頭の上にミカンをのせる

マンガアニメ大好き兼業投資家の日記です。WORLD END ECONOMiCAアニメ化のCFを応援しています。

藤崎竜版「銀河英雄伝説」のアンドリュー・フォーク准将が面白すぎる

藤崎竜版「銀河英雄伝説」が、いよいよ道原かつみさんバージョンの漫画より先まで進んでいた。
原作は外伝を除く10巻は一度読み、アニメも友人宅で通して観て、道原かつみさんバージョンの漫画も読んでいたんですが
いろいろ見ていたせいか、今まで藤崎竜版は読んでませんでした。

でもやっぱりいざ読み始めてみたら面白いのなんの。昨晩一気に18巻まで全部読んでしまいました。ヤン・ウェンリーやキルヒアイスのひょうひょうとした感じ、それからラインハルトの側近たちなどの描写については藤崎先生の味がめっちゃ活きてるなと思いますね。

何と言っても場を盛り上げる「愚か者」たちの描写が素晴らしい。銀河英雄伝説は、有能なキャラクターを際立たせるために無能キャラをとことん無能・有害な存在として描くのだがめちゃくちゃ活き活きしていて楽しい。



特にアンドリュー・フォーク准将(とロボス元帥のコンビ)というレジェンド級の地雷キャラの描写はぜひ読んでほしい

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銀河英雄伝説8巻

この「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に~」のセリフはあまりにも有名。


基本的には幼児じみた精神の持ち主のネタキャラとして描かれているのだが、このネタのような人物がもたらした被害はこの作品の中で最大級。中身のないアジテーターの存在によって国家が動かされ、2000万人もの犠牲を出すことになった描写は強く記憶に残っている人も多いと思う。

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なぜ民主主義はこの手の人間の暴走を止められないのか


さすがに今の日本がここまで簡単に愚かな方向に突き進むことはないといいたいが、実際は大阪維新の会の例などもあるし全く楽観はできない。「コロナ対策のため」といえばどれほど愚かなことでも政治的に正しいとされ、派手なパフォーマンスさえあれば堅実に仕事をしている知事よりも高い支持を得るという姿を見た後では、彼の愚かな行動を笑えなくなってくる。

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原義通りの「ポリコレ」を批判できなくなった社会がいかに危険かよくわかる


我々国民がきちんと政治家を監視しないと、国を挙げて幼児のような政治家のお守りをさせられる危険があるということを教えてくれる人物として、彼の存在はとても貴重だろう(物語の中では)

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帝国侵攻作戦及びクーデター編で少し顔を出すだけの人物であるにも関わらず、強烈なインパクトを残す名キャラだと思う。


原作既読の人も8巻~9巻はぜひ読んでみてほしいです。

Amazonに大量発生してる原作や旧アニメ至上主義のおっさんたちについて

なお、Amazonの感想は旧アニメ至上主義の老人やオッサンたちたまり場になっており、毎回ものすごい数の怨嗟の声が流れているので注意。

わたしも旧作アニメ楽しみながら見てた口だから気持ちはわかる。けど、そこまで恨み言しか言わずにおれないなら、藤崎版を読むのやめて、今からでもブログ作って旧アニメを見返しながら旧作の素晴らしさを語ればいいのに。

どうしてこの手のおっさんたちは自分の意見を批判やぐちという形で、しかも大勢が集まるプラットフォームで語ろうとするのだろう。手抜きとか甘えもいいところでしょ。

自分たちが手抜きしてるという感覚がないくせに藤崎版を手抜きだの劣化だのわめき散らす姿は、少なくとも40過ぎたオッサンの語りとしてはあまりにも情けないし、本作品中で駆逐される貴族たちを彷彿とさせる。

旧アニメは本当に素晴らしいとおもうので、それを愛する人間を主張するならもう少し格好良くあってほしいですわ。


おまけ 藤崎竜版銀河英雄伝説 各巻の内容

1巻:ラインハルトとキルヒアイスの出会い~士官学校での思い出、ヤンがエルファシルの会戦で英雄となる。
2巻:ラインハルトの初陣、ヤンとユリアンの出会い
3巻:第六次イゼルローン攻防戦①(ラインハルトとヤンの初対峙)
4巻:ラインハルトが宮廷入り→第六次イゼルローン攻防戦②(D線上のワルツ作戦)
5巻:ラインハルトの部下集め、第四次ティアマト会戦



6巻:ラインハルトがローエングラム伯爵になる、アスターテ会戦(友人のジャンが戦死)
7巻:首都ハイネセンでジェシカが奮起、イゼルローン要塞攻略
8巻:ヤン退役を志願、帝国領にてカストロプ騒動。アンドリュー・フォーク准将登場
9巻:帝国大侵攻作戦開始→焦土作戦にまんまとハマり敗北。アムリッツァ付近で撤退戦。
10巻:アムリッツァ会戦終了、帝国皇帝死去により内乱開始(リップシュタット戦役)、フェザーン暗躍開始


11巻:リップシュタット戦役
12巻:ガイエスブルク要塞戦、
13巻:キルヒアイス死亡、アンネローゼ離脱、帝国における内乱集結、リンチの暗躍→救国軍事会議によるクーデター勃発

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個人の腐敗と政治の腐敗の違い

14巻:シャンプール市街戦、スタジアムの虐殺、アルテミスの首飾り破壊→クーデター鎮圧。トリュートニヒトが最高権力者に、ヤン・ウェンリーは艦隊指揮官&大将に。
15巻:ユリアン初陣、ヤン査問会に召集され暗殺されかかる


16巻:イゼルローン要塞VSガイエスブルク要塞
17巻:皇帝誘拐。帝国から同盟への宣戦布告。
18巻:帝国による「ラグナロク作戦」始動。フェザーン回廊を経由して同盟領へ侵攻&イゼルローン攻防戦