うおおおおおおおあの大河ドラマ小説が!
流血女神伝のカリエがたどる人生の波乱万丈ぶりは本当にすごいですよ。
「彼方から」「ふしぎ遊戯」や「十二国記」も好きだったけど、個人的には本作品が一番好きですね。
「女王の花」や「暁のヨナ」などにも引き継がれています。
時代背景の問題もあって基本的には男尊女卑の傾向が強い世界観なのですが
その上位に「流血女神である〇〇〇」が怖すぎて男性たちもみな翻弄されていく。
こういう二層構造がとっても新鮮でした。
中盤までは存在をすっかり忘れてた女神の姿が見え始めるころにはもうどっぷりハマること間違いなし。
とにかく面白いのは私だけではなく多くの人が保証済みですので、少年漫画顔負けの熱い物語が読みたい人はぜひぜひ!
一昔前のコバルト文庫ということもあって登場する男子がイケメンばっかりなので目の保養にもなります。
イラストは「LUNAR」や「アンダーザローズ」の作者である船戸さんです。