まず最初に言っておくと、ここで群がってる党派性が強すぎるみなさん、無茶苦茶気持ち悪いなと感じました。
私は河野太郎さんの今回の活動が全く問題ないとは思っていませんし、批判コメントについても「内容は」ある程度同意できるものもありますが、それにしても一部ブコメに対する生理的嫌悪感がすごい。
さすがにこれはあかんでしょ。一部は明確に誹謗中傷といえるのではないかと思います。
はてなブックマークというサービスはこういう誹謗中傷をためらわない人たちにとって、とても居心地のいい場所になってしまっているのが本当に本当に残念。
誹謗中傷についての基準の例
誹謗中傷を扱う弁護士だが聞いてほしい。
— 藤吉修崇@ユーチューバー弁護士(登録者2万人突破⚡️) (@fujiyoshi_ben) June 1, 2020
この問題が注目されるのはいい傾向な反面、最近は著名人が開示請求をちらつかせるケースが増え、みんなが萎縮し真っ当な批判すらできなくなることを危惧している。
「誹謗中傷」を言論抑圧の道具にしちゃいけない。誹謗中傷と批判の境目をまとめた↓
①事実無根のこと
— 藤吉修崇@ユーチューバー弁護士(登録者2万人突破⚡️) (@fujiyoshi_ben) June 1, 2020
例えば「藤吉修崇をキャバクラで見かけたがセクハラで出禁を食らっていた」など事実無根のことで、その対象者の評判を落とすものは一発アウト。
事実無根でも評判が下がらないものは問題ない。やってもないのに「藤吉修崇が捨て猫を助けていた」などと書いたような場合ね
プライバシーの暴露の場合、誹謗中傷にあたるかは、事実かどうかは問われない。事実らしく受け止められればアウト。
— 藤吉修崇@ユーチューバー弁護士(登録者2万人突破⚡️) (@fujiyoshi_ben) June 1, 2020
また、プライバシーの暴露は①と異なり、事実であればあるほど書かれた本人のダメージは大きくなる。
ちなみに上記の例はどちらも事実ではない。残念だけど不倫もしてない
ただし、こちらの類型は全般的には違法になる確率は低く、ある程度のネガティブな批判は許されることが多い。
— 藤吉修崇@ユーチューバー弁護士(登録者2万人突破⚡️) (@fujiyoshi_ben) June 1, 2020
「あそこのラーメンはまずい」など、ネガティブな情報も時には我々消費者にとっては有益と言えるから。
口コミサイトは称賛のコメントばかりでは屁の役にも立たないだろう
この場合は商品批判型と異なり違法とされる範囲が広いと言える。
— 藤吉修崇@ユーチューバー弁護士(登録者2万人突破⚡️) (@fujiyoshi_ben) June 1, 2020
当事務所でも「くっそブス」と書いた開示が認められたケースがあった。
以上①〜③が誹謗中傷と批判を線引きする基準になる。
⁰ここまで書いて気づいたが、私を大人気イケメン俳優だったと願望を述べる必要はなかったかもしれない。
私の目標は誹謗中傷をなくすこと。それによって仕事がなくなるなら本望。しかし、一点懸念がある。誹謗と批判が混同されること。
— 藤吉修崇@ユーチューバー弁護士(登録者2万人突破⚡️) (@fujiyoshi_ben) June 1, 2020
玉石混交の情報が溢れる中、さまざまな考え方を持つ人間が議論を交わせるのがネットの魅力だと考えている。真っ当な批判を誹謗中傷だと切り捨てることには賛同しない
この弁護士さん、イケハヤさんのYoutubeの教科書あたりの話題で反イケハヤの人(緑色のアイコン)ともめてたのを見たことがあるのであまり良い印象はありませんが、今回の件では妥当なことを言ってるかなと思います。
上記の前提において、はてなブックマークのコメントは問題がないといえるのか?
はてなスターが多かったものからいくつかピックアップしましょう。
問題がありそうなコメント
他にもありそうですが、すでに非表示にしているコメントは見れないので取り上げません。
プロセス聞かれて逃げた人だ(´・_・`)後から言い訳見苦しいな。私的サイトでなくてせめて記者会見の前に防衛省のサイトに書いてくださいよ。公式記録で出すのが怖いんだろうね。
軍事力を私物化する政治家といいまんまと嵌められて感涙にむせぶ民衆といい、内閣支持率復活も確実だな
この人の主張していることがすべてが事実でないならかなり問題があるコメントであるように思います。こういう印象論だけで語ってる人のコメントは存在価値を感じないので即非表示にしますが、こういうコメントにスターをつけている人は残念だなぁと思いますね。
防衛大臣は自らの趣味嗜好に基づいてブルーインパルスを飛ばせる立場であり、判断の是非も、そのための国費の支出についても責任を問われない、と。ただのクズ
はてブではこの手の暴言がスルーされる傾向が強いですが、こういうコメントが問題ない扱いになってるのはてなの本当にダメな点だと思ってます。
100文字しか書けないはてブではこの手の発言は即フィルタリングされるようにしてほしいと思う。お手軽に罵倒後を使って、しかもみんなの後ろに隠れて責任を問われないというシステムはダメだと思います。
※なお私もブログでよくクズって言葉使います。クズという言葉を使うなと言ってるわけではない。でもクズという言葉の使い方が妥当でなければ私は周りからボコられるリスクを背負ってます。その言葉を使うのもやむなしと納得してもらえるように頑張って説明する必要があります。それでも使わないほうがいいでしょうけれど。使うならそのくらいのバランスは必要だとじゃないですかね。はてブみたいに100字とかTwitterみたいに140字しか書けないメディアでそれをいいわけにしてろくな説明もなしにこういう罵倒後を使う人は全く好きになれない。ちきりんさんじゃないけどどういう事情があれ即通報&凍結されてほしい。
(二階ではカウンター側で同じくらい汚い言葉使ってる人もいて悲惨な状態になってますね。最悪です)
何が問題かというと、この手の言葉はすぐに「問題児」の間で伝染するんですよ。幼児がうんこって言葉を使いたがるのと同じ。いい年をして短文コミュニケーションでこういう罵倒語を使いたがる人は精神が幼稚で自立していないといってるようなものです。なのでこれを「あり」にしてしまうと、「ほかの人がやってたらあり」だと思ってしまうような道徳段階が未発達な人がすぐこういう表現を媒介にして群がっちゃうんです。
最近のはてなブックマークで「はてサ」が群がってるはてブ欄は、とりあえず強い罵倒語を使えばよいと思ってるような幼稚な人がたくさんいます。はてなブックマークはいい加減こういうのは「集団による誹謗中傷である」という見解を示したほうが良いと思う。これを「あり」とすることに何のメリットがあるのか。幼稚な人にスターという餌まで与えて何がしたいのか。私にはよくわかりません。
- 作者:一般社団法人ジュニアマナーズ協会
- 発売日: 2017/07/01
- メディア: Kindle版
問題がなさそうなコメント
同じ批判であっても以下で取り上げているものなどは特に問題がないと私は思います。
①「なぜ」批判しているのか。「どこを批判しているのか」が主体で
②決めつけと思われる部分が少なく
③罵倒語も控えられている
ため上の問題のありそうなコメントと比べると知性の差を感じさせます。
ブログで頑張ったアピールしてないでプロセスを国会で説明しろよ。国民の誰もがあんたのブログを見ているわけではない
この河某がしなければならないのは、国会で質問に答弁して経緯を議事録に残すこと。正当性があろうがなかろうがそれが仕事。削除したり書き換え可能なブログを書いて人気取りするのは公人の仕事ではありません
この説明だと結局、大臣の意思で実施したイベントを、私的(と説明されている)アカウントでアナウンスしたり、個人名入れたタグの拡散に利用している形になって、公私混同の度合いがより強まってしまうと思う
発案者など事前に発表しても問題なさそうな情報を記者会見で伏せたのも不思議だし、これがご飯論法だと仮定すると、検討の指示を出したのは河野氏だが発案者は別にいるとも読める。追求の余地のある文章だと思う
この辺りは問題ないというかこういう批判はしっかりやっていけばよいと思います。
『医療従事者に感謝の意→戦闘機を飛ばす』 これがわからない。事前に病院側へ「取材もくるから屋上で盛り上げてねー」的なやりとりもあったわけでしよ?なんかもうくっさいくっさいで反吐が出るよね
私はこれについても事実に基づいた疑念の方が主なので許容範囲内だと思っています。
はてブで一番問題なのは、今回紹介した「問題がありそうなコメント」にはてなスターをつけるような残念な人たちの存在
私が一番軽蔑しているのは、今回問題のありそうなコメントをしている人よりもそのコメントにはてなスターをつけてるような人たちですね。こういう人たちの存在がある以上、はてなブックマークへのはてなスター付与機能は害の方が大きくなっていると感じます。