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「万能鑑定士Qの事件簿」2巻  勉強は「まじめに」やろうとしないほうが効果が上がる

タイトルの「万能鑑定士Q」というタイトルが気になって読み始めた作品。ピッコマで2巻まで無料だったので読みましたが面白かったので一気に続きも買いました。


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万能鑑定士Qって何?

これは表紙の女性のこと。

彼女が、独立する際に恩師から屋号としてこの名前を授けられる。なお、QというのはQueenの略。

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最初にコレ説明しておかないと、万能鑑定士Qってなんだよ……ってなりますよね。

実際私はこのタイトルが気になって読み始めて、読んでみたら面白かったのでハマった感じです。



真面目=「感情を抑えて」「真剣」に勉強しようとしていたのが勉強できない理由なのかも?

ちなみにこの作品のキャッチコピーは

面白くて、知恵がつく、人の死なないミステリ

です。

ということで、この本読んでて役に立つと思った「記憶術」の話を紹介します。

ちょうど表紙の少女「莉子」の紹介にもなっています。


万能鑑定士はいかにして誕生したのか?

若くしてありとあらゆる知識に精通し、物事の真実を見抜く(鑑定)ができるというチートみたいな能力を持つ凛田莉子であるが、彼女は18歳まではクラスでもトップクラスの「バカ」であった。全く勉強もできず記憶力も全くなかった。


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そんな彼女は、ある時恩師であるリサイクルショップの店長に出会い、勉強の仕方を教わる。


これによって、彼女は本来の才能を開花させていく……

恩師が彼女に教えたのは「記憶」のメカニズム。

君は人一倍感受性が強いようだ。どんなことにでも感動できる人といっても良い。

私が思うに、強い感受性……感動しやすい人は暗記が代の得意になるはずなんだ。

感動を伴う記憶は強い印象を残すんだ。

本来記憶力が高いはずの彼女がなぜこれほどまでに記憶力が低かったのか。

この理由は彼女が「まじめに」やろうとしているからだった。

「君は学習しようと机に向かうとき、まじめにやろうとしているだろう?

様々なことに感動する本来の自分を抑えて、努めて冷静でいようとする。」

「そうです。だって真剣にやらなきゃって…」

「それは間違っている

 教科書を読むときはいつもの君でいることだ。

 つまり、書かれている内容に感動すべきなんだ。

 この公式はよくできているなとか考えた人はすごいなとか。 

 どんなことでもいい。自分の素直な感情に身を任せることだ」


他にも、

・忘却曲線の話をしたり、
・イメージ化や五感を利用した記憶の話をしたり、
・場所ニューロンの話をしたり
・物事を三分割するように記憶するようにすること

などいろんなアドバイスをもらう

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というわけで、この辺りは記憶術の参考になるので読んでみるといいと思います。
自分に子供がいたら読ませてあげたいなって思いました。



このエピソードは2巻に収録されており
上で書いた通り、1/21まではピッコマで2巻まで無料で読めるので今のうちにどうぞ。

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気に入ったら50%オフで購入できるDMM電子書籍で続きを読んでみるといいでしょう。




なお、彼女はこれらをもとに勉強法を身につけた上でリサイクルショップのカタログを片っ端から頭に入れていき、さらに商品鑑定の仕事に従事してキャリアを積んでいきます。

そして、独り立ちするにあたって、このこの恩師から「万能鑑定士Q」という称号を受け取ることに……。

という感じで、コンパクトながらしっかりしたストーリーでこの少女のキャラ立てが行われます。



大ヒットしたミステリー小説「ビブリオ古書堂の事件手帖」が好きな人におすすめ

というわけで。しっかりと芯のある美少女キャラ「莉子」と、新聞記者の主人公(♂)がタッグを組んで、社会事件にかかわるような問題を解決していくのがこの「万能鑑定士Q」という作品になります。


これは大ヒットしたミステリー小説「ビブリオ古書堂の事件手帖」と似たようなフォーマットでできてます。
「ビブリオ古書堂の事件手帖」だとか「掟上今日子の備忘録 」が好きな人ならサクサクっと楽しめると思います。

1話当たりの話が短いので読みやすいのもポイント高い。


人が死なないだけでなく、莉子の人柄もあって、優しい物語になっているのでホンワカした物語が読みたい人におススメ。
個人的には2巻~3巻に渡って展開される「ニセ札事件」がかなり気に入ってます。