頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

今回のキオクシア急落劇の裏側で、韓国のレバETF騒動を引き金として「アッシェンブレナーショック」が起きていたらしい

天才・アッシェンブレナーさん、4倍レバレッジで投資をしていたら株価がいきなり半減して資金難になって、資産をシタデルに買い取ってもらうハメになったらしい。

www.tyoshiki.com

この記事書いた翌日に

アッシェンブレナーさんがオープンポジションを全部ヘッジファンドの「シタデル」に二束三文で買い取られ

それをシタデルが安値でぶん投げていたために今週の株価崩壊が起きてたらしい。

レオポルト・アッシェンブレンナーの450億ドルのAIファンドが、カリフォルニアでの彼の結婚式にゲストが到着した直後に崩壊し始めたことが明らかになりました。

シタデルは、強制的なポジション解消の後、Situational Awarenessの株式ポートフォリオの大部分を買収したと報じられています。

つまり、7月にFRBが利上げする可能性を警告しながら、そのナラティブが押し下げていたAI株を買う準備をしていたということです 🤔








アルケゴスショックの再来


アッシェンブレナー氏の顛末は、金融史において何度も演じられてきたレバレッジ悲喜劇の一幕に過ぎないと言える。

1990年代末、LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント) はノーベル経済学賞受賞者や天才数学者を集め、高度な金融工学モデルで巨万の富を築いたものの、過剰なレバレッジが裏目に出てロシア通貨危機で忽ち破綻した。


2020年代初頭、アルケゴス・キャピタル ビル・ホワン氏が集中投資とトータル・リターン・スワップによる巨額レバレッジで一時期爆発的なリターンを出したが、わずか数日で数兆円規模の資産が霧散した。


たとえ「AGIの到来」「AIインフラの爆発的拡大」という巨大なトレンドの方向性を的確に捉えても、金融市場のボラティリティには耐えられない。


なぜこの古典的な失敗を避けることができないのか。


「自分は未来を見通している」という強烈な信念が、市場の短期的なノイズや逆風に対する安全率を削り、レバレッジを極限まで高めさせる。


未来の予測で最も難しいのは、何が起きるかではなく、いつ起きるかだ。



マクロ経済の失速、電力網敷設の遅れ、一時的な決算の失望など、市場が短期間息切れしただけで、レバレッジをかけたポジションはマージンコールに耐えきれず強制清算へ追い込まれる。


ジョン・メイナード・ケインズの名言を置いておこう。

「市場が正気に戻る前に、投資家は破産する」

シタデルはアッシェンブレナーのPFの脆弱性をよく理解していた

24歳の元OpenAI研究者が、8人で運用するファンドを450億ドル規模に育て、6月時点で純リターン439%を達成したものの、7月末にはケン・グリフィンに公開株式ポートフォリオ全体を一括取引で売却してしまった。

グリフィンは2年前、このまさにその失敗パターンを指摘し、シタデルでポートフォリオマネージャーが脱落する理由を問われてこう答えた:

「ポートフォリオが極端に高い集中度を持ち、大規模なポジションを抱えていて、それらのポジションを保有する明確で簡潔な競争優位性を示せない。」

「そして、完全な情報を持っていても、自分を助けられず、より良いポートフォリオ構築に至れない人もいる。」

同じインタビューで逆の質問も受け、シタデルがなぜ成功し続けているのかを問われ、彼の3つ目で最後の答えはこれだった:

「それは経験だ。損失と痛みという代償を払って得たものが、叡智に変わる。私のリーダーシップチームは、市場の非常に困難な瞬間を何度も一緒に乗り越えてきた。非常に苦い教訓を学んだ。でも、それが市場の混乱や危機の時期に、私たちを投資家としてはるかに効果的にする。」

シタデルは1990年11月にスタートした。一方、Situational Awarenessは2024年に始まり、AIインフラをロング、ソフトウェアをショートで約4倍のレバレッジをかけた運用だった。両方の脚が同じ3週間で逆行した。

そのブックには、まだ苦い教訓が織り込まれていなかった。

それが買われたものだ。

彼はAIについて間違っていなかった。彼のブックの構築について間違っていたのだ。





レオポルドが爆発しないためのアプローチを説明する(2024)

「明らかに、爆発しないことは第一の課題であり、第二の課題であり、または何とかいうものです。

この投資会社は、この10年が終わる前にAGIと超知能に賭けるつもりだと考えています。

それを真剣に受け止めたなら、あなたが下すような賭けをすることになるでしょう。」

「それが間違っているなら、この会社はあまりうまくやっていけないと思います。」

「耐えなければならないのは、あなたが知っているように、一つか二つか数個の個別の判断です。

たとえば、データウォールのせいでAIが1年間停滞する、または収益が上がるタイミングの判断を間違える、といったことです。」

「タイミングを正しく当てる必要があります。一般的に言って、AGIに至るまでの賭けのシーケンスは実際かなり重要だと私は思いますし、人々がそれを過小評価している何かです。」


レオポルドの清算により、半導体単一銘柄のボラティリティが75%(SOX指数)まで上昇しました。

これは、半導体ボラティリティがこの水準に達した3回目の事例に過ぎません。他の2回は、2020年3月と2025年4月です。


理論は間違ってなかったとは言うけど、アッシェンブレナーのAI進化タイムラインは方向性はあってたけど1年以上早すぎたので、理論家としては天才でも投資家としてはやはりちょっと難があったと思う





いうたところでアッシェンブレナーは超大富豪のまま(アンソロピックの未公開株をたんまりと所有している)

レオポルト・アッシェンブレンナーは、この不況の後でもまだ億万長者だ。私はそう信じている。

その一方で、あなたと私はまだトップラーメンを食べている、チキン味のやつ、おそらくマイクロプラスチック入りで、ここで塹壕で戦っている。




アルケゴスショックを学んで、これからどういう動きになるかを考えてみましょう

ところでなんで強烈に下がって7/31に強烈に上がったかですが、ちゃんと仕組みを理解するのが難しい人もいると思うので解説しておきます。(私もわからなかったので過去の事例と併せてどういうことがおきていたのかを調べました)

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