毎月恒例のkindle月代わりセールのチェック記事です。
元々お勧めの投資本が安くなったら紹介することを目的とした企画なのですが……
今月はパンローリングの投資本が一切ありませんでした……。
企画として破綻してますね。
仕方がないので、簡潔に自分が興味を持った本だけピックアップしておきます
というわけで、今回はあくまで自分の好みのものしか紹介しないのであんまり参考にならないと思います。
皆さん自分でチェックしてみてください。
その他
499円。togetter.com
このまとめを読んで興味を持った人は読んでみるといいかも。
1540円→610円。英語の勉強としては凄く良いと思う。私こういうのが好きでCNN ENGLISHとかをたまに買ってる。
235円は安い!
去年この動画見てた。
www.nicovideo.jp
読んだことはないけれど、興味ある人には良いかも。私はもうこの手の本読みすぎてうんざりしてるので買いません。
おまけ。
今回は買わないと思うけれどこの本はいつかまとめてガバッと読みたい。
ちくま新書「古代史講義」の姉妹編である。
第1講磐井の乱、第2講蘇我・物部戦争、第3講乙巳の変、第4講白村江の戦い、第5講壬申の乱、第6講長屋王の変、第7講藤原広嗣の乱、第8講橘奈良麻呂の変、第9講藤原仲麻呂の乱、第10講対蝦夷戦争、第11講平城太上天皇の変、第12講応天門の変、第13講菅原道真左降事件、第14講平将門の乱・藤原純友の乱、第15講前九年合戦・後三年合戦の15講である。大きく分けると、第9講までが奈良時代までで、第11講以後が平安時代である。
戦乱の内容では、
一、多数の武力衝突・・第1講磐井の乱、第2講蘇我・物部戦争、第4講白村江の戦い、第5講壬申の乱、第7講藤原広嗣の乱、第9講藤原仲麻呂の乱、第10講対蝦夷戦争、第11講平城太上天皇の変、第14講平将門の乱・藤原純友の乱、第15講前九年合戦・後三年合戦の10講。
二、暗殺・・第3講乙巳の変、三、放火・・第12講応天門の変、四、隠謀・・第6講長屋王の変、第8講橘奈良麻呂の変、四、事件・・13講菅原道真左降事件である。
私的感想
〇各テーマの最新の研究成果を教えてもらえてありがたい。ただ、筆者により、面白く書ける人と生真面目すぎる(悪いことではない)人がいる。また、読者により、関心のあるテーマとそうでないテーマがある。私の場合、第1講から第9講までは面白かったが、それ以後はだんだん疲れてきた。
〇第1講磐井の乱、第2講蘇我・物部戦争、第4講白村江の戦い、第5講壬申の乱は古代の本格的な戦争の解析であり、それだけで興味深い。朝鮮、中国政情との関連も興味深い。
〇大化の改新と切り離し、朝鮮半島政変を絡めた、第3講乙巳の変の解析も面白い。
〇繁栄を極めた長屋王が、謀反の罪を着せられ、自尽に至った原因が、実証的に、徹底的に解明されていくのも、興味深い。
〇藤原仲麻呂は奈良時代の極めて有能な政治家と思うが、本書では二回登場する。第8講橘奈良麻呂の変で、隠謀レベルの事件なのに、434人を処罰した体制側として。第9講藤原仲麻呂の乱では、琵琶湖西岸で負け戦を戦い抜き、遂にとらわれて家族もろとも惨殺される逆賊として。
〇遠い昔、「薬子の変」のちょっといやらしい物語をどきどきしながら読んだ者としては、味も素っ気もない「平城太上天皇の変」に変わってしまったのは、残念だった。
私的結論
だいたい面白かった。