山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣にちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、くつろげて束の間まの命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降だる。
最近まともに文章かけなくなってきたように思うけれど、
よくよく考えたらもともと以前にまともな文章を書けていたかどうかも怪しかった。
まぁいいや。
今日は私の誕生日。
せっかくなので珍しく遠出をして
久々にお泊りなどするつもりですが、なんとなく時間があいたので投稿。
誕生日おめでとうというよりあh、なんとか今年一年も生き延びられました、という感じ。
去年の10月くらいから、自分にしてはめずらしくかなり前向きになって
引っ越ししたり、おもいきって転職したり、あたらしことに挑戦したり、
環境を変えようと自分なりにいろいろやってみたのですが
4月くらいから行き詰まりを感じはじめ、現在に至るまでうまく浮上できずにいました。
だんだんと以前のような生活に逆戻りというかよりひどい状態になり、
その状態でも躍起になって頑張ろうとしましたが、
ついに先月になってからは何事にもやる気が出なくなり、1年半ぶりにお薬の世話になることになってしまいました。
なんというか、まだなんとも復活できるかどうかはわからないのだけれど、
最近になって、自分ってなんだかんだひとりぼっちということもないのかもしれないなどと思うこともあり、
少しずつ底を確認しにいってる感じはあります。
結局人の悩みなど、ほとんどは衣食住とそれ以外は人間関係が原因であり
衣食住をしっかりして、あとは自分のもとにある人間関係に満足できればそれで良いではないかと。
とりあえずそれ以外のことは元気になってから考えようと思います。
なんというか、まぁ本当に情けない限りではありますが、
今までこういう情けない状態を隠そう隠そうとする変な見栄みたいなものはだいぶ減ってきたように思います。
情けない自分を許せるようになってきただけでも今年一年は十分意味はあったように思います。
私はとかく己の意思が弱いです。
そのため、まっとうに生きようと思ったら自分以外に外側から自分を縛るものを常に必要とします。
「~~ねばならぬ」という言葉を好んで求めてきました。
そのくせ今になってそれに耐えきれなくなって投げ出そうとしているわけで
いったい自分は何をやってるんだろうという感じですが、まぁ仕方ないね。
今年一年はポンコツみたいに生きていくことになるかなと思いますが、
その中で自分に背負えるもの、一緒にいたいなと思えるものを整理して出直すことができればなと思います。
とりあえず、昔から死にたいと思ったことはないので、死なないように気をつけます。