頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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コントロール欲求という、自己実現欲求と区別がつきにくい厄介なもの

最初は「灰と幻想のグリムガル」のハルヒロについて語ろうと思ってたんですが、いろいろ考えた挙句にコントロール欲求って単語が出てきた時点でやる気が無くなったので残りは残骸です。


http://plaza.rakuten.co.jp/flibdjhsdc2389k/diary/201511300000/

「かくあるべし」という思考方法をとる人は、他人や物事を受容するよりも、変革意識の強い人だと思います。改革、革命意識が強い。それは一面問題意識の強い人でもある。強い生の欲望を持っている人だともいえる。

でも、そういう人は、どちらかというと相手の話をよく聞くことが苦手である。相手を受容し、共感、友愛、共存、妥協、協力的な関係になることが苦手である。どちらかというと支配欲、権力欲、コントロール欲求が前面に出て、他人と対立することが多くなる。

勝つか負けるか、支配するか支配されるかという関係になりやすい。
アドラーが言うところのタテの関係になりやすい。

コントロール欲求という言葉は専門用語ではないのかな?


http://www.counselingservice.jp/lecture/lec44.html

コントロールしてしまう裏には、自分自身の欲求があります。その欲求と向き合っていくことが、コントロールを手放して行く一番の方法です。


http://tensei.nanaki.biz/sa5.html

【己の欲を満たすために頑張る】のではなく、【欲を自分のために頑張らせる】

「意識高い系」について考える際にとても重要なキーワードになると思うけれど、もう文章で一つ一つ整理するのめんどくさい。




この作品未熟な若者同士のやり取りにやきもきさせられつつも彼らがそういう蟠りを乗り越えていく姿が面白い。

どのキャラも「未熟」さをあえてむき出しにして強調するような作りになっている。特に私がイラッとするのは主人公のハルヒロ。 ランタがクソガキなのは誰でもわかるとして、でもそれは本人もわかっててそう振る舞ってる所あるなって思うからあんまり気にならないんだけれど、ハルヒロはなんというか「自覚」は有るんだけどどうしたらいいのかわからないで悩んでるところがすごくリアルに感じられて良いと思う。


というような話をしたいのだけれど、正直「語りたい内容やそれに対する熱意」に対して「労力」が見合わないので途中で雑に切り上げてます。

こういうめんどくさいけどちょっと話したいこととかをブログじゃなくて口で語るような形で配信したいなーとか思ってます。



悪いのは自分じゃなくて100%相手だって思考はいじめにつながりそうでやだよね

ハルヒロ「わかんねーよ、そういうの、言ってくんなきゃ。何があってからじゃ遅いんだからさ」

ランタ「いちいちお伺い立てろってのか?」

ハルヒロ「そうは言わないけどさ。口に出さなきゃ伝わらないこともあるって話しをしてるんだよ。ただでさえお前は誤解されやすいところあるだろ

ランタ「……どうせ誤解だとは思ってねえんだろ?俺のせいだって言いたいんだろ?誤解されるのはよ。」

ハルヒロ「じゃあ誰のせいなんだよ。俺か?ユメか?シフォルなのか?モグゾウ?それともメリー?」「集団行動してるんだからさ。協調性っていうか、必要だろ、そういうの

ランタ「…俺には欠けてるってか?」

ハルヒロ「あると思ってる?」

ランタ「ねえよ」

ハルヒロ「ねえのかよ……」

この後の会話がすごく面白いのだけれどそれはアニメで見てもらうとして、こういう会話とか思考って自分が小学生とか中学生の頃しませんでした?
ついでにいうと、これって、小学生とか中学生くらいが「いじめ」を行う際の思考だと思いません?


コレについても詳しく説明したいけどだるい。



「相手が全部悪い」となってしまう思考について

つまりハルヒコは

①「相手に10割全部の問題があって、相手がそれを直せば問題は解決する」って思考で介入してしまっている。



②しかもその際に全然観察や理解が足りてないからハルヒコの思い込みみたいなのが先行している。ハルヒコはそれほど対人関係に自信がないから、内面に踏み込もうとしないのだが、それゆえに薄っぺらな理解をして、それを押し付ける形になってしまっている



③そんなわけで「自分の都合の良いようにしてくれ」という押しつけをしているんだけれど、多分人に何かを依頼したりするのに慣れてないせいで「それがお前の為だぞ」みたいな言い方をしてしまう。

こういう思考や行動を取ってしまっている。

こういうのってまだ思考の方法が未熟だったり、自分のことだけで精一杯で相手のことを考える余裕が無かったり、それから不器用だったりするからこそこうなってしまうってところありますよね。

みなさんもこういう経験有りませんでしたか?

私はめっちゃくちゃたくさんありますよ。昨日の記事でも書きましたけど私はめちゃくちゃコミュニケーション苦手ですからね。

特に相手がムカつく奴だったら、頭がかーっとなってますから今でもそういうことをやってしまうかもしれません。

「人間関係って相互的なもんだし、相手が何を考えてるのかわからないと一方的な意見の押し付けになっちゃうよ」なんてことはわかっていても、ついつい嫌いな相手のことなどそんなに知りたくないし、どうせあいつが悪いんだ、俺は何も悪い子としてないのに!って形で「どっちが悪いか」みたいな思考をしてお互いに協力すべき本来の目的」を忘れてしまう。そうすると、協力しなければならない理由がなければかかわらなければいい。でも協力しなければいけないから相手について納得できるかどうかはわからないまでもお互いに意見を出して妥協点を探っていくべきなんだけれど、そういうやり方が頭からすっぽり抜けてしまう。

そういう接し方をしてしまうものだからお互いに「どうせ人と人とは分かり合えないんだから好き勝手にするさ」という形になってしまったりする。

救いが有るとしたら、ハルヒロってこういう思考をする割に、妙に自省的なところがあるから、「何が悪いかはわからないけれど自分も良くなかった」っていう考えが出来るんだよね。

というところから話を繋げたいけどめんどくさすぎて耐えられない。




コレについては何が問題で、どうすれば良いのかという点について

下手に分かり合おうとするようなやり方は良くないと思う。ただ、ハルヒロは自分が心を開かないのに、ランタには心を開けだの、妥協しろだの上から接していることに気づかないといけないし、ランタが望んでることへの妥協も出来なきゃいけない。そうしないと目的のすり合わせは出来ない。

ハルヒロは目的意識はある。「よりチームワークを強固にしたい」と。でもランタは「そういうの無理だ」と考えている。ここが共有できないままで「チームワークを良くするためにランタは妥協しろ」と言ってしまう。

とかこういう話をしたかったけどこれめっちゃめんどくさいからそこまでヤリたくない。


なかなか成長しないハルヒロにやきもきさせられるけど面白い。

ハルヒロはすでにメリィの時にも似たような接し方をして失敗してる。

同じように決めつけて、自分の都合ばっかり押し付けようとしてメリィに一度強い拒絶を受けている。この時はハルヒロは「メリィの昔の仲間から」メリィの事情や考え方を知り、そこから接し方を変えることでメリィもこころを開いてくれた。しかしよく考えたらこの時は「本人から事情を聞く」というプロセスは未体験だった。

ランタに関しては「ランタが悪い(こちらには全く問題がない」という気持ちが強いことも有り、またランタはランタてひねくれ過ぎているので、やっぱりうまくいかない。

もちろんこれは作品批判じゃなくて、両方まだ若いし経験不足で、どうしていいかわからないからこういう感じになってるという話で、両方の姿にやきもきさせっれる、というのが正しい楽しみ方だと思うんだ。そういう未熟な青年同志がケンカしながらチームになっていく過程を描いていくのって昔はスポーツ漫画の定番だったと思うんだけど、それを異世界でやってるってのが面白いよね。




ところで学校の時にあった「終わりの回」って最悪の教育システムだよね

こういう思考って親とか「終わりの回」の教えで育まれると思うんだよね。これについて文句をいうとまた2つか3つくらい記事書けてしまいそうなのでやめておくけれど、あれホント勘弁して欲しかったです。