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「作画崩壊」でトレンド入りした演出家に直撃インタビューの記事読んで「王様の仕立て屋」のオリベを思い出す

※10月24日までDLSiteで集英社の作品50%~60%offセールやってます。私のおすすめはShrinkです。「本編は早期終了になる可能性がございます」とあるので、気になるやつは早めにゲットすることをお勧めします

とても面白いインタビューでした。
nlab.itmedia.co.jp

はてなブックマークコメントも、いつもと違ってちゃんと考えてコメントしてる人がおおいためか、秀逸なものが多かったです

この人がいるから作画崩壊するのではなく、作画崩壊した現場をなんとか持ち直してる人だった
・押井守のトーキング・ヘッドがまさにこんな内容なので、現人神をみた気分。
・「コミックマスターJ」で、編集長を務めた雑誌が悉く休刊廃刊になる編集者がいて周囲からは疫病神扱いされているが実際は休刊が決まった雑誌の事後処理請負人だった、という話があった
「政府のデカい仕事を毎回の様に受けてる電通」とかも、蓋を開けたら案外こんな実情で、官僚がこなし切れなかった質&量の仕事を捌ける組織が他に無いだけだったりするのかも知れないと思ってる
・うる星の初期 プロデューサーが セルの色塗りはもちろん 面堂の戦車の原画(動画だっけ?)まで描いてた って話があった

私のブログ記事含め、政治関連以外ではてブの質が悪い記事はクソ記事であり、はてブの質が高い場合はよい記事という判断基準からすると、この記事はまぎれもなく素晴らしい記事!
*1

「インフラの最終防衛ライン」を支えるセンチネルのお仕事はいつも壮絶だなと思う

necojara.com

こういう「センチネル」の話は常に何かが不足しており危機的な状況での戦いになるので、理想とは程遠いです。ハッピーエンドが存在しない、マイナスをどこまで減らせるかという「できれば誰もやりたくない」お仕事。でも、そういうのを引き受ける人たちがいないと社会って回らないんですよね。

「ガンスリンガーガール」「売国機関」「ARMSの主人公の両親」などなどこの手の話は割とハードボイルドな調子で語られがちです。最近「リコリス・リコイル」があまりにポップな感じで描いたもんだからかなりの人が脳みそバグってたくらい。

そういう人たちが嫌悪されたり、勘違いでたたかれてるという状況は何かが間違っているんでしょう。私もよくアニメをみる人間としてこの記事はすごく刺さりました。忘れないようにしておきたいです。

俺は間違っているかもしれませんが、この業界はもっと間違っている。

ちゃんとレイアウト上で空間が取れて、芝居が足りていて……といった技能が無視され、「絵がきれいでキャラクターが似ている」「過剰に動いている」ことだけが評価されがちな現状は問題だと思っています。その結果、アニメーターの側も本来一番重要なレイアウトや芝居などの要素に力を入れるより、キャラクターがレイアウトの段階で整っている事に注力しすぎてしまうし、それしかできない人が重用されている。あるいは作画監督も、キャラクターの顔はきれいに直すのに、空間内での整合性は全然直せていなかったり。それではもうアニメーターではなく「お化粧屋」ですよ。そもそもその原因として、デスクやプロデューサーにアニメーターの本来の意味での良し悪しを見分けられる人が稀

縁あって実際の仕事ぶりに触れ「入れた修正を見ると、意外とちゃんとしている」
「普通なら逃げ出す悲惨な現場をなぜか率先して引き受け、形にし続けている異常な人物」と評している。

アニメ界の“最終防波堤” 「作画崩壊」でトレンド入りした演出家に直撃インタビュー 「作画監督が10人とかいるアニメは無駄の極み」

面白かった。たしかに世の中のことを一切知らなければ「あのうるさくて赤い車、いっつも火事現場にいるな……あいつが火事を起こしてるに違いない!」と思うかもしれない。

2022/10/03 00:06

アニメ界の“最終防波堤” 「作画崩壊」でトレンド入りした演出家に直撃インタビュー 「作画監督が10人とかいるアニメは無駄の極み」

アブソルかな?いずれにせよこの人の名前が有ったらギリギリという事だから,糞アニメ警報が鳴っていると思って良いのか。

2022/10/03 14:00

もしかして「クソ脚本家」みたいな不名誉な評価で知られてる「高橋ナツコ」さんもそういうお助けキャラだったりするカモ?

ja.wikipedia.org
dic.nicovideo.jp

①シナリオ作成が、次の段階「シナリオ打ち」に移行する一時間前に提出される状態を繰り返す
(それ以前の業界の常識では、前日には上がっており、各員それを読みこんだ上で次の「シナリオ打ち」に臨む)

②自分で約束して設けた期限を一切守らず、遅れてシナリオを提出する

③「ただ原作を繋げただけ」「初登場のキャラクターがさも3度目のような登場の仕方をする」など、内容も酷評

④期限を守らないにも関わらず、「言い方!(が気に入らない)」と激昂、その後も「最近のシナリオ打ちで監督以外の発言が減ったのは、監督がそんな風に横暴なせいだ」と発言

なんでこの人仕事なくならないんだろうって思っちゃうけど、もしかしたら同じ原理かもしれない。
よくよく見たら仕事量が半端ない上に、こういっちゃなんですが元の原作が微妙なものが多いんですよね。視聴者としては、「高橋ナツコさんありがとう」っていいながら彼女が脚本担当のアニメは見ないような振る舞いが必要だったのかもしれません。

個人的にはこのエピソードを見て「王様の仕立て屋」のオリベを思い出した

ブックマークコメントで「コミックマスターJ」の話をする人は結構いたけど「王様の仕立て屋」の話をしてくれる同志がいなくて悲しかった……。

本作もこのアニメの話に負けず劣らず「期限に困った人たちの駆け込み寺」になっている。特に最新シリーズの「下町テーラー」編では、そういうオリベに頼らざるを得ない状況を憂う意識の高い日本人店長なども登場して面白い。「王様の仕立て屋」の場合、マイナスを減らすというより、オリベが優秀すぎて最高の結果になっちゃうからあまり印象が重ならなかったのかな。


すっごい面白い作品なんですが、なんせ歴史が長すぎて膨大な巻数になっちゃってるのでなかなかお勧めしにくいんですよね。
ただ、シリーズごとに毎回話がリセットされてるから、気になるシリーズから読んでみてほしいです。

現在10月24日まで半額セールやってるからぜひこの機会にどれかひとつお試しください!


◇初代 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 32巻完
www.dlsite.com
師匠の借金を返すために働き、いろんな知り合いができていって独立するまでの展開を描いている。


◇二代目前半 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 13巻完
www.dlsite.com
◇二代目後半 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~  7巻完
www.dlsite.com
自分の店(サルト)を持つようになるも、あまり客がつかずにのらりくらりやってた頃のお話。
途中で雑誌が変わったのでいったん13巻で仕切り直しになった。


◇三代目 王様の仕立て屋~下町テーラー~ 現在13巻まで
www.dlsite.com

今までナポリで活躍を続けてきたオリベが世話になった親方のために一時日本に帰国して
親方の代わりに洋裁店で注文を受けたり、他の人たちにアドバイスをしたりして活躍する話。

今までのイタリア編の登場人物は全く登場しません。「ほかならぬ日本国内でのスーツの着こなし」を学べるので今から読む人はこちらの「下町テーラー」編だけ読むことをおすすめします。

その上で「この作品おもしれえ!」ってなったら過去作品もどうぞ。
せっかくの半額セールなので、せめて下町テーラー編の最初の数冊だけでいいのでぜひ試してみてください。

*1:政治関連は左翼連中の党派性がきつすぎてはてブの質が良いということはありえないのではてブの質での判断ができません