娘はある日クラスのある男の子がイジメられているのをとめた。それがきっかけでこんどは娘がイジメのターゲットにされた。最後には、当の男の子までが娘をイジメる側に加わったという。なんということか! 娘は不合理を噛み締めた。学んだ? いや。娘から何かが失われた。もう元には戻らなかった。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月12日
小学校で娘がイジメにあったとき、娘を苦しめたのは、イジメそれ自体よりも、自分までターゲットにされるのを怖れて離れていった友だちだった。友だちの名を呼ぶ娘の声がICレコーダーに録音されていて、それを聞いたとき、涙が出た。校長室に乗り込みイジメは収まったが、娘の心の傷は消えなかった。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月11日
パパは仕事ばかりで何もしてくれない、と娘は思っていたらしい。だが、この時ばかりは校長室へ乗り込み、弁護士スキル全開で脅した。結果イジメは劇的に解消され、父への信頼はかろうじて維持された。イジメっ子らは手を下すまでもなく揃って中学受験に失敗。だが、娘から失われたものは戻らなかった。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月12日
この一件で娘から失われたものは「正義感」ではない。「天真爛漫さ」だ。娘は、どこへ行ってもだれとでもすぐに仲良くなる子だった。だれかが自分を害するとは考えもせず、無防備だった。だが、この件で、人が「いとも簡単に自分を見捨てる」と知ったのだ。ああ、あの頃の笑顔にはもう戻らないのだな。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月12日
当時、私がした交渉
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月13日
1)ICレコーダーで証拠を保全
2)録音内容をCDに焼いて面談に持参
3)内容を説明し、第一次的には校長先生のご判断で対応を、と穏やかに
4)解決しない場合は、彼らの受験する中学校へこの事実を通知します
5)+保護者の提訴も
なお、4の通知先は「特定かつ少数」でね。
日本では犯罪ではないですね。違法かどうかは微妙な場合もあると思います。ただ、それでも、原則として裁判の証拠には使えます。なら、するでしょう?(笑
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月13日
通知先が「不特定または多数」の場合は、内容が真実でも名誉毀損の問題が生じます。だから「特定かつ少数」を通知先とすること。真実を伝え、盛らないこと。なら、まあ、大丈夫。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月13日
ありがとうございます。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月13日
この話はもう随分過去の出来事です。
娘を進学させた中学は、そもそもイジメに対してきちんと向き合う学校でしたので、そういうことは一切ありませんでした。イジメは、学校側の姿勢で防止できると知りました。
ただ、娘は、この件のトラウマを随分後まで引きずりましたね。
Aさんがある疑いをかけられて、否定しているのに、BさんがAさんを疑ったり、Aさんと距離を置くようになるなら、それまでどんなに関係がよかったとしても、BさんはAさんの友だちでも仲間でもない、と私は思うんだ。試金石だ。そんな人とは付き合う価値はない。むしろ早めに気づいてよかったのさ。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月11日
友だちは「100人」なんて要らない。本当の友だちなら「1人」だって十分幸せだ。幸い、私には「もしコイツが人を殺したら、一緒に埋めに行ってやる」と思えるヤツが何人かいる。理由も訊かない。ヤツがそうしたのなら事情があるのだ。向こうもそう思ってくれているなら、こんな幸せはない。
— ヘチマ (@hechimasokosoko) 2018年4月11日
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