今期一番面白いアニメは「女子高生のむだづかい」と「彼方のアストラ」だと思っているのですが「女子高生のむだづかい」のEDでこういう絵があります。
こういう絵面って昔からずっとあると思うんですが、なぜかいまだにこういう絵面を見ると、必ず「フラテルニテ」ってコメントする人がいるんですよね……。
「フラテルニテ」って言葉は、普通に友愛(フラタニティ)を意味するフランス語で、競走馬にもいるんですが、まあコメントしてるやつは絶対ゲームの方だよね。
多分、コメントしてる人の大半はフラテルニテプレイしてないと思うんだけど、なぜかこの一枚絵のことだけは知ってる人多いの何なんだろう。
正直知らない人からしたら不快でしかないし、知ってる私も不快で誰も幸せにならないからやめてほしい。
やめろ#フラテルニテ #ハナヤマタ pic.twitter.com/28EpHGCv7N
— カダフィ二等兵 (@9114114) August 9, 2014
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2015/10/30
- メディア: Blu-ray
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「僕のヒーローアカデミア2期」のEDでも女の子が野原でたくさん寝そべってるシーンの絵があって、同じようにフラテルニテって言ってるやついたな、と。
他にもいろいろあったはずなんだけど、やっぱりこういうのは見つけた瞬間収集していかないとすぐに忘れてしまうので、今後はこちらに保管していこうと思います。
あとほんとに元ネタというか元祖の絵はいつくらいからあるのか知りたい。
「フラテルニテ」について
ゲームとしてはあんまり好きじゃないのだけれど、一枚絵だけが有名になってしまったゲーム
何とも言えない微妙なゲームだった記憶がある。
やります(やってます) #フラテルニテ pic.twitter.com/E4MTGqV0CB
— 未明🦇mimei (@mmm_iei) June 24, 2019
前作euphoriaは、全く救いがないように見えて、最後にはどんでん返しでハッピーエンド?が待っているゲームだった。
そのためフラテルニテの時も、パッケージのキャッチコピーが「必ず君を救ってみせる」だったこともあり
エログロ展開だけどどこかに救いがあるだろうと期待してプレイしたら「救いなんて、どこにもない」というオチで終わるひどいゲームでした。
「アリ地獄」のような世界を描いた作品で、ひっかかってしまった主人公は友人たちを巻き込みながら最初から最後までゆっくりと奈落に向かって落ちていくだけ。
一応「実はそんなは真実が!」と驚くシーンはある。けれど、その真実がわかったところで全体的な流れを覆すに至らない。結局そのままずるずる落ちていって、全員地獄に落ちる。
ただ一人、主人公と関係のないところで一人だけ地獄から脱出した人がいることだけが救い。そんな感じのゲーム。
この人は自分がまともだと思っている。俺のほうがおかしくて自分は正しいことをしてるってかけらも疑ってない。もうこの人を助けるのはダメなんだ。そんな段階じゃないんだって俺はようやく気づくことができた。気づくことができたけど、それはあまりにも遅すぎて、その代償は計り知れないほどだった
そういう絶望しかない世界で、主人公はどっちを選んでも地獄であることには変わりないけどどっちを選びますか?という選択を突き付けられる。
というか今更プレイする人いないと思うから一言でネタバレすると、この作品は「桜を殺すという選択肢を選んだfate heaven's feel」です。
同じエログロでも「euphoria」や「extravaganza」と比べると個人的には評価かなり低いです。 しかしなぜかこの一枚絵はめちゃくちゃ有名になってしまったんだよなぁ。
私の当時の感想
フラテルニテ終了。 総プレイ時間6時間。
うーん。 神村さんはめちゃくちゃ好きなんだけど、そこあんまり活かされず、gdgdな印象が否めなかった。 後半にいくにつれて話がしょぼくなっていく感じをエログロでごまかされてる感じが辛い。神村愛さんは本当にすばらしい。「鎖」の片桐恵に親しいメンタリティの持ち主。 私はこういう自分が生き伸びるために他人も貪欲に、計算高く利用していく生命力にあふれた女性キャラ大好きだ。
前作euphoriaと比較すると、euphoriaは真相がわかってからもしっかり別々の思想を持つ人物が拮抗しあって、ぶつかり合うことで話が盛り上がるのにたいして、こちらは真相がわかってからはヒロインの一人相撲になってて、主人公はそれに翻弄されるだけで盛り上がりに欠ける。
主人公のショボさと、強すぎるメインヒロインのアンバランスさ、そしてその他ヒロインの特に意味もない消費具合を見ると「カルタグラ」なんかを思い出す。
神村愛さんがすごい作品だったということで終了。 そのすごさが活かしきれなかった感があってもったいないけど神村さんに罪はない。もっと、「正常」「異常」の境界を揺さぶるような作品を期待してたし、神村さんの黒さをもっともっと見たかった。 そのあたりに成功した作品として「SWAN SONG」や「鎖」や「euphoria」はやはり素晴らしいな。