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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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数年前に突如降り注いだ彗星のせいで「コミュ障絶対〇すウイルス」がばらまかれた世界を描いた作品「アインシュタインより愛を込めて」

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本作のコンセプトは、"ひと夏のサイエンスラブストーリー"

物語は大きく四章構成となっています。

ヒロインと出会い科学特捜部を創設する序章から始まり――
転機を迎える運命にヒロインとともに立ち向かっていく学園編。
主人公である愛内周太の秘密にせまる過去編。
そして世界に散りばめられた謎を解明する、真相編。

主人公とヒロイン達はめまぐるしく変わっていく境遇の中で、
運命に翻弄されながらも、ささやかな幸せにたどりつくために、手を取り合って進んで行きます


今日が発売日なので購入しました。
下手にプレイすると思ったこととか感じた事が多すぎて感想が書けないので、以前体験版の部分までプレイした感想を書いておきます。


体験版のプレイ時間はちょうど1時間30分程度でした。

まず最初の印象ですが……とにかく音楽がいいです。最初の数分間音楽聞いてた時点で勝ちじゃね?って思いました(何に)

それもそのはずというか、音楽が水月陵先生だから。

昔エロゲやってた人向けに言うと、KanonとかAirの音楽をメインで担当されていた折戸先生ポジションの人です。

Rewrite以降のKey楽曲を担当し

他にも

・SAGA PLANETS
・tone work's
・Baseson
・UNiSONSHIFT(時計仕掛けのレイラインなど)

の音楽を担当されています。




Keyアニメ「シャーロット」のリベンジを期待したくなるような設定だけど、たぶん中身は田中ロミオの「家族計画」と同じような感じだと思います。

この作品では「彗星病」という病気が存在し、主人公はこれにかかっています。
この病気の内容ですが、「彗星の影響による脳機能疾患」とされており、対処法は確立されていません。重症化すると脳梗塞のように脳の機能が停止していつ死んでしまうかわからない。

今わかっていることは「人とのコミュニティを絶えず取ろうと試みること」が症状を緩和してくれるということだけ。
作中では魂が云々とSF的な説明がなされていますが、突き詰めるとそういうことです。


つまりこの彗星がもたらす病は「コミュ障は絶対〇す病気」ということです。

恐ろしい恐ろしい……


主人公は研究者であった父の影響もあり「コミュニケーションよりも自分一人で思索し高みに上り詰めたいという性格」で、彗星病との相性が最悪

彗星病はコミュ障絶対許さない病気なのですが、主人公の性格はこの病気と致命的に相性が悪いです。

研究者である父親の影響や、子供のころの思い出ののせいでとにかく周りの人間の考えてることが些末な大したことないようにしか感じられず、他人とのコミュニケーションに意味を見いだせない。

だから若くしてどんどん症状が悪化していく。


ぶっちゃけ導入部分の主人公かなり性格が悪いです。
ただ、彼はアホではないので「生き延びたければ」「苦しい思いをしたくなければ」自分を曲げてでも周りに合わせた方がいいのはわかってるんですよね。
それでも絶対に自分の流儀を曲げようとしないあたりは結構好きです。 




ある時主人公は「有村ロミ」という少女から「5人を集めて部活を作りなさい」と指示を受ける

夏のはじまり。
北牧台学園2年生。試験で毎回首位の愛内周太は、はじめてその座を明け渡す。
トップになったのは「有村ロミ」という、ネットで先鋭的な論文を発表し続ける、謎の少女だった。

そして、周太はロミにある相談をもちかける。

「愛内周太」「有村ロミ」

2人の天才の出会いをきっかけに、はるかな夏の冒険が始まる。


有村ロミに会うために必死に部員集めをする間、主人公は今まであれだけ苦しめていた彗星病の症状がほとんどなくなっていることを知る。

確かに他人とのコミュニケーションは主人公の命を救うかもしれない。

かといって、他人とのかかわりにかまけて自分が星空の高みを目指すという志を捨ててしまうことになるのではないかという恐れも抱く。

体験版はこうやって5人のメンバーを集めて有村ロミと出会うところまでで終わる。

本編では、この葛藤を抱えながら進んでいくことになるだろう……ということで、まぁどうかんがてもこれ家族計画の司君やな。。。


ちなみに本作品のシナリオライターは新島夕さんです

エロゲ知ってる人向けに説明すると

・はつゆきさくら

・Summer Pockets

のシナリオ担当。 かなり評価が高い人です。



ただし、この作品は「SF」要素を含んだ伏線が埋め込まれていて、おそらく魂だけが過去に飛べる設定になっている

この辺りは体験版だけでは全くわかりませんが。

「アインシュタインより愛を込めて」のタイトルの意味について考えた時に、物語中に主人公の部屋にアインシュタインっていう人形がいるんですよね。

んで、これに主人公だけでなくいろんな人間が話しかけたりするわけですが……

つまり「アインシュタイン」=「物語の観測者」なわけですよ。

んで、「愛を知らなかった主人公」……あっ(察し)ってなりますよね。

これ絶対「ループ」するか「主人公の魂がこの中に入る」展開ありそうだなーって。

はっきりと終盤が「AIR」のそら編、あるいはアニメ「シャーロット」っぽいシナリオになりそうだなという気持ちがしています。



ただ、この通りだったらあんまりおもしろくないので、期待を裏切ってくれる展開があることを期待してます!



アインシュタインより愛を込めて

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