今後のプペルの評価は「金持ち父さん貧乏父さん」や「CASHFLOWゲーム」などと同じです。
どれだけ映像作品としてよかろうが悪くあろうが「西野さんのビジネスにつなげるための入り口なんだな」「プロパガンダ作品だな」ということになってしまう。
だってやってることが箕輪研究室と同じだもん。
しかも箕輪ですら、そういうインチキ嵩上げはビジネス書・自己啓発書の分野に留めるという節度があった。自己啓発書なら良くはないけどまだ見逃すことはできた。だいたい同じようなことはみんなやってるから。
でも、エンタメの世界でそれをやろうとするなら外来種の害虫として駆除対象になってもおかしくない。今回西野がやったのはそういうことです。
こうなると、今後プペルに限らず西野の作品を純粋な作品として評価することはもはや不可能。
その作品の感想を書いたりほめようものなら「その手の人間が」群がってくるリスクがある。実際、もし私が情報商材販売やネットワークビジネスなどをやる人間なら、間違いなくまずプペルに心酔している人間をターゲットにしますね。
これを考えればもはやおさわり厳禁でしょう。マスメディア側も、トラブルにつながりそうなきな臭いにおいがでてくるので今迄みたいに手放しでこの作品の拡散や賞賛をすることが難しくなってくると思います。
もう西野はひきかえせるラインを超えました。
今後たとえ正道に戻ろうとしても必ずこの件は蒸し返されます。今後はヴェルディのスポンサーの宗教団体みたいな立ち位置になっていくと思います。今後もそういう意識高めのウェットな人たちの間で菌糸のように増殖はしていくでしょうが表の世界ではもはや評価しがたいものになってしまいました。
「ディズニーを超える」みたいな道は完全に途絶えたと思ってよいのではないでしょうか。
まあ日本の芸能界はガクトがお咎めなしのガバガバクソなのでこれでもなんとかなるのかもしれませんが、だとすれば芸能界ごと滅びたほうがいいと思います。
エンタメ作品として一生懸命映像を制作されていたスタッフの皆さんは本当に気の毒だと思いますが、色眼鏡で見られることは絶対に避けられません。
はっきり言って「西野さんは信者があまりにもチョロすぎるのでやりすぎた」ことの代償です。
売れることはもちろん大切だけれど、いくら売れると言ってもやりすぎると一番大切なものを失うよ、という寓話のようなお話です。
www.tyoshiki.com
プペルの作中の寓話よりもプペルの外部事情の方が寓話として面白いってのは皮肉な話ですね……。
【悲報】意識高い系くん、自分が優秀と思い込みとんでもないことに
— NHDM (@NHDMMMMM) January 11, 2021
新卒から一年で脱サラ後、アムウェイ、オンラインサロン、ネットワークビジネス、プログラミングに貯金を使い込み
最後は失業保険(24万)を使いプペルのチケット80枚買うが1枚も売れず一人で80回見るハメに pic.twitter.com/22rq12QXnK
ちなみに、代理店販売方式自体が悪いわけではないし、プペルのチケット販売はマルチレベルではなくシングル代理店契約です(斎藤一人さんと同じ形式)
ただ、マルチじゃなければいいのかというとそうではなく、
西野さんが今回採用したプペルの代理販売店の仕組みには欠陥があるという指摘がされていますね。
今回の代理販売の権利はチケットが1500円、シナリオ台本が1480円。西野さんのオンラインサロンに参加してる人はこれらをセット購入した場合、購入価格に金額を上乗せして販売していい。という仕組みです。
この仕組みの欠陥ポイントは、『素人』に仕入れ値を払わせ、仕入れた商品を販売できる権利をあたえる仕組にしたことです。
このような苦しむ人が現れるような欠陥のある仕組を採用したのは、結果を急ぎすぎてるのではないかと考えます。
対談の最後のほうで、鴨頭さんと西野さんが協力してプペルを広める話になり、その際に鴨頭さんが「ひとりに何枚もチケットを買わせればいい」みたいな話をしていたと思います。これをきいて「ん?」とは思っていたのですが、まさか本当にその案が採用されるとは思いませんでした。
“プペル”の台本とチケットのセットを80個買って売りさばくって完全に仕組みはアムウェイじゃん。キンコン西野、反社では / https://t.co/iBL5eJSKh6
— 黒森のlastline (@lastline) January 12, 2021
売り方がひどかったせいで、もはやプペルの作品が良いか悪いかの評価には全く意味がなくなってしまった
「こういう売り方をする映画を肯定するかどうか」の問題の方が作品の良しあしよりはるかにウェイトが大きくなってしまいました。
プペルもう一回くらい観に行こうと思ってたけど、完全に無理になったな….…
— 蒼衣海子@うつ悪化の為しばらく休み (@aoiumiko) January 13, 2021
こんな嫌な話が何もなかったら台本とかも欲しかったけど
ワイ氏マルチとか悪徳商法大嫌いマンなので
アムウェイとかわたしの前で名前出した奴は問答無用で殴ります😇😇😇
よし、約ネバの実写版を観に行こう
当然ですが、私は見に行くつもりは全くなくなりました。
というか、私は絵本についても、私はとある人から「余ってるから」という理由でただでもらいました(なお、一度読んだあとすぐにブックオフに流しました)。
絵本、すごくたくさん売れたそうですが、絵本の段階からサロン生に対して同じような売り方をさせていたのかな?というのが気になります。
プペル、マルチ商法が取り沙汰された所為で映画が面白いという話が、アムウェイの洗剤が使ってみると結構良いみたいな感じになってるのわろてまうな。
— やまちゃま٩( 'ω' )و (@yamachang1424) January 13, 2021
プペルの映画の出来がいい悪いを評する行為が「アムウェイの洗剤は実際結構汚れがよく落ちる」って評価くらい本質的でなく無力なものになってしまった
— かめいた (@ka_ma_ta) January 13, 2021
ひとりが大量にチケット購入をして、購入した人が在庫を抱えたままで苦しんで、そんな状態でディズニーの売り上げを超えても本当に心の底から喜べるのでしょうか?
正直今回の件、損をしている人はほとんどいないと思います。
そもそも私は西野さんのオンラインサロンに属してる人がどうなろうが自業自得じゃね?と醒めた気持ちでいます。
私自身は、この人たちが救済される必要性などまったくないなと思っています。
だからこそ、批判が少ない今の段階であえてこの段階で救済して、次からは違うやり方を試すっていうメッセージを発信した方が
西野さんの株が上がってよろしいのではないかと思います。
いったいどうするんでしょうかね。意外と、この売り方でだいぶ数日作っちゃってたりするのかな…。
- 作者:真鍋昌平
- 発売日: 2014/06/04
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