http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50851023
善とはなんと退屈にして貧相で、そして悪とはなんと華麗にして豊穣なのだろう。だとしたら、豊穣を善とするのは、悪を善と取り違えていることになりはしないか。
http://bukupe.com/summary/3569
「世界征服を目指す人とは、現状を否定する人のことです。人に優しく、環境に優しく、良識と教養ある世界を目指すことにより、悪の栄える世界を目指しましょう。今現在の幸福と平和にノーを言うこと。新しい幸福と平和を世界に宣言すること。これが新時代の、世界征服への合言葉なのです」
「1984年」のビッグブラザーはどの支配者タイプ?
「その方法はわかる。しかしその理由がわからぬ」と?君も党が"如何"にして権力を維持しているかよく理解しているはずだ。しからば、われわれが"なぜ"権力にしがみついているのか説明してくれないかね? われわれの動機は一体なんだろう? われわれはなぜ権力を望むのだろうか。さあ、言ってみたまえ!
さて、1984年は、分類としてはどこに当てはまるか一緒に考えて欲しい。
http://bukupe.com/summary/1794
http://bukupe.com/summary/433
世界支配の目的
(1)人類絶滅/宇宙戦艦ヤマトのガミラス人がこのタイプ。自分が移住するため邪魔者を滅ぼす。
(2)金がほしい/ヤッターマンのドクロベエなど。この場合、人類が絶滅したら貢ぐ人がいなくなるので困る。征服者の多数派。
(3)支配されそうだから逆に支配する/ガンダムのジオン公国。この場合必ずしも征服者が悪とは限らない。
(4)悪を広める/ドラゴンボールのピッコロ大魔王が代表例。悪の浸透を至上の喜びとする。
支配者のタイプ
①魔王:正しい価値観で全てを支配したい。
②独裁者:責任感が強く、働き者
③王様:自分が大好きで、贅沢が大好き
④黒幕:人目に触れず、悪の魅力に溺れたい
世界征服の手順
①目的設定
②人材確保
③資金の調達と設備投資
④作戦と武装
⑤部下の管理と粛清
⑥世界征服・その後
世界征服には魅力がないというか利点が少ない。
それでもなぜやろうとするのか。
そういう悪の秘密結社の動機というのはとてもおもしろい。
「悪の秘密結社」のほうが魅力的な作品あったら教えて下さい。
「ダイミダラー」のペンギン帝国は超ホワイト企業だよね。
まおゆうも「悪の秘密結社」の話として読むほうが好き。
あれを正義の、王道の物語としてよむのは御免こうむる。昔書いた私のまとめ。
http://bukupe.com/summary/3571
ガンパレード・マーチの芝村一族もまごうことなく悪だけれど「勇者」の味方だしね。
1984年のビッグブラザーも、「欲望に忠実に」「自重は悪」というのを徹底しただけなのかもしれない。
http://hash.hateblo.jp/entry/20090417/1239986783
余談だけれど、善悪とおなじように、ホントと嘘についても結構この定義が好き。
http://b.hatena.ne.jp/entry/ameblo.jp/petronius/entry-10012159430.html
本質を偽るのではなく、本質を飾る。これこそが正しいウソのつきかただ。ウソにこそ誠実さと戦略が不可欠だ