の続き。
landreaallのやばいところは、36巻まで来てるのに未だに世界観の全容すら見えてこないという点だ。
きちんと設定されているのは間違いないのだがとにかく世界の大きさすらわからない。
少なくとも今6つの国が確認されているが、そのうちの「アトルニア王国」という1つの国を描いているだけでこれだけのボリュームになっている。そして、物語のゴールも見えてこない。
ランスシリーズ(10作品めで完結)でいえば、ようやく「リーザス編」が終わったというところ。つまり3まで進んだというところだと思う。
作者のおがきちかさんは「描かせてもらえるのであれば無限に描き続けられる」と語っており、それはそれでとても頼もしいのだけれど、最後まで見届けられるかどうかだけがちょっと不安。
読者としてはそろそろ情報を整理しておきたくなってきている。だいたい私は「15巻」を越えると整理しない限り把握できなくなってくる。(ワールドトリガーも整理記事を書いていなかったせいで15巻を越えたあたりからついていけなくなっている)
Wikipediaも更新が止まっているようなので、自分でもちょくちょく読み返しながらlandreaallの世界を自分で整理しておきたいなと思う。
とりあえず簡潔にまとめるとこんな感じかな。時々読み返しては不定期にのんびり継ぎ足していこうと思います。
Landreaall: 1【イラスト特典付】 (ZERO-SUMコミックス)
- 作者:おがき ちか
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: Kindle版
物語の中心は「アトルニア王国」。騎士道の国。
アトルニア王国は十数年前まで王制を布いていた封建制議会政治国家。王都はフォーメリー。文化的には中世から近代までのヨーロッパの雰囲気を持つ。戦争に明け暮れた王が革命により失墜して以降、王位は空席状態が続いているが、国内政治は貴族による議会制で円滑に復興が進んでいる。
・主人公の生まれ育ったエカリープはアトルニア西側
・クレッサール編でおとずれるザンドリオはその逆に東側。
パンテルイモノス王国。イメージは中国?
アトルニアの西部に位置する国家。王国は主国と6つの属国により成り立っている。
・ほとんど物語には登場せず、2巻~3巻で訪れるバチカン公国から推測するしかないが中華的な国のイメージがある。
属国の一つ。文化的にはやや中華的な雰囲気を持つ。宗国王家の末姫であるウールンが国主を務める。神竜を奉る宗教があり、宗国の主宗教に於ける象徴的立場にあり庇護を受けているなど、実在のバチカンに似た地位である。
ウルファネア国
アトルニア王国西方に位置する国家で、東洋的な文化を持つ。竜胆の出身国で、5本の竜脈が大地を統べており、それぞれの終点を祀る領地を「五領」と呼ぶ。
・こちらもバチカン公国と同じで西側に位置する。アジア的な雰囲気の国が「西方」に位置するという時点ですでに面白い。
・7巻~12巻までがウルファネア編になっているが、その後もたびたび登場する。
クレッサール。イメージは中東。
アトルニア王国東方に位置する遊牧民国家、領土ではなく部族ごとに独立した統治を行っている。過去にアトルニア王国との間に戦争が起きている。基本的に部族間は不干渉であるが、族長会議という場は設けているようである。古の時代から伝わる呪術を用いる部族も存在する。過去に、国王の怒りを買って国外逃亡したカディス家が一頃逗留した
・クレッサール編は現時点では最長の物語で17巻~30巻まで続く。かなりめに複雑な物語であり、1度最後まで読み終えたらそこから再度読み直したくなること必至である。
パティウス公国(ほぼ名前だけ登場)
アトルニア王国の北西に位置し、バチカン公国の北に位置する国家である。マグナル・リースリング・ウィコナトル公子の出身地である。
・ほとんど情報がないが、マグナル公子の様子を見る限りは文化的にはアトルニアとほぼ同じ。
ハイ=ネフィ王国(ほぼ名前だけ登場)。イメージは北欧。
アトルニア王国の北に位置する国家。マリオンの出身国である。