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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 ドルオタの感覚が全く分からないけどだからこそ逆に新鮮で面白い

「ドルオタガチ勢」×「百合」という、設定だけ聞いたら???ってなる話。10年くらい前に「メイド諸君!」っていうメイドカフェの店員と客との間の色恋ものを描いた作品がありましたが、ドルオタはメイドカフェよりもさらに関係性がえぐいですね。

以前にマンガの方は一度だけ読んで挫折したんですが、アニメ化をきっかけに再チャレンジです!

アニメの方は原作のピーキーな要素が大分マイルドな仕上がりになってる印象

原作と大分見せ方を変えてきてて、主人公とマイナのキモさが大分マイルドな形に緩和されています。おかげでアニメは大分見やすいです。原作はアニメより数倍キモかったです(好きな人は原作の方が絶対好きだと思う)

あと何といっても、アイドルものということあってやっぱりライブシーンあるのすごくいい。*1思ってたよりだいぶ可愛い系だけど、地下アイドルだよね……。こんな正統派路線で戦っていけるんだろうか・・・?


アニメは1話で抵抗なければそのあとは誰が見ても楽しめる感じになってると思うのでまずはこちらをおススメ。




ドルオタの感覚は全く分からないけど、だからこそ面白い

私はアニメ好きだし、AKB49というマンガは楽しく読めたし、マクロスΔも好きだし洲崎綾さんが好きで一度ライブにも行ったことはあるんだけど、それ以降はそういう活動に全く熱が入らなかった残念な人間であり、ドルオタの感覚がよくわからなかったりします。


本当に言ってることが全然共感できないんですよね。

私自身キモオタだという自覚がある私ですが、そんな私でもジャンルが違うというだけでドルオタはかなりキモく感じます。でも嫌いではありません。「好きの程度が高い」なって思う。

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「お金を出してこその接触!気持ちいいでしょう?1000円で買う推しの5秒!興奮するでしょう?」
「わかる。だから私、マイナの時間のすべてを買いたくて買占めするの」

マイナは私がいなくても何ともお和もないだろうけれど、私にとってはマイナの一分一秒が必要なんです!

推しが自分のためだけに使ってくれたひと時を保管できるんだぞ

「推しを独り占めしたくないんですか?」
「私は、アイドル頑張ってるマイナが好きだから!だから私のものっていうよりみんなのものになってほしい。そしてその中で当然私が一番マイナのこと好きだって知ってる」

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推しだったらなんでもいい訳じゃあないんだね…


「アイドル⇔ドルオタとしての好き」と「百合としての好き」の違いについて

私は友達で「結婚してるけどめっちゃドルオタ」がいます。(※「みのりんご」こと鈴木みのりんのファンで、彼からの勧めで「マクロスΔ」ワルキューレのアルバム聞かされて、私も好きになりました。今期アニメ「恋する小惑星」のED歌ってますが、良い曲なので聞いてみてほしいんご)

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  • アーティスト:鈴木みのり
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2020/02/12
  • メディア: CD


彼の場合はお嫁さんが好きな気持ちとアイドルを愛する気持ちは完全に別口なんですね。そのアイドルのパフォーマンスが好きで、はじめて彼女のライブで感じた感動を味わいたいとか、同じ推しを共有する人たちとわいわい騒ぐのが楽しいというためにわざわざ奈良から東京に遠征までライブ参加したりしてる。なので、アイドルといってもそういう「ファン」と「アイドルオタ」はかなり温度差があるように思います。この作品のドルオタ描写が標準だとは思いません。というか作品中でも主人公たちは「異常なドルオタ」として描かれていますしね(当然)

僕はね、誰の一番にもなれないってわかってますから。
せめて、レオのことを僕が一番好きでいたいんです。

一方でこの作品に登場する、主人公の周りにいるドルオタの人たちはなんかね。多分めちゃくちゃ「人を好きになる」才能があると思うんですよ。普通に恋愛できる人たちよりも「好き」の気持ちが強いくらいかもしれない。一方で、自分が愛される方については欲がやたらと薄いんですよね。自分は普通の恋愛市場で愛される人間ではない、みたいな感覚なんだろうか?だから一般人の感覚だと「貢ぎ」「搾取」に見えるような関係でもたぶん本心からうれしいってなるんだろうなと。(この前書いたパパ活の記事的な要素もあるかもしれませんが、あえて触れません)





そういう「アイドル⇔ドルオタ」の関係から「恋愛」としての好きになるとしたら……そこまでにどういうハードルがあって、どういう過程を経るのかっていうのは普通に興味深いテーマです。

「幼馴染から恋人へ」とか「先生と生徒から恋人へ」みたいなのよりずっと葛藤とかあると思います。この作品の場合、他のドルオタとの交流をメインで描いてますから、そういったドルオタとの関係性にも変化出てくるだろうし先が楽しみです。

推しが武道館いってくれたら死ぬ(1) (RYU COMICS)

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  • 作者:平尾アウリ
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  • 発売日: 2016/02/29
  • メディア: Kindle版




というところで感想書きかけですが、今日は昼から出かけてそのまま戻ってこないと思うのでいったん投稿します。

続きは原作6巻まで読んでからまた改めて。


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クソワロタ

*1:※でも、だからこそアニメで見ると、ライブ中断させちゃうのかなり引きましたわ……もし自分が参加したライブでこんなやついたらさすがにキレそうなので、私はライブ向いてないなーって気持ちを強くしてしまった