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「銀の匙」 学校教育とは何かについて名言の数々が飛び出すマンガ

日本で一番面白いマンガともいわれる「鋼の錬金術師」の荒川弘の描く学園青春ドラマ。
かつて駒場が学校をやめるあたりまで読んで、そのあたりで休載かなにかがあって読まなくなったままでした。


ウマ娘で気持ちが盛り上がってるところで「そういえば、このマンガでばんえい競馬の話あったなー」と思い返して今になって読み返してみたら……



面白くて止まらなかった。やっぱりこの人本当にすごいな 



全15巻のうち、11巻までは1年生の寮生活

他人のために労をいとわないものに人はついてくる


八軒くんは1年の中でもいろんな経験をして、いろんな人と関係を結びんでいきます。

・馬術部に入部
・石釜作りとピザ作り
・御影家でバイト
・鹿の解体
・自分で飼育した豚でベーコン作り
・エゾノー祭で馬術部のパフォーマンス
・駒場牧場の倒産騒動&御影家の跡継ぎ騒動
・御影の受験支援
・ソーセージ作り&食肉販売で「ファンド」にチャレンジ→1年生にも引き継がれる

12巻からは、八軒くんは起業を考えるようになり、寮を出て下宿暮らしを始めます。
結局高校に在学しながら起業し、事業をやりながら大学にも通うという
かなりチャレンジングな人生を送ることになります。



読んでてすごくワクワクさせられる。



節目である11巻の話が凄く良い

目いっぱい楽しむにしても耐えるにしても逃げるにしても力が要ります。
そういった力も寮生活で培われたはずですので、自信をもって新たな一歩を踏み出してください。

学校ってのはさ八軒、おまえらのためにある畑なんだよ。
そりゃ規則があって窮屈なところもあるけど、どこ耕してもいい宝の畑だ。
頭で学ぶも良し、胃袋で学ぶも良し、筋肉で学ぶも良し。
機械から学ぶも良し、動物から学ぶも良し、人から学ぶも良し。
そういう人たちとのつながりを作るのにまるまる三年費やしても良し。
どこを耕すかは自由だ。
八軒が耕そうとしているのはエゾノーじゃまだだれも手を付けてないところだから
何が出てくるか俺は楽しみだよ。
少なくとも俺にはなーんも謝る必要はないぞ。


「耕して何も出なかったらどうしましょう…」


「とりあえずたねまいときゃなにか生えるべ。開拓開拓!」

私はみなさんに銀の匙を贈る人の気持ちで教育に携わっています。
微力ながらみなさんに生きていく力を贈れたら幸せだなと思っています。
(中略)
皆さんは、その銀の匙を作っている人のことは考えたことが有りますか?

(中略)
ここで経験してもらったことは、先人がコツコツ積み上げてきた歴史を受け取ってもらったということです。
夢がある人にもない人にも平等に、銀の匙の心はあなたたちのためにあります。
自身の幸せのためにじゃんじゃん使ってください。

ただし、銀は磨かないとすぐ変色します!

八軒くんの起業理念は……「参加した人間が個性を持ったまま否定去らずに並び立つ集団」

というわけで12巻からは学生生活送りながらも

・大川センパイと一緒に起業して「(株)GINSAJI」を作り、いろんな事業を試す。

・廃業した駒場牧場や馬業から撤退した御影牧場の荒れ地を利用して豚の放牧「御影豚」
・乳牛の廃牛に蹄耕法を取り入れてから肉にする
・エゾノーと協業的な関係で様々な商品を開発(「御影豚ベーコン」など)
・簡易式石窯の開発 などなど

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・人の夢を否定しない人間におれはなりたい。
・一度ダメ出しされた奴にも価値をつけてやりたい

ここが最後までブレなかったの、本当にすごいと思う。


最終話では結局大学に進学することになった八軒と、高校を中退した駒場君の話になってて素晴らしい

学校教育の中で先人からいろんなものを受け取って、逆に学校にいろんな種をまいていった八軒。

高校を中退して学校教育から離れて、その後いろんな仕事を経ながらそれでも夢をあきらめず道を探し続けた駒場。

二人がロシアの大地で出会い、夢を語るシーンで幕。

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めちゃくちゃ盛り上がるようなドラマ性のある物語じゃないけど
後から見返したら波乱万丈、いろんなイベントを経て全体としてドラマになっている。

そんなお話でした。


今更なんだけど、読めてよかったなと思う。
一度といわず何度も読み返したくなる物語ですね。