投資というのは短期と長期で取るべき行動が全く違います。
また、長期投資は基本的に十分な余力があることが前提になっています。これはらくからちゃさんの記事で書かれている通りです。
短期と長期という時間軸の区別ができない人は今は投資をしない方がいいです。
さて、この記事についてですが。
www.bloomberg.co.jp
まず最初に言いたいんですがはてなブックマークのコメントはひどすぎると思います。 疑問を持つことはいいことだけれど、こういう冷笑的な態度とか皮肉をとって終わりにするんじゃなくて、ちゃんと数字を持って批判する癖をつけた方がいいと思うんですよね…… はてなのこういうところ最近ほんとうにひどくなっててほんとダメだと思います。
「まだバフェットは45億円(0.04%)しか買ってない」と判断すべき
このニュースですが、私の感想としては、「まだバフェットは45億円しか買ってない」ということですね。
45億円は超大金ですが、バフェットの資産と比較した時は1%にも満たない金額です。
バフェット率いる保険会社「バークシャー・ハサウェイ」は、2020年1月時点で約13兆円のキャッシュポジションだったと報じられていますから、0.4%未満ですね。
「100万円しかもってないひとだったら4000円しか投資してない」計算になります。果たして買いだと思う人がいるでしょうか?
リーマンショックの時に、バフェットが買い始めたタイミングで一般人が投資を始めたら破産しています
リーマンショックの時のバークシャー・ハサウェイの現金保有比率の推移です。
見ての通り、バークシャー・ハサウェイはリーマンショックの前哨戦であるパリバショックが起きた2007年末からは買い始めています。
アメリカにおける株価の底は2018年10月ですので、リーマンショックによる下落中はほぼフルで被弾しながら、それでも圧倒的な現金余力を背景に崩壊寸前の株を買いあさりまくったんですね。
なので、現在はまだその初動です。こんなタイミングで「買いだ」と判断する人はまぁいないと思います。
そもそも、今回の下落は現状までではリーマンショックではなく「パリバショック」または「1929年世界恐慌」とタイプが近いものです。
過去のショック安局面との比較 pic.twitter.com/dPcNqm9pKO
— パワー投資 (@power_investor) March 14, 2020
リーマンショックが来るとしたらこれからになるので、今の時点から買いだという声に踊らされてる人はちょっと投資向いてないと思います。
過去の歴史から確実に言えることは、「どこが底になるか」ということはバフェットですらわかってなかったということです。
なので、ここから半値になっても喜んで買いに行く余力があるバフェットの動きなんかに踊らされないように注意しましょう。
とはいえ、私は現在の「パリバショックモード」の株式市場においては短期的な底は近いと思っています。その根拠は次の記事で説明します。
ちなみに、バフェットなど十数名の最強投資家たちの最新のポートフォリオについてはこちらで公開されています。
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私はマネックス証券のアフィはできないので(´・ω・`)