人を好きになった時と
その気持ちに気づいた時、
初恋にはタイムラグがあるんだよって
うちの猫が言ってました。
「100日後に死ぬワニ」よろしく「リアルタイムで読むのが面白いのであって読み返すような作品じゃない」と思ってたから、作品は好きだけど今まで全然単行本買おうという気にはならなかった。
でも、なんだか最近の展開読んでると「くーツラいのだ…」っていう気分になってしまい、もっと平和だった時の描写が懐かしくてついに単行本で読み返すことになってしまいました……。
というか、Twitterで見てると、この作品をとりまく読者の人の声が大げさすぎて少々苦手なんですよね。作品自体は文句なしに面白いと思ってます。
作中のクソデカ感情は好みなんだけど、読者側のクソデカ音声は要らない。リアルタイムで読んでる時にこれがちょっと邪魔に感じてしまうのは自分がオッサンなんだろうなと思う。
読み返すと、1巻の頃って
自意識過剰な陰キャが百合空間を眺めてほんわかしつつあれこれ考えすぎて空回りしてるだけのバカっぽい話なんだよな。
1巻の途中で早くも恋心はいっちゃったかーって状態になって
「かぐや様は告らせたい」の片方庶民バージョンみたいな状態を経て
あっという間に距離が縮まっていって
山田にちょっかい出され続けるのが気恥ずかしいけど心地よいみたいな状態。
雨の日のイベント(22話)と
はぐれて二人で電車に乗るイベント(27話)すごい好き。
ちゃんと山田の事好きって自覚したあと、積極的に攻めるわけじゃないけどそこで逃げないで踏みとどまる市川すごいよなって思う。もちろん山田がうれしそうだからこそ安心して楽しんでられるわけだけれども。
もう3巻入ったころには
お互い完全に両片思い状態になってるじゃん……。
3巻以降は読み進めるのつらいのでしばらく1巻と2巻だけを読み返してにやにやします。完結したら起こしてください。