メイドインアビス6巻では成れの果ての集落にたどり着くが、ここでは貨幣経済とは違うかたちで「価値」をやり取りしている。
この作品で使われている価値という単語をVALUのVAって言葉に置き換えてみるとVALUの持続可能な姿がここで描かれてるように思う。
VALUの運営や、イケダハヤトさんあたりがいろいろとうさんくさい形で情弱を煽って儲けようとしていましたが、彼の胡散臭いかたりなんかよりもメイドインアビスのほうがはるかに本質を捉えています。
根源的に「ヒトを直接価値に変える」ということはどういうことか、という本質はこの作品を見れば視覚的に、直観的に理解できることでしょう。
メイドインアビス 6 (バンブーコミックス) | ||||
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あらためて、今のVALU運営ごときにこの仕組が運営できるわけがない、ということを感じますね。
本来のVALUはこういう形になるはずだった
そう、ここは市場。VAのイチ場。物も、モノ以外もVAで交換できる。
VALUは、VA以外のやり取りはできなかったけど最終的にはこれがヤリたかったのだと思う。
というかここまで出来ないなら、意味が無いんだよね。
価値のあるモノ、勝手にふれては駄目だよ。
君ならなんでも買えるよ。
(欲しいものが有るなら)君をVAに変えればいい。君がもっているものじゃない、君自身だ。
とても良いVAがつく。目でも皮でも脂でも。
VALU市場に参入するのは、欲のために命を差し出した「成れの果て」たち
成れの果ては、みんな多かれ少なかれ、身体が欲の形になるんだよ。
みんな、欲を持って奈落に挑んだけど行き場所をなくしここで成れの果てになることを選んだものたち。ここで命を差し出し、なれ果てになると縛られてここからは出られなく成る。
けど代わりに、欲に応じた姿と守りをもらえる。(そして、かわり果てた姿をVAに変えてここで生きていく)
VALUは気軽に支援を求められるような仕組みではない。いくら運営がそう言おうが、それで済むはずがない。
「VALU」やめました やめるのは、とても大変でした (1/6) - ITmedia NEWS
アビス版VALUでは、現実のVALU運営と違って不正行為に対して厳密な対処をする
あの者は、自分の持つVAを上回る価値に傷をつけた。精算しないといけない。
貯めていたもの、かくしていたもの、全て差し出す。
VAが釣り合うまで精算は終わらない。「村」は住人たちの欲をわかってる。
欲からあぶれた買い手がないものは低いVAに変わる。
VAに変えられたモノは永遠に失われる。
みんなそれを知ってるからルールを守る。VAの精算が足りない分は、身体で補うよ。身体の買い手は多い。
アビス版VALUでは、ヒトを騙したりしてヒトの持つ価値を毀損したら絶対に許されない。
もちろん、逆に価値を不当に釣り上げるような行為も許されない。
信用は命と同じくらい重い。「自分を売って人から金を集めようとする人間が、何の責任も負わない」そんな仕組みに高額な金を賭けられる仕組みは狂っています。
受け取った価値に見合った責任を果たさず、最悪人を騙して売り抜けて金を受け取ろうとした人は刺されても文句言えないはず。この作品では容赦なくその取り立てが行われます。
そういう責任を取らないばかりか詐欺幇助プラットフォームとして機能した挙句、後からでもその責任を取ろうとしないどころか、被害者打っているVALUの運営はかなり狂っていると言えます。
それは君のものだよ。
ようやく、君の価値を傷つけた分になった。
これはもう捨てられないよ。VAは君にくっついている。君たちの価値はさっきので皆にしれた。傷つけてくるものはもういないと思うよ。
ここまでやって、はじめて人は「自分を売る」ことができるようになるわけです。参加者が、価値を認め、その価値を傷つけないようにする。今みたいなふわふわした状態はとても持続可能な訳がない。
現実のVALUはもはや「ゴルスタ」のようなものになってしまいました
もっとも、VALU自体は運営がクソすぎてもう市場としてあまりにEVILな状態です。今のVALU運営の将来性に期待をすることはとうてい不可能です。
VALUの改変された利用規約見ましたか?もう自分を守るために会員も買い手の保護もすべて投げ出しています。ぶっちゃけ利用規約を見る限り、いつでもすべての責任を投げ出してサービスを終了する準備が出来ているように思います。
ぶっちゃけ、今のVALUは「ゴルスタ」みたいなものです。繰り返しますが、価値をやり取りするプラットフォームとしてあまりにもEVILです。信用するに値しない。
VALUという仕組みのもつ可能性自体には期待していますがあまりに時期が早すぎた。いまの運営はそっこく解散してほしい。