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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「魔法少女プリティ★ベル」「つぐもも」など最近読んだマンガの感想

最近ブログ記事の更新が以前のようにできなくなっているので、たまってるのをまとめて簡単に

魔法少女プリティベル」

個人的評価★4→★2

タイトルに「魔法少女」とありますが、どちらかというと軍事もの・政治ものです。
ロリ少女がマッチョな男に襲われるというテーマを好むエロマンガ家からの転向組であることもあり、この作品でもロリ幼女と筋肉マッチョマンが多数登場します。
可愛い女の子に「軍事のパワーバランス」や「民主主義」など、地政学やら政治学の話をメインにやらせるという作者の趣味を詰め込んだマンガです。作品中の会話や価値観提示においても作者の主張が非常に強く押し出され、ぶっちゃけあまりの押し付けがましさが鼻につきますが、それでも15巻くらいまでは話がしっかりしていてとてもおもしろかったです。

しかしそこから先は展開が冗長な上に、ストーリーとしての展開に納得がいかないためあまり楽しめなくなってしまいました。北朝鮮が各国監視の中ミサイル開発を誰にも妨害されずに進め、そのままアメリカを打倒する、くらい無茶苦茶な展開です。いままでさんざんパワーバランスとか情報線とか言っておきながらなにやってんだとしか言いようがないです。
正直最近はあまりに趣味に走りすぎていて興味がない描写が多く、話の着地点も見えません。ほんとうに何がやりたいんだこれ。「ああ女神様っ!」も途中でこういう状態になって終盤に奇跡の盛り返しを見せてくれましたが、この作品はそこまで期待できるかというとちょっと微妙かなと。一応ちゃんと完結させて欲しい。

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つぐもも

個人的評価★3

こちらも作者の趣味がもろに出ており、お色気要素というかもう性的な描写が多いですが、本質的には王道まっすぐな妖怪もの☓バトル漫画です。アニメが面白かったので読んでみたら、とにかく絵がめっちゃ上手です。5巻から化けてます。「迷い家」の妖怪編→母親との因縁編と話が進みますが、最初からすべて根っこの設定はつながっており、19巻まで読んでようやく話がすべて見えてきたなという感じです。

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朝霧の巫女

個人的評価★5

これについてはまた別途記事を立てたいなと思いますが、個人的には久々の★5、文句なしの傑作です。4巻までまったり日常ものをやっていたかと思ったらこちらも5巻で大化けします。 深い因縁と、凄まじいまでの登場人物の情念が描かれていて、心をえぐられます。

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ヴィンランド・サガ

個人的評価★3

15巻から19巻までの評価です。とにかく14巻が神でしたが、実際に新天地を目指そうとすると資金などさまざまな問題があるし、なにより過去のしがらみや、現実的な戦争に巻き込まれたりと苦しい展開が続きます。忍耐や贖罪の展開が続くために今は読んでいるこちらもつらいところですが、その先にあるものが読みたいので一生懸命ついていきたいと思います。

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青春しょんぼりクラブ

両想いのその先も努力は続いていく

個人的評価★4

紆余曲折しまくりながら12巻でついに結ばれた隠岐島先輩と桃里にまちゃん、結ばれた後でもやっぱりあれこれあってにまちゃんの泣き顔は健在です。この漫画、何がオススメって上手く説明できないんですが、とにかくにまちゃん可愛くて読むのやめられないんだよなぁ。この後もずっと連載が続いていってほしいですいやほんとに。大好き。

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かぐや様は告らせたい

無論この世に神などいない。
ロマンも愛も、確率論に何の影響も及ぼさない。奇跡などない。
だが、努力と思考を積み重ね行動した者たちには、必ずや与えられる光景がある

個人的評価★3.5

メインキャラが3人しかいない(会計の人間はメインキャラとは認めないスタイル)のに、全くテンションを落とさずにここまで続いてるのほんとに凄いし、このいつまでも進展しない二人を見てニヤニヤするのが正しい楽しみ方だとは思うのですが、個人的にはそろそろなにか大きな動きがほしいと欲張りたくなってきてしまう……。
「花火の音は聞こえない」エピソードで確実に一歩前進はしましたけど、リセットかけちゃうかぐや様ぁぁぁ!

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女王の花

個人的評価★3.5

千年の花は、千年に一度だけ咲くありえない花だという。
けど人なんて、生きてせいぜい百年。
そのうち何十年も一人を思い続けるってのも、十分ありえないこの世の花なんだろうさ

「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」とか「コレラ時代の恋」って作品を思い出しますね。正直終わり方には賛否両論あるかと思いますが、最終話に至るまでの過程の積み重ねは本当に面白く、楽しませていただきました。最終巻特装版にはアナザーエンドがあるそうですが、私は本編での終わり方が好きなのであえてそちらを読むつもりはありません。女王さん、本当にお疲れ様。

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荒ぶる季節の乙女たちよ

個人的評価★2

男って女よりも感覚に頼らないから、一度自分の中で物事を咀嚼する必要があるんだよ。

岡田麿里原作。文芸部でむっつり少女たちが日々「えすいばつ」について妄想を繰り広げながら、だんだん各人が初恋を体験していくというお話。岡田麿里さんはいろいろ言われがちだけど、こういう日常のドロドロを扱うテーマならやっぱり面白いよね。

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花もて語れ

個人的評価★5

思うように生きられなくとも、思うように生きる努力はできる。

上手く言えないけどこの作品はすごく「偏っていて」、その偏りかたに好き嫌いはおおいにあると思うのだけれど私はこの作品本当に好きです。また別途記事書きたいけどとりあえず読みましたよ報告で。

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ヒストリエ

個人的評価★4
何回読んでも読み直したときには6巻以降の話を忘れてる作品。すごく描写が淡々としているせいなのかなぁ。戦争のときはすごい淡々としてるエウメネスですが、恋愛において心乱される描写があって、このズレっぷりがたまらないです。とにかく自由であることにこだわり、皆が羨む役職を得ても心を動かされないあたり、なんかアカギに通じるところがあるなぁと思います。
また、歴史に名高い「カイロネイアの戦い」が9巻~10巻で展開されます。アテネ軍撤退後にテーベ軍が完全包囲されて殲滅されていく様子は、カンネーの戦いに通じるものが有りますね。

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