いよいよ「優駿たちの蹄跡」シリーズもこれで最後。
おそらくですが、今となってはこういう作品はもう作れないんじゃないかなと……。
2000年代前半くらいまでのダービーは、調教師と騎手が馬を育てる時代だったので人馬のドラマが盛り沢山でしたね。
— おうまP (@o_m_a_e_p) 2021年5月18日
ノーザンFが最大勢力になってからは、牧場でしっかり仕上げるから調教師も騎手も余計なことするなというスタイルになったのでドラマが生まれにくくなった印象です。
今はオペラオー包囲網みたいなことも絶対起きませんからね。
— おうまP (@o_m_a_e_p) 2021年5月18日
出走馬の殆どがノーザンF産だし、ルメールが乗るノーザンF産一番人気馬に競りかけようものなら後でどんなことになるやら…僕が騎手なら怖くて馬体も合わせられない。
僕はオペラオーアンチでしたし、常勝時代も今でもライバルに恵まれたと思っていますが、それでも常時ガツガツやられながらも勝ち続けた点は凄いなと素直に驚嘆します。
— おうまP (@o_m_a_e_p) 2021年5月18日
- 作者:やまさき拓味
- 発売日: 2012/11/24
- メディア: コミック
トウショウボーイ(TTGの一角。皐月賞・有馬記念・宝塚記念で3勝)
保田厩舎の長沼厩務員から見たトウショウボーイ。テスコボーイ産駒。
やたらと賢い馬で、自分で食事量を調整して身体を作ることまでやっていた。
あまりにトウショウボーイが魅力的過ぎて、その後もずっと取りつかれてしまったような感じのお話。
オースミタイカン
父馬サンデーサイレンス。44戦4勝。すべての勝利は函館競馬場。
特に目立った活躍もないが、この函館巧者という特徴だけでこうやって名前が残る。
なお引退後は行方不明になっている。
サクラバクシンオー(1400m以下では無双。スプリンター路線の開拓者)
境厩舎・吉村活彦厩務員から見たサクラバクシンオー。
父はサクラユタカオー。母馬はサクラハゴロモ。
ウマ娘のイメージとは全然違って、めちゃくちゃケアが大変な馬だったそうでござる。
ハギノトップレディ(牝馬二冠。逃げで魅せる馬)
母馬イットーから生まれた「華麗なる血族」の馬。逃げ馬として非常に強かった。
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15巻で福永守の引き取られたが、その後結局福永のもとで天寿を全うする。
このエピソードに出てくる奥さん普通にイラっ☆とするな…
トロットサンダー(マイルCS、安田記念で勝利)
相川厩舎の矢作厩務員から見たトロットサンダー。
公営で8戦して重賞勝ちはないし、そこからけがで1年以上休養でブクブクに太っていた。
そこから一生懸命絞り、さらに何度もけがをしたところを必死に看病して何とかレースに出走させる。
さらに松山厩舎に頼んで「皐月賞馬」ジェニュインを併せ馬に使わせてもらったりとできることは何でもやった。
さらに矢作厩務員はレース運びについて横山典弘と何度も衝突した。
ここまで必死に育ててきたのに「名義貸し」問題で強制的に引退させられる。
種牡馬入りはできたが引退後事故で骨折。安楽死に……。
最後の話がこれでいいのか?本当にこれでいいのかあああああ?