頭の上にミカンをのせる

マンガアニメ大好き兼業投資家の日記です。WORLD END ECONOMiCAアニメ化のCFを応援しています。

「Sレア装備の似合う彼女」感想 少年誌でこのレベルのリョナ描写を自重せずやり切ったのが凄いわ……

一言でいうと可愛い女の子がひどい目にあう「リョナ」好きな人向けの作品です。



ただ、それだけじゃなくて結構ストーリーや設定も面白かったので
この記事では設定とかストーリー部分についてメモしておきます。



作品開始時点での設定について

現実世界とは別のところに「グリムゼリア」という世界があった

そこでは勇者とモンスターの女王クイーンの果てしない戦いが行われていた。死闘の末勇者セレスティアが女王クイーンを倒すが、クイーンの念は死滅することなく世界を漂って現実世界に影響を与え、とあるゲーム開発会社の人間たちに「ソシャゲー・グリムゼリア」を作らせることになる。

このソシャゲーを通じて、現実世界と「グリムゼリア」の世界はつながってしまう。
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つまり、この作品内において、モンスターは被害者なんですよね。今アニメ放映中のSAOアリシゼーション編でいえば、モンスターの側がキリトたちが属する日本サーバー側と言えます。

そんなモンスターがなんとか活路を求めて現実世界にやってくる展開って、テイルズオブファンタジアのダオスを思い出すよね。


最初はゲームプレイヤーが優勢だったが、モンスター側も生き延びるために現実世界に移動し、見えないところで少しずつ現実世界側を侵食しようとしていた。

そんな時、主人公である「瀬古タイゴ」が「ソシャゲー・グリムゼリア」をプレイすると、ゲームのプレイヤーキャラであるはずの女勇者「ユリナ」が現実世界に降臨する。

ここから、現実とソシャゲの世界が入り混じった物語が展開することになる。



この作品における「ソシャゲー・グリムゼリア」の仕組みについて

・現実世界でのユリナは「グリムゼリア」内のパラメーターや装備に強さが準拠する。課金して強い武器を手に入れるとパワーアップすることができる。

・主人公やその仲間もソシャゲのキャラの装備をまとって変身して戦うことができるが、変身した状態で死ぬと現実でも死ぬ

・ゲーム中のモンスターもこの世界に侵食してきている。「レイドボス」などは超強力。

・女モンスターとのバトルはお色気というより「レズプレイ」→「ソフトなリョナ」展開に。

・幼馴染の女の子(主人公はこっちの子が好き)と、ソシャゲキャラのヒロイン(マスターとサーヴァントの関係)で三角関係+幼馴染の生徒会長という極めて狭い人間関係の中でハーレム展開。

という感じ。 「ド級編隊エグゼロス」をよりニッチにしたような作品ですね。


なお、特に物語上の必要性はないのですが主人公たちがモンスターを倒すたびに敵キャラの中間管理職のレベッカちゃんが毎回ひどい目にあいます

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あと、ユリナの武器は進化すると「コロナブレード」になります。
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4巻からちょっとメンバーが増えて豪華になってくるけど基本的にはソシャゲあるあるのミッションクリア型の単調なストーリー

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4巻までは、主人公の幼馴染や顔見知りの3人とだけ協力して戦っていたのだけれど
本来10人程度で戦ってやっと勝てるレイドボスの「ラミア」が出てきたことで完全にやられてしまう。

・ユリナは奥の手である「コロナブレード」で戦っても全く歯が立たず
・幼馴染の女の子はモンスターに連れ去られてしまい
・幼馴染の生徒会長の育成してきたキャラは死亡してレベル0からやり直し

になってしまう。

このままでは勝てない、ということで「グリムゼリア」の高レベルプレイヤーたちに声をかけて連れ去られた幼馴染奪還を目指す。

という展開です。



この作品の見どころはとにかくやたらとバリエーション豊富な「リョナ」描写

この作品はソシャゲーがベースになっているので、モンスターとのバトルが多いのですが、
その際に必ずと言ってもいいけどリョナ展開になります。

ja.wikipedia.org

まず、毒のステータスで弱らせるところを起点として

・水中に引きずり込んで窒息プレイ
・腹パンからの嘔吐/ 鉄球による痛打
・昆虫による産卵、体外消化プレイ

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・巨大なモンスターに捕まって握力で全員の骨を砕かれたり
・触手プレイ、首絞め
・カエルの舌によるいたぶり
・丸のみからの溶解
・氷漬
・臭い息による複数状態異常
・酸の海に落とす
・電撃責め
・人形と感覚を共有して全身の関節を捻じ曲げられる
・直接内臓をいじくりまわす
・腹を槍で貫通
・四肢切断
・首切断
・生きたまま石化など上級者プレイまで網羅。

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小学生でも読めるコミックワンでこんなリョナ作品が連載されてたというのが凄いな……。
この作品のせいで性癖目覚めた人がいたらどうするんだろう。


実は結構設定もしっかりしていて、それらは8巻以降に一気に明らかにされる

それはともかくとして、終盤は結構キチンと設定が作られているのだが、駆け足過ぎてあまり印象に残らない。

黒幕である開発者とプロデューサーが出てきて究極のソシャゲ論みたいな話をしだしたと思ったら
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アップデート一発でSSレアが産業廃棄物化することなどソシャゲの常識。
そんなもの、運営のさじ加減一つでどうとでもなる。
人が作ったシステムの上で転がされる分際で、
命がけの戦いに本気で勝てると思っているところが、
その世界しか知らない上位ランカーの頭の悪さを表している

その黒幕はあっさりとやられてしまう。


そして、代わりに主人公が丸のみ系モンスターにち〇こを奪われ、
そのモンスターが今まで仲間になったヒロインに種付けしまくるという話に・・・。

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そして最後までかわいそうなレベッカちゃん……この子本当にかわいそうすぎる。

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結局課金装備で固めた仲間はどんどんと丸のみモンスターに吸収され敵はどんどん強くなってしまう。

そうやってやっぱり廃課金ユーザーは運営の養分にしかならないんだ……もうおしまいだーって思わせておいてから、記事冒頭で書いた設定が怒涛の勢いで語られ、最終的にはSレア装備どころかSRを通り越してUR装備が出現して今まで苦戦していた敵との戦いを一瞬で終わらせることに。


このあたりの設定結構面白かったと思うのですが、なんせ「エロ&リョナ」描写で人気だったせいか、シリアス展開はすごく駆け足になってしまってあっという間に終わってしまったのが少しもったいない感じですね。



個人的には結構楽しめる作品でした。★1.5くらい。