なぜ、「小説家になろう」の作品群は魔王勇者モノばかりなのか? - かくいう私も青二才でね
正直今回はそんなに否定的じゃないです。後半のランキングの話はとても面白かった。
栄えているコミュニティにはそれに特化したランキングや評価制度というものがあると思っていて、
それがそのコミュニティの文化や性質に大きく関わっていると思います。
「ふりーむ」が良いと思うのはともかく、「なろう」のランキングシステムにも興味を持ってみると面白いですよ。
評価システム|マニュアル
なろうサイトの仕組み(日間ランキングの重要性) : なろう小説の情報ブログ
『小説家になろう』連載1作目完結の反省と対策 - その3「お気に入り、評価、ランキング」
「小説家になろう」で1,000ptを越えた~「ランキングについて解説」 - 雲居 残月 の 小説道場
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「ブログ村」と「はてな村」とで感じたこと - いつか朝日が昇るまで
はてなブックマークの場合,反対意見もブクマすることで上位表示されるわけで,反対意見ばかりが並んだ記事が上位にあるなんてこともあるわけです。またカテゴリーに関しては変更はできるものの,基本的には自動的に決定されるので,自分でカテゴリー登録する必要もなく,ある分野に特化したブログを書く必要もありません。さらにブログ村のランキングの場合,週間ポイント数でランキングされているため,突然知らないブログが上位に来ることはありませんが,はてなブックマークの場合,ひとつの記事がいきなりトップに来ることもあるので,急激にアクセス数が上がることがあります。これはブログ村では経験できない事象です。
「はてな」だってあれランキングシステムだって考えることができますよね。
もしはてなブックマークがネガティブな反応ばかりが並んだ記事はホッテントリから排除できたらどうなるだろう。
たとえば、間違った情報を載せて、ツッコミでブクマを稼ぐような記事を排除したら。
はてなはきっともっと早く廃れていたんじゃないだろうか。
そういう視点でランキングを中心とした視点で考えてもらえたら、心から賞賛できたのになーって思いました。
さて、「なろう」については青二才さんの誤解は極端すぎるにしても
小説家になろうについてあれこれ考えれば考えるほど、まおゆうって大発明だと思った。ネットで小説を読む上で説明が最小限度で済むようなステレオタイプのキャラ設定のやつが大多数で、その中に一人だけ説明しないといけないキャラを盛り込み、彼女の長台詞が物語と説明を兼ねてる。すげーよ!アレ
— 三沢文也 (@tm2501) 2015, 2月 15
小説家になろうが魔王勇者ものになった理由はまおゆうが一枚噛んでるんじゃないかとさえ思ってる。物語の世界観説明をごっそり短くしてネットで読む労力を削ったあの手法を見て「ネットで何か書く時はああいう風に説明不要な記号を置くほうが楽なんだ」と思わせたのは大きな発明だと思う。
— 三沢文也 (@tm2501) 2015, 2月 15
割りと同じような誤解をしている人が結構多いと思います。
そう思うのはわからないではないのです。
そういう「見立て」をすることも別に悪く無いと思います。
青二才さんは、本当に2ちゃん「以降」の世代の人なんだなって思って微笑ましい。
とはいえ、全く事実と違うので、そこはちゃんと指摘しておかないとだめですよね。
ランキングの話に関しては共感できるけど、ネット小説界隈って自分の知る限り、00年代後半には既に異世界モノで溢れかえっていたような記憶がある。むしろ「相変わらずなのかー」くらいの感覚。 / “なぜ、「小説家になろう」の作品群は魔王勇…” http://t.co/DaqmjbX46A
— けいろー (@Y_Yoshimune) 2015, 2月 15
けいろーさんはこうおっしゃっています。私もそう思います。
というわけで、このあたりの「まおゆう」前後について語られている本として
テキスト系Web創作の”今”を切り取る - 夏コミ新刊『敷居の部屋の最前線-Front Line-』 - 敷居の先住民
がとてもオススメなのでリンク貼っておきますね。
なろうの話かとおもいきや「2ちゃんSSの歴史」みたいなところが語られてて面白かったですよ。