私は割と本作品の「ビオラ」みたいな陰湿な部分や謎の執着心があるため
本作品のビオラがみんなからやべーやべーと言われていてもそっちのほうは実はあんまり気にならないどころか
なんなら個人的にはむしろビオラさん目線で本作品を楽しんでいたまであるのだけれど。
逆に私は藤都子先生みたいなキャラは「うわあ・・・」ってドン引きしてしまうところがある。

まぁアニメであり、自分とは距離が遠い関係性だから、都子先生の空回りはあくまでも他人事として笑いながら見てたけど
身近に都子先生みたいな人がいたらさすがに笑えなかったかもしれない。
本作で最もやべーキャラかもしれない。 ワンチャン、彼女がビオラでも制御できないモンスターになったらあまりにも面白すぎる

藤都子(みやこ)先生のこれまでの行動整理
藤都子は神田白八馬アカデミー2年生、みゅーたいぷ(夢限大みゅーたいぷ)のキーボード担当。
筆名「富士見夜子」として週刊連載を抱え、締め切りと戦いながらバンド活動に向き合う物静かで控えめな性格。
相棒のぬいぐるみ「まるくん」を常に持ち、緊張を紛らわせる。
ドーナツ・寿司好きで内向的で陽キャ的なポジティブさを苦手とし、直接的な対立を避けて内側に溜め込む傾向が強い。
当初は「画師募集」だと思って加入したが、実際はバンド参加だった。
第1話「みゅーたいぷ」〜第2話「ちゅ~」
マネージャーから突然バンド結成を告げられ、ユノとともに戸惑う(契約書に記載済みだった)。
あられに自分の連載作品が好きだと知られ、尊敬される立場になる。学校では授業中に堂々と液タブで漫画を描く姿を見せる。
ののかの配信発言がきっかけでバンドSNSが炎上する事態に巻き込まれる。
ストレスで卑屈になり、自宅で「可愛いものに癒されたい」発作を起こしてぬいぐるみケースに飛び込む。
ののかが心配してハグなどの「お手当て」をするが、都子はそれを苦手とし
直接文句を言わず家でぬいぐるみに愚痴をぶつけてストレスを発散する大人びた対処を見せる。
一方で自分の作品を応援してくれているあられには感謝を伝え、好きなアニメのステッカーをプレゼント。
最後に「きれいごと、ぶりっ子、陽キャ…苦手だ」と内心を漏らす。
第3話〜第5話頃
ののかの仲介もあってあられと趣味を共有し、徐々に関係を深める。
バンド活動が形になり始め、律の加入に向けた流れに関わる。
漫画の締め切りとバンドの両立で寝不足気味になりつつも、メンバーとの日常を積み重ねる。
あられからのサムネ依頼など、漫画家としてのスキルがバンド側でも頼られる場面が出る。
第6話「うんめい」以降(ビオラ接触開始)
不甲斐なさを感じて落ち込んでいるところに、ビオラが初めて接触。
当初は警戒するが、ビオラの巧みな褒め言葉と愛嬌に心を射抜かれ、急速に親しくなる。
再会時にビオラが「運命」のように演出したことでさらに傾倒。
律の加入報告方法を話し合う場で、ビオラから言われた言葉をほぼそのまま引用して
「ライブはどうか? 輝いているところを見せればいい。やってみて初めて分かることもある」と提案する。
視聴者目線ではほぼ「洗脳」状態。ビオラの操り人形のようになってしまう。
ビオラの背景を知らないまま擁護し始め、メンバーとの対立し、その結果ますますビオラを心理的支柱・相談相手にするようになる。
その後もビオラとの私的な交流を続け、バンド内で溝が生まれた際にビオラ側に傾く傾向が強まる。
漫画家としての単行本ヒットなどで舞い上がるタイミングをビオラに突かれ、さらに依存を深めていく。
第9話「かいさん」における藤都子先生の行動の詳細整理
バンドが解散危機に瀕する回で、メンバーそれぞれの立場が明確に分かれる中、「ひとりは離れて、ひとりは踏ん張って、ひとりは踏み出して、ひとりは立ち止まる。もうひとりは――まだ何も選べていない。もう戻れないかもしれない――」
そして都子は「まだ何も選べていない」側、もしくはビオラ依存で立ち止まった側として描かれる。
主な都子の動き
1️⃣ビオラとの密会・愚痴の吐露:バンド内の不和(特にあられ関連)を背景に、ビオラと会う。あられへの不満や愚痴を私的に吐き出す。
ビオラはそれをこっそり録音しており、都子は気づいていない。この録音が後の火種になる可能性が高い。

2️⃣律からの警告の拒絶:律が都子にビオラの危険性(過去の被害者としての視点)を直接伝えようとするが、都子は受け入れず拒否。
ビオラを「最高のファン」「自分を見てくれる人」と信じ込み、警告を聞き入れない。
3️⃣メンバーとの衝突:ののかやあられとの間で感情的な衝突が起きる。都子はビオラ寄りの発言や態度を取り、バンドの結束をさらに揺るがす。
自身の心の重心が完全にビオラ側に寄っている状態が強調される。
この話は「お互いを知ろうとしなかった結果の不和」が爆発する回で、都子のビオラ依存がバンド崩壊の主要な火種の一つとして機能している。
ビオラの策略に完全に嵌まった状態が続き、彼女自身の「漫画家としての孤独感・認められたい欲求」が利用されている点が際立つ。
ビオラ依存の深刻さが露呈するシーン大好きすぎる

都子「峰月さんの言いたいことは分かりました。自分が今見ているビオラさんと、峰月さんやあられさんから見ているビオラさんが違うことも。
でもビオラさんは本当の私を分かってくれたんです。ビオラさんがいたから私は自分に自信が持てた。
……あ、だからビオラさんがいないと私……。」
律「そっか。私と都子さんってウィンナーとソーセージなんだ。(※似たもの同士、という意味)。違うけど似てる。おはぎとぼたもちみたいな。」
都子「おはぎとぼたもちは同じじゃ……。」
律「私、自分は真面目で無口で面白くなくて、ずっと「自分がない」って思ってたんです。
そんな私にビオラは道を作ってくれました。
優等生のクラスメイトとしての役をビオラを与えてくれて、ビオラの言葉に従うようになってからは、いつも目の前に正解が落ちていて楽だった。
それでも最初は「自分で見つけた道だ」と思ってたんです。「自分にはその道しかない」って。
でもその考えさえもビオラの狙い通りでした。」
都子「そうだとしても周囲に求められるならいいんじゃないですか。私はずっとそうして生きてきました。
自分が選んだ世界で生き残るために。」
律「私、空っぽになっちゃったんです。
ビオラにもらった正解を食べすぎて、好きなものとかやりたいこととか、自分は何が大切なのかも分からなくなった。
そこにビオラはもっと甘くて美味しい言葉を詰め込んでいくんです。」
よくおばあちゃんが言ってました。「甘いものを食べすぎると体に良くないよ」って。
ビオラの怖いところは、自分の手を汚さないところです。甘い言葉で人を手なずけて、人に罪を……。」
都子「言いたいことも分かります。でも」
律「お話しませんか? 私たちもっといろんなこと話した方がいいと思います。
都子さんはどんなお肉が好きとか、焼き方とか……
あられちゃんも同じなんですけど、ののちゃんはきっと同じ気持ちなんだと思います。みこさんを分かりたくて、だから……」
都子先生「ごめんなさい。ごめんなさい。私、分かりたくないです。」
律が「私たちもっといろんなこと話した方がいい」「みこさんを分かりたくて」と歩み寄ろうとするのに対し
都子は謝罪を繰り返しながらも「分かりたくない」と一方的に会話を終わらせようとします。
これはこれまでのパターン(ののかやあられとの衝突時にも見られた「直接向き合わず内側に閉じこもる」「ぬいぐるみ相手にしか本音を出さない」)の延長線上にあります。
結果として、バンドメンバー(特に律・あられ・ののか)との溝をさらに広げ、第9話の「もう戻れないかもしれない」状況を決定づける一因となっています。
都子が「自分を認めてくれる甘い言葉」に依存し続けていることを、視聴者に強く印象づけるクライマックスの一つです。
律が自らの体験を下に「甘いものを食べすぎると体に良くない」という言っているのはビオラの手法そのものを象徴してるわけですが
都子はそれが危険だとわかっていても、ビオラを求めずにはいられない。その「甘い言葉」を今も食べ続けていることが明確に描かれています。
なんなら、それを止めようとするものが全て敵に見えちゃっている状態。

というわけでここから感想
