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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ウマ娘で久々に「夢女子」なる存在と遭遇して思ったことなど

私は普段女性のオタク文化に全く触れる機会がないので、女性オタクというのがどういうものなのかもいまいち理解していない。


百合マンガは一時期好んでいたがあれは男オタクメインの文化であるから違うだろう。BLに対しては大学卒業後はほとんど読んでいない。腐女子のカップリング妄想ともとことん縁がなく、女性オタク文化についてはほんとに無知である。

なので、以前「今日からCITY HUNTER」という作品を見て夢女子なるものの概念を知った時には「人種が違う」と感じたりもした。

www.tyoshiki.com



「ウマ娘」は夢女子向けコンテンツとしても非常に人気が高い模様

ただ、「ウマ娘」を楽しむうちに、人種が違うと感じたのはただの勘違いであり、単に自分がそういう楽しみ方を今まで知らなかっただけなんやなって感じた。


私は別に百合男子ではないが、女同士がキャッキャウフフしてる中に余分なものが挟まるのは好きではない。

また、自分とトレーナーを同一視することができないため、ナイスネイチャやらマヤノトップガンにガチ恋するという感覚が全く分からない。
むしろ私はアグネスタキオンとマンハッタンカフェのキャッキャウフフを眺めてほっこりするだけで十分幸せである。
自分という存在がゲームに入り込もうものなら、それは邪魔であって害悪であるという発想を持っている。

(だから今までアイドルマスターやアプリ版のラブライブに全然ハマれなかったんかもしれないなと思った。
 バンドリはそういうトレーナーやプロデューサー的な存在をきれいに排除しているのですんなりハマれた。)



一方、ウマ娘のアプリ版は、プレイヤーが「トレーナー」としてウマ娘の世界で好みのウマ娘たちとワイワイやるという楽しみ方がやろうと思えばできる。

部分的にでも自分とプレイヤーを同一視することさえできれば、もうゲーム体験そのものが夢女子・夢男子?の願望そのものであると言える。



実際に夢女子の方々をウマ娘界隈ではかなりよく見かけるようになった。



そしてこの人たちのアウトプットを目にしているうちに、なるほど夢女子の感覚もわからんことはないなとちょっとだけ理解できた気分になっている(錯覚?)



というかウマ娘、夢女子勢がガチで毎日のように怪文書を大量生産してて、その湿度の高さに震える

現時点ではアグネスタキオンとかゴールドシップ&マックイーンや、トウカイテイオーに関する夢女子が目立っている。



その中でも特にアグネスタキオンの夢女子がすごい。





※注:以下「気持ち悪い」という表現が多く出ますが、これは「自分の想像の斜め上」「常識の範囲を飛び越えてくる」という肯定的な意味で使ってます。この言葉の使い方に同意できない人は記事そっ閉じして帰ってください。

アグネスタキオンが夢女子を引き寄せまくっている理由(とおぼしきもの)

アグネスタキオンの育成ルートは「トレーナーとウマ娘どちらもが狂っており、お互いにその狂気で感化しあう」というなかなかに読みごたえがあるシナリオになっているのだが、そのシナリオにあてられたのか、よくネタで言われる「ガチ恋」を通り越して「執着」が凄いことになっている。もうほんとにニチャア……って効果音が脳内で再生されるレベルで湿度というか粘度が高い怪文書が散見される。*1


二人の関係はかなりいびつであるがそれ故に強固である。「お互いにヤンデレ」みたいな共依存関係になっている。前にも書いたけれど、きわめて健全で前向きな関係を築けているキングヘイローシナリオと対照的である。

タキオンのトレーナーは自分に夢を見させてくれたタキオンに強く執着しているし、タキオンはタキオンで自分自身をどうでもよいと見限っていたところを、トレーナーの狂信的な期待を受けて立ち直った経緯があるために、トレーナーなしでは自分というものが存在できない、というレベルで依存・執着している。それが普段の「他の人から見たら虐待か」と思える関係を笑いながら受け入れあっている関係性に表れている。


普通の人に公開しても大丈夫なレベルで言えばたとえばこんな感じの関係性。



BL研究ではよく見られる光景なのだが、女性の中には「侵略・暴力」のような形でないと愛情を描けない・感じられないという層もいて、そういう層にはこの二人の過剰なまでに大げさななれ合いやその裏に潜んでいる深い結びつきがとても甘美なものに見えるんじゃないかとあてずっぽうな推測をしてみたりする。



それにつけてもウマ娘夢女ガチ勢の怪文書、粘度の高さがすさまじくて男オタクの妄想力ではまるで勝てる気がしない……

もちろん男性側も怪文書を量産している。マヤノトップガンやらライスシャワー、ナイスネイチャらに対して「ここすき」ポイントを羅列したり、彼女らとの感想を妄想してニヤッとするような、男オタクあるあるの「キモい」文章はよく見かける。同じアグネスタキオン好きの男性も結構いる。

こちらもよく見かけるのではあるが、なんというかこう、「本物」を見た後だとぜんぜん粘り気が足りない。まだまだ理性残してんな―って感じてしまう。今のところ男が書いた文章は理性やテレが残っているため「キモい」どまりであり、一線越えたところにある「気持ち悪さ」までには到達できてない気がする。

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何が違うんだろうな、明らかに男オタクは夢女子に狂気の度合いにおいて負けている。もっと男たちも気持ち悪いの壁を突破してほしい。ニコニコで見たシャニマスについては同じ男が書いた怪文書でもガチで気持ち悪かったので、今の時点ではまだウマ娘勢の男子はパワーをセーブしてる段階なのだろうか?





それにしても、ウマ娘界隈で「夢女子」なるもののガチっぷりをいろいろと見て、ガチで気持ち悪い人がゴロゴロ転がってる怪文書界隈を知ってしまった今ちょっと前に話題になった「私のジャンルに神がいます」をシーンを読むとまた気持ちが変わりますね。やべえ、綾城さんが書いた文章めっちゃ読んでみたい……という気持ちになってます。




余談なんだけど、もともとの「いわゆる嘘松」って、夢女子の怪文書文化だったのかもしれない

夢女子たちの中の創作語りが、コンテキストを共有していない外部の文化にさらされた結果「うそつき認定」が発生しただけではなかろうか?

そういえば、なんというか夢女子たちのウマ娘に対するすごく狂気度の高い文章を見ててなんか既視感があるなと思ったんだが。これって「元祖・嘘松」と同じような雰囲気があるんだよね。

今ではDr〇イフなどの糞政治クラスタやら出羽守クラスタが、同じように嘘松を使いだしたせいでデマで人を攻撃する最低のゴミクズ手段になってしまったけれど、それまでは確かに気持ち悪いけれど嘘松って人を傷つけるようなものではなかった気がする。


いわゆる「元祖嘘松」勢の人たちは、物語世界に、主観たっぷりというか、素潜りで息が続く限り自分そのものをのめりこませて、その世界の空気をたっぷり味わってまた帰ってくるという「セルフVR体験」とか「脳内で高精度なシミュレーションができる」ような才能があったのかもしれない。

まぁ一般人に敷衍してしまった後は本当にゴミみたいなDrナ〇フあたりの連中によって台無しにされてしまったので、もうツイッターでは「怪文書」「迷惑なやつら」「まるキ〇」みたいな扱いにしかならないんだろうけれど。

そう思うと、もったいない話だったのかもしれないなと思う。

*1:こういうのは無断で他の人に見せるとぼこぼこにされそうだからリンクは張らないが「アグネスタキオンがトレーナーを〇してしまった話」とは狂気度が高いし、毎日淡々とアグネスタキオンとの女同士の同棲生活の日常を描き、女同士の間で一歳の子供が生まれるところまで到達している話もある