にまで達した。

設立以来のトータルリターンで見ると、+1,000%を超えるという報道もある。

AUM(運用資産総額)も、数億ドル規模から約200億ドル規模へと膨れ上がった。

これほどの規模と成長スピードを両立させたファンドは、ヘッジファンド業界全体を見渡しても稀だ。

「買い煽れば何でも上がる魔法使い」という評判が生まれたのも、この実績があってこそだろう。




3. 直近の開示ポジション——何を、どれだけ持っていたのか

ヘッジファンドの実態というのは基本的にブラックボックスだが、アッシェンブレンナーのファンドについては、ある程度中身が見える。

米国株・オプションの主要ポジションは、四半期ごとの13F提出によって開示される仕組みになっており

熱心な追跡アカウントやサイトがそれを詳細に分析・可視化しているためだ。

2026年第1四半期(直近の開示、5月中旬前後に提出)の13Fによれば、ファンドの公開ポジションはおおよそ次のような構成だった。



主力ロング(買いポジション)

Bloom Energy(BE)——オンサイト燃料電池による電力供給がテーマの銘柄
SanDisk(SNDK)——AIデータセンター需要を支えるメモリ(NAND)関連銘柄
CoreWeave、IREN、Core Scientific、Applied Digitalなど——neocloud、あるいはビットコインマイナーからAIデータセンターへ転換した系統のインフラ株
Nebius(NBIS)——のちに13Gで別途大口開示されたneocloud銘柄

ヘッジ(売りポジション)

NVDA、AMD、Oracle、Broadcomといった半導体大手に対する大口プットオプション

つまり、電力・メモリ・neocloudという「AIインフラの川上」に強気の集中ロングを持ちながら

半導体大手という「川下」側には一部プットでヘッジをかける、というペアトレード的な設計になっていたことがわかる。

なお、これはあくまで公開されている米国株・オプションの部分に限られる。

報道によれば、ファンド資産の約2割はAnthropicなど非公開企業の株式で構成されているとされ、そちらは開示対象外だ。




彼のポジションを追跡できるサイト

situationalawareness.pplx.app

leopoldstocks.com


すべての保有銘柄が一覧できるサイト
https://13fai.com/funds/situational-awareness-13f-holdings.html

ダッシュボード形式で分析しているサイト
https://tracefour.com/trackers/aschenbrenner


公式HP。最新情報は5月18日

13f.info






4. 7月の急落——開示ポジションで何が起きたか

そして7月、状況は一変する。

この続きはcodocで購入