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マルチヒロインやマルチエンディングは基本的に不平等を前提としてるよね

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2020年にもなってまさかそんなエロゲあるあるの話で盛り上がるとは思わなくてぴえん越えてぱおん。

これはねー。あきらめろとしか言いようがないです。作者を恨んでもいいことないよ。


どうでもいいけどブコメで「幽遊白書」の雪村さんが作者から明確に嫌いって言われてたの初めて知った。

雪村螢子とは (ユキムラケイコとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

本作のメインヒロインのはずなのだが、人気は常に他の女性キャラに捕られがちである。また、作者の冨樫義博が自身の同人誌で、「嫌いなキャラは螢子」と発言したため、螢子アンチからは格好のネタとなっている。

しかし間違わないで欲しい。嫌いの理由は「漫画キャラとして普通だったから」

これはむしろ、作者の漫画家としての力量が上がったから言われたのであり、作者は一切、「本質的に螢子が嫌い」とは言っていないのだ。また、アニメにおける螢子の行動や言動に文句をいう人がいるが、アニメは原作以上に「普遍的な女の子」を強調しているためである



「マルチエンディング」は平等なんかじゃなくて、むしろ格差を拡大する

一人だけとのエンディングを描く場合、選ばれなかった組は選ばれなかったという意味ではみんな平等です。
むしろ、選ばれないなりに見せ場を作ることができるので、こちらの方が良い場合もあります。

これいうとなぜか誰も同意してくれないんだけれど、
例えば「五等分の花嫁」において二乃は選ばれなかった方がキャラとしての評価高くなるようなところあったと思います。

これに対して、全員のエンディングを描くとなると、全員が比較されます。
これやると歴然と格差がつくので、弱小キャラにとっては一人しか選ばれない方がよかったというケースは普通にあります。


マルチエンディングを前提としたゲームには推奨攻略順というものが存在する

というか、エロゲ大好き人間としては

マルチエンディングで一人目に持ってこられるキャラクターは基本的にその他のキャラの引き立て役

になることが非常に多いです。



エロゲというかノベルゲームの場合、キャラクターはただキャラクターとして存在するわけではありません。

そこには必ずキャラクターごとにテーマを設定されたストーリーがあります。

各キャラクターのストーリーは被らないようになっており、読者・プレイヤーはやればやるほど情報が蓄積されていきます。

そして、「情報量が多いキャラクター」や、「他のキャラクターストーリーの情報を前提にさらに話を進めるキャラクター」はそれだけで優遇されているといえます。

こういうキャラクターのストーリーを先にやってしまって、情報量が少ないキャラやすでに話のタネがばれているキャラのストーリーをプレイしてしまうと、情報が「既知」になって新鮮味が薄れるのでストーリーから受ける感動が減り、プレイ体験から得られる感情の量が減るとそれはキャラクター評価の減少にもつながります。

だから、「攻略順序」はそのまま公式が設定した「キャラの優遇度」とだいたいの場合一致します。



ごちゃごちゃと書いていますがこの辺りは理解しなくてもいいです。「マルチエンディングになってしまった場合、原則として後に登場するキャラクターの方が作者による優遇度が高い」ということだけ理解しておいてください。
これはもうほぼ必然といってよいです。この形式になった瞬間、対等な関係はあまり期待できなくなります。



もちろん例外もあります。



・攻略順序が最初でも圧倒的に強者として君臨するヒロインもいますし(戦場ヶ原ひたぎさんとか)

・主人公や親友キャラが一番人気になってしまうケースとか(「釣り乙」とか「処ぼく」とか「るい智」とか)

・よほどうまい作者さんなら「完全にパラレル」にしたり「三すくみ」関係を作るなど舞台や設定を上手にコントロールすることで前のキャラと後のキャラを対等にした事例もあります。(「いつか、届く、あの空に」とか)

・シナリオ的には後回しでもサブ的なポジションに収めることでメインヒロインを越えないよう調整されてるヒロインなんかもいます。

・あと単純に、一番最後のキャラクターの魅力が乏しくてあまり人気がないケースもあります。(「スマガ」のアリデッドさんとか)


ただ、原則として構造レベルで不平等があると思ったほうがいいです。



好きなキャラの作品内での位置づけが低いとなんだか悲しくなるという体験は最近だと「ぬきたし」の片桐 奈々瀬のシナリオで味わったかも

そういえば、最近プレイしたゲーム「ぬきたし」でもそういう思いをした。

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このゲーム自体はすごく好きなんだけれど、あえて不満が一点だけあるとすると、

それはたまたま好きなキャラクターが攻略順のトップバッターだったことですね。


ぬきたしにおいては攻略順序がほぼ決まっておりまして。

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左から順番に攻略順序が4→3→1→2なのです。

私は攻略ヒロインの中では真ん中にいる「片桐 奈々瀬」が一番好きだったのだけれど(非攻略キャラ含めると右端にいるアサちゃんが一番好き)一人目のキャラクターということで明らかに扱いが「薄い」のです。

全然対等じゃなかった。

個別ルートに入ってからも、主人公の面倒くささを表現するために二人の関係は険悪な雰囲気に陥り、仲直りしてからはあっという間に話が終わってしまう。というか、そもそも「片桐 奈々瀬」のストーリーなのに明らかに「冷泉院桐香」というキャラとのやりとりに比重が置かれててちーがーうーだーろってなってしまう。

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というわけで「片桐 奈々瀬」のストーリーってあんまり印象に残らないんですよマジで。

他の二人は期待以上の盛り上がりを見せてくれたのに対して、「片桐 奈々瀬」シナリオだけが期待値以下という展開に。

これは許されないのだわ。

ただ、たまに「続編」や「ファンディスク」で救済されることもあるので「待て、しかしして希望せよ」の精神も大事

まぁ幸い、このゲームは「2」が出て、2において自分が見たかった「片桐 奈々瀬」とのやり取りが見れたので満足できました。

というか「主人公も含めてみんな好き」になってしまったので問題そのものが消滅したって感じですね。

それがなかったらマジでゲームを手放しで肯定できなかったと思う。本当に2作ってくれてありがとうありがとう。




えーと……何が言いたいのかよくわからなくなってきた。

僕勉はアニメしか見てないから何とも言えないのだけれど、まぁエロゲではよくあることだから気を落とさないでってことかな(酷)

どうしても気分が落ち込むということであればあなたも「ぬきたし」やりましょう。

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このゲーム、1と2合わせたら50時間くらいプレイすることになるけれど、最初から最後までずっと楽しかったのでほんとおすすめです。