頭の上にミカンをのせる

マンガアニメ大好き兼業投資家の日記です。WORLD END ECONOMiCAアニメ化のCFを応援しています。

「Christmas Tina」が予約開始  可愛い絵柄だけれど「上山下郷運動」の影響を受けた中国の学生と(文化大革命後期)や日本のバブル時代の対比をえがいた作品

中国で40万本以上の売れ行きを達成し、日本語化ローカライズのクラウドファンディングでもストレッチ目標を達成してプチ注目を集めていた日中合作ノベルゲーム「Christmas Tina」がいよいよ予約開始しました。


どういう内容のゲームかについては、下のクラウドファンデイングの作品紹介や、解説ブログページが詳しいのでご覧ください

camp-fire.jp

erogetoerodouga.com

日本のバブル崩壊前夜及び中国における上山下郷運動が扱われます。その背景を知らなくても物語の流れに支障はありませんが、もし関連知識がある程度あれば、キャラクターの心境を把握しやすいと思います。内容について一言言いますと、中国で大学入試落第した来日中国人と、田舎から上京してくる少女が同棲生活を送る話です。バブル崩壊前夜、ということもあって、今見ると明らかにありえないような描写もありますが、特定の時代に置いたら納得でき、むしろかなり自然です。

音楽を制作されているのはbermei.inazawaさん。

今のところ、FANZA、DLSite、げっちゅ、などで販売されていますが、10%オフ+10%還元がついているDLSiteで買うのが一番安いです

価格は2772円。Steam版は1520円であることを考えるとちょっと高い気もするけれど、
中国語できないのでプレイできないし、追加DLCがあったりローカライズの手間を考えたらこの値段でできるのはありがたいように思いますね。


ChristmasTina -泡沫冬景- 日本語版


al.dmm.com




はい。というわけでゲームの紹介終わり。


この前から言ってる通り、最近は歴史動画を見るのにはまっているので歴史動画の話です。

「上山下郷運動」(中国におけるロスジェネ世代)について

ja.wikipedia.org

Wikipediaにも解説がありますが、この解説だけだと文脈がちょっとわかりにくいです。

簡単にまとめると

①毛沢東が政権復帰のために起こした文化大革命において

②毛沢東を支持して数々の破壊行為や残虐行為を行った若者たち(紅衛兵たち)がいたが

③文化大革命に成功した後は邪魔になったので

④害悪になった若者は丸ごと都市部から若者を追放することになり20年レベルでロスジェネを発生させた中国の黒歴史の一部です。

今のネットではツイッターで暴れているフェミニストさんたちがこの紅衛兵と同じことをやっていると揶揄されることがたまにありますね。この言葉で批判している人たちが、紅衛兵たちがどれほどえぐいことをしたのを知ってて言ってるのかはわかりませんが。いずれにせよ「大した信念もないのに、他人のあおりに乗っかって他人に過剰に攻撃を仕掛けるような愚かな人間は、用が済んだらどういう扱いを受けるか」ということがわかる事件ではあります。



つまり、この「上山下郷運動」について知るためには、「文化大革命」の流れについて最低限は理解しておく必要があります。

中田大学レベルで良いという人はこの動画を見るといいと思います。
www.youtube.com



ただ、これだと「上山下郷運動」がわからないので、もう少し詳しい内容としてこっち側の動画を見てみましょう。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com


この動画を見たうえで、上山下郷運動の解説を読むと大体のことはわかると思います。

多くの青少年は「毛主席に奉仕するため」として熱狂的に下放に応じた。「広闊な天地にはなすべきことがたくさんある」などのスローガンのもと、辺境の農村に住み込んだり生産建設兵団で開墾作業に従事したりした若者たちは、やがて、地方と都市とのいちじるしい落差や農作業の厳しさに苦しむようになった。農業の専門家でもないのに農法や政治思想について農民たちにあれこれ指示しようとした学生たちは、識字率も低く古くからの意識や因習を残す農村の人々の反発を受け、現地になじむことはできなかった。農村には都市のような娯楽も高等教育もなく、家族や都市を懐かしむにも帰ることはできなかった。

中ソ対立の激化により、同じ1968年末には、毛は「全民皆兵」を叫んで全国民に対し戦争や飢饉に備えるよう命令した。各都市では防空壕が建設され、多くの軍需工場や研究機関が沿海部から内陸部へと西遷した。また、生産建設師団や農墾師団が内陸を中心とした各地方に配備され、ソ連との戦争に備えながら開拓などを行った。1950年代に設置された「新疆生産建設兵団」と1969年から設置された「黒竜江生産建設兵団」に加え、さらに、10個の生産建設兵団(内モンゴル、蘭州、広州、江蘇、安徽、福建、雲南、浙江、山東、湖北)と3つの農墾師団(チベット、江西、広西)が設置され、多くの青年が地方に送られた。


ちなみに、毛沢東が復権する流れにつながったのは「中ソ対立」の影響も非常に重要で
この当時の中国はソ連が敵に回った状況で軍事の天才(ただし自国民の半分くらいが死んでも屁とも思わない)である毛沢東を必要としていたという事情もあります。

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https://www.youtube.com/watch?v=MB7vjtR4Kw0

現代史はあまりにも複雑に絡み合っていて、説明しようとすると何を選んで何を切り捨てるかを考えないといけないのですが、そのあたり、Youtubeで解説をしている人たちは思い切りが良くてすごいなあと思います。