頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

人から相談されるという時点でもう人間としての徳が私よりだいぶ上だと思うから何とも言えない

この記事は「私は他人から人生相談なんか受けたことねえわ……」という話です。




なんの記事についての言及かはわかる人にはわかると思うけれど、書いてる内容が完全にクソリプというか独り言なので、その記事へのリンクは貼りません。







相談なんかめったにされたことがない私からするとなんか雲の上の会話に思える。

相談されたことがないわけではないが、されたとしてもろくな相談ではなかった。

他人から人生における重大な悩みなんか相談されるという時点でその人はすごいなと思ってしまう。




コミュ力がなさ過ぎると「人の話をよく聞いてくれる奴」と勘違いされることがある

私は何を考えているのかよくわからない代わりに、自分の意見を強く主張することがあまりない人間だと思われていた。

「とりあえず相手の話を理解して自分の言葉で整理しなおす」という所作を必ずするので、なんとなく相手からすると「自分の話をちゃんと聞いてくれる」と勘違いされることが多かったようだ。

実際は、人の話を聞きたくて聞いているわけではなかった。

理解力が低いというか遅いため、しっかり相手の話を聞いて自分の言葉でアウトプットしなおさないと理解が追い付かない、というだけだった。

その後で実は相手の話に対してネガティブな印象を持っていることなんかしょっちゅうだったが

そういう自分の意見がようやく浮かんでくるころにはもう相手は話を切り上げていることが多かっただけだ。

まぁとにかく、同期の間では話をしていて全く相手にプレッシャーを与えない存在だという風に思われていた。




王様の耳はロバの耳の「井戸」的な扱い

例としては大学1年生の時にこんな相談があった。

さばさばしてていい感じだなーって思ってた帰国子女の女の子から相談されたと思ったら

「新刊コンパの後にと、私の高校時代からの同期であるYとヤったのだがその男が実は彼女持ちだった許せないどうしたらいい」みたいな話だった。

好きまではいってなかったけどあまりのスピード感に全くついていけずショックを受けてただけなんだけれど

なんか私にいろいろとぶちまけてスッキリできたありがとうみたいなことをいわれて「ドウイタシマシテ」としか言えなかった。


そして、そのYからも相談があって、酔った勢いでとある女とヤってしまったのだが俺彼女いるんだけどどうしたらいい?と言われた。

ちなみに私とYは高校が同じだったが、高校時代に彼女がいたという話は全く聞いたことがなかった。
その彼女は東京に来てからできたというから行動力すごいな~という感想しかもたなかった。


こっちはかなりgdgdした態度だったが、私から言えることもないのでやっぱりただただ話を聞いてるだけだった。

ちなみに女の方は帰国子女だったからなのかその人の性格なのかはわからず怒りの感情が強く自分のことを可哀想がるような被害者しぐさがなくて好感を持った。

そんな感じで、どっちに肩入れすることもなく両方の意見を聞いてただけで私の役目は終わった。*1


入学直後にこういう事態に巻き込まれた私がどういう気持ちだったかは今では思い出せない。当時からブログやっておけばよかった。

「大学の男女関係怖いなーとづまりすとこ」って気持ちになったのかどうかは今では思い出せないが私はその数か月後にエロゲオタクになってしまった。



「相談を受けている」という実感を持つような相談はほとんどなかった

その後もろくな相談を受けた記憶がない。

ともあれ、人の話を途中で遮らずにちゃんと聞くやつだと勘違いされたせいで、「意見は求めてないがとりあえず愚痴を聞いてほしい」という考えの人にご利用いただく、程度だった。

当然その程度の認識だから、大事な話をされるわけではない。

会社に入った後も、受ける相談といえば先輩によるいじめガーとか病気とかについてとかそんな話ばかりだった。

なんかそれで他の人の意見を聞いたり情報を集めたりと便利屋さんみたいな振る舞いをしていた気がする。

あとは、多かったのが「勉強」絡みのことや、業務に関するチュートリアル的な部分はよく相談された。

学歴が上というだけで、なんとなく勉強のことについて話振ってやれば喜ぶだろうみたいな感じで気軽に話を振られることが多かった。

別にいいんだけど、すくなくとも「よしきだからこそ話を聞いてほしい」といわれたことは全くないと思う。

まぁそんなこんなで、全く望んでないことに、人間関係のすげーつまらないどうでもいいマイナス的な部分の情報ばかりがよく集まってきた。

その話を他の誰かに話するようなことも特になかった。

なんとなく自分の中にいらない情報がたまっていって、モヤモヤすることが多くなり

次第にそうやって人の話を聞くのも煩わしくなってきた。

ここで、人の相談に乗ることについてしんどいけどやりがいがあるみたいに思えればよかったんだけれど

当時は今よりもずっと自己評価が低かったからそのようには思えなかった。

自分のことですらちゃんとできてないのに他人に偉そうに言えるような立場ではないと思ってたし

相談されればされるほど気が重くなっていった。




人生相談を受けるような人の苦労の部分はよくわからないので、ただただそういう相談をされる人はすごいなあと思うばかりです


私がはてなという「他人のつまらない話に首を突っ込みたがる人異常者ばかりが集まっているコミュニティ」から未だに抜け出せないのは

私自身が「他人のつまらない愚痴とか悩み話ばかり」を聞かされ、それを突っ返すことができなかったつまらない人間だからなのかなと思ったり思わなかったりしている。


そんなところかなぁ。




なんにせよ、いくら有名人ではあっても知り合いでもない、自分のことをよく知らないであろう他人に人生相談をするという感覚自体がよくわからないですが

よくよく考えたら「そういうプロフェッショナル」の存在は必要だよね。

あとは占い師でも精神科医でもコラムニストでもいいけど、身近に相談できる相手がいない人の悩みに対して答えるときに、その専門性を担保するには何が必要なんだろうね。



グローリー水領先生はよ。

togetter.com

*1:結局Yは元の彼女とは別れ、その女と付き合うことになった。その後その女とどうなったかは聞いてないので知らないが少なくとも2年間は付き合っていた。しかし、数年ぶりに会ったら別の女と結婚してた。