お前が上っ面で得た人気なんかに俺のいじめは絶対負けねーよ
いじめるヤバイ奴 - 中村なん / 【第1話】いじめっ子 | マガジンポケット
絶対に1話は「最後まで」読もう。
ここから下は1話を読み終わった後で読んでね。
この漫画はジャンルとしては「コメディ」「ギャグ漫画」らしい
あらすじはこんな感じ。
これはどこにでもありそうなごく普通の高校で行われている、常軌を逸した狂気に満ちた物語です。
クラスでいじめを指揮する仲島達也は、クラスメイトの気弱そうな女の子、白咲花に対し、虐待といえるレベルのいじめを連日連夜繰り返していた。 次のターゲットになることを恐れ、クラスメイトばかりか、弱みを握られている担任さえも止めようとしない。 しかし、誰も知らない、このいじめが行われている本当の理由……それは、とても信じられない驚愕のものであった。
1話まで読めばこの理由が何かわかると思います。
①第1話の画像を公式Twitterの掲載すると苦情が寄せられてアカウントがBANされかけたことがあり、担当編集は予想外で1話の前半はかなり凄惨なシーンが続くが最後まで読むと思っていたことと別だったとわかるが、SNSではそこまで伝えきれず、それ以来、いじめを強要される恐怖がコンセプトだときちんと伝わるように宣伝している。
②中村は本作の過激さから周りに「頭おかしくなった?」聞かれるようになり友人が減った。
久野友萬は③本作は「ギャグ漫画」であることにしばらく気付かず、過剰ないじめをギャグにするのは『ダメおやじ』と共通する点もみられるが『ダメおやじ』のような漫画は現代では炎上してしまうため、いじめをテーマにしているがよくあるいじめられる側ではなくいじめる側の視点にしてそれをクリア、「いじめられっ子がいじめっ子をいじめている」ことで一言言いたい人も黙らせられる作者は賢いと感心、白咲は仲島との関係が始まってから白髪になっているのは彼女はいじめられてストレスを感じているからで奇妙ないじめ関係は好きでやっているわけではないのが「この物語の救い」だと見ている。
丸山ゴンザレスは事情の知らない田中が正義感から行動する様がコメディものであるゆえんで、いつのまにか危険思想が芽生え始めるかもしれないことへの合わせ鏡になる面白さを秘めた作品だとした。
ちゆは例として、いじめ対決で大抵は後攻が勝つことになっている料理漫画の展開を模して料理勝負のような距離感で勝負の解説や反応をして、いじめを扱っているからこその手法でひっくり返して見せるというメタフィクションで高次元なギミックはおそらく作者も無意識に繰り出している新感覚の漫画だと評した。
中村なんは本作でいじめを「虚しくてくだらないのはやめたほうがいい」「いつか自分に帰ってくる」ことを感じて欲しく、いじめられる側の視点の作品は多いが「暴力をふるう側も怖い」とする他と違った切り口でいじめを否定する漫画である。
本作は中村が漫画の構想中に駅のホームで酔っ払い同士の喧嘩を目撃したことで生まれた。中村はその様子を見て痛そう・人を殴るのは怖いと思い、躊躇いもなく暴力を振るう人は、それを要求されてもできないことで加害者になる恐怖に共感してもらえるのではないかと思い始め、以前からよく考えていたいじめ問題と合わさって、いじめることを強要される展開が生まれた。中村は怖いシーンを描くときはペンが進みづらいが、そのときに架空のもう1人の自分である暴力が苦にならない存在に代わってもらうとスムーズに作画できるという。ただ、後に架空存在の影響が強くなってしまい、害虫を駆除するときにはそれをどういじめに使えるかの方を考えてしまうと明かしている
導入はかなりきついが5話くらいからようやく落ち着いてギャグみたいになってくる
仲島君はもともと暴力が苦手な男の子である。彼は白咲さんに「私をいじめろ」と強要されていて、満足いくいじめができないとそのあとえげつないお仕置きを受ける。
しかも、白咲さんめちゃくちゃ採点が厳しい……
だから毎日一生懸命いじめのための脚本や豆知識を頑張って仕入れるというよくわからないことになっている。
しかも、毎日いじめのノルマがあるのに
いじめを阻止しようとしてくる正義漢が邪魔してきたり途中から本物のいじめっ子が転入してくる。
白咲さんはどういう事情かは分からないが「いじめてくれるならだれでもいい」ではなくて仲島君がいじめることを要求してくるので仲島君は自分の身を守るために、先生の弱みを握って黙らせたり、そういう勘違いした正義感や本物のいじめっ子とも戦う。
なぜかというと、本物のいじめっ子より白咲さんが一番怖いから。
割と早い段階で事情は分かってくるんだけどそそこからが面白い。
ちなみに、もうすでにわかってしまった人いるかもしれませんが、こういう事情です。
そうですね。新手のヤンデレです。
でも、当たり前だけどあまりに今までの状況が過酷すぎて仲島くんその可能性はみじんも考慮できないし、仮に分かったところで異常者に愛されてる状況は変わらないという地獄。
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そうこうしてるうちに別のヤンデレ女が仲島を襲う!
ピーター・グリルと賢者の時間 : 6 (アクションコミックス)
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平和な生活を送りたいだけなのに、ヤンデレばかりに愛されてしまう仲島くんの明日は一体……
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というわけで途中からは完全にギャグテイストな作品なんですが、
本当のいじめっ子である「生徒会」の連中を主人公たちグループが倒す展開は面白かったです。