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「モテる人」の定義

ロンブー淳・松尾スズキ結婚騒動に見る、こじらせ女子の深淵 深澤真紀対談5|キモい男、ウザい女。|二村ヒトシ|cakes(ケイクス)

モテる人って、自分が受け入られる畑がわかっている人なんだと思うんです
逆にモテない人は、「自分のことを好きになる人」を好きになれない。それって自分の畑を否定することだから幸せじゃないですよね。

昨日はこういう記事をかいたわけだけれど、

It's my name - この夜が明けるまであと百万の祈り

私が……どうしてこんな役を務めていられるのかは私には分からない
だけど、結局あなたのお父様も認めてくださったことだわ。
だから、望んで着いた場所ではないけれど、
きちんとこの役をやっていこうと思ってるの。

自分が受け入れられる場所がどこかを知り、
そのことを受け入れ、そこに全力を傾けられる人が、
この定義でいうところの「モテる人」になる。多分実際に幸せになれる。


その場所を見つけるために、あれこれ移動したり、取り組みを試行錯誤できる人や、
タニアのように「私の名前は・・・だ!」と叫ぶ事ができる人は、
「どうすれば今いる場所で今の自分が受け入れられるか」という問いを延々考え続ける人より
たぶん「モテる人」になる可能性が高くなる。

人間がほんとうに変わりたいと思ったら、変わる方法は3つしかない。
「時間配分を変えること」 「住む場所を変えること」 「つき合う人を変えること」


「偉い人からのアテンション」よりも「身近な人からの承認」をより喜べる人は、
「私は、こういう形で受け入れられなければならない」
「こういう人に受け入れられなければモテるとは言わない」というものを設定してハードルをあげ続ける人より
少なくとも「私はモテている」と感じるハードルは低いと思う。
周りの人間がどう思おうが、自分がモテていると感じて満足できるなら、幸福にはなれると思う。




なぜ、みな自分の畑を否定してしまうのか =「もっと」モテて、幸福になりたいから

「たぶん、自分の畑を肯定することが許されないような空気がある」
「自分の畑で満足すると、「先生、志が低い」とか言われるんですよね。
 つまり女として努力しないで、自分の畑だけで手を打つなと学生から怒られちゃう」

どういう状態が「モテ」がわかったとしたらみんな幸せになるかというと、
ここで大抵の人は互いの「モテ」を比較するようになる。
そこに序列がつくと、もっと上を目指す人が当然出てくる。

低いレベルの「モテ」をひていし、もっと上等な「モテ」でなければ価値がないように思う人が出てくる。
こうなると「日本人の多くが偏差値50以下」という迷言に代表される思考に陥る可能性が出てくる。

見合い婚を馬鹿にして、恋愛結婚でないとだめよーみたいな話とかもそうなんかな。
現代は、気持ちよくて幸せならなんでもいいじゃん、がつうようしなくなってる気はする。
これについてコマーシャリズムがどうみたいな話は他の人に任せる。


「こじらせ」とは、「モテ」や「幸福」のハードルを極限まであげる人のこと?

「こじらせる」ことができるのは選ばれし者たちだ

「こじらせる」には能力と才能が要るんですよ。こじらせる人って、人間関係とか○○としての偏差値が高い

「嫌われる勇気」で描かれている「エネルゲイア」的な生き方が、幸福のハードルを下げる生き方だとすると、
「こじらせ」とは、その反対の「デュナミス」的な生き方を徹底的に追求し、その不幸に耐える生き方と言えるかも。

ハードルをあげれば、当然それが手に入るまで幸福は手に入らない。その過程は不幸である。
だが、その適度なレベルで妥協しない生き方に耐えてこそ、
他の人間には絶対に手に入れられない、選ばれし者だけの世界が見えると信じるのが「こじらせ」ではないか。

そういう状態に陥っている人は、たぶん他人に叩かれ、けなされるほど自分の正しさを確信する。
他人からはドMにしか見えないが、本人はその不幸に酔っているのだから無敵である。
だから、好きこのんで炎上を起こす。他人なら「懲りる」ことを、こじらせは「糧」にする。

太宰治や、三島由紀夫のようなこじらせを実現するためには、何らかの「ギフテッド」が必要かも知れない。
そのギフテッドは恵まれた地位であったり、特殊な能力であったり、発達障害などのマイナス要素かも知れない。
私にはよくわからない。

私は平凡な人間なので、「こじらせ」を理解しようとしてこじらせになるよりは、
「そこそこのレベル」でモテる人間になりたい。
それをたとえ「こじらせ」た人から妥協だの理想が低いと言われようが、気にしないようにしたい。



(ぶっちゃけ、もう偏差値50以上になるのムリだしねー)