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コミックシーモアで最も人気のマンガ?「鬼畜英雄」を読んでみた感想 | ランスシリーズのオマージュと思ったらゴブリンスレイヤーパロディになっちゃった…

seiga.nicovideo.jp

www.cmoa.jp
今は違いますが「推しの子」とかを押しのけてコミックシーモアで青年マンガ部門トップ人気だったこともある作品だそうです。

タイトルからしてもランスっぽいなあって思ってたら、やはり設定としてはバリバリにランスを意識してる感じある。

いちおうなろうっぽい味付けもあり、主人公はインキュバスで、Hするごとにスキルが強化されるという要素もあるけど基本的には女好きの主人公が、「いい女」と思った女に釣られてトラブルに首を突っこむようなストーリー展開。「セックスすれば女の子もレベルアップ」やら「不治の呪いから回復」とかのお約束感もある。

というわけでヒロインキャラがとても重要になるんだけど……この点において絵は文句なし。萌えというよりは美人系のキャラが多い。

しかしこうしてみると、やっぱりランス君にとってシィルがいたのってすごく大事だったなあ…と。「鬼畜英雄」の主人公は特に心に決めた女性がいるわけじゃなく流される感じでどんどん移動していってしまうので最初のヒロインのエピソードを過ぎた後は次第にランスっぽさは薄れていく。また、不利な状況から、卑怯な手を使ったり大胆な作戦で逆転劇を演じるといったカタルシスとか、主人公以外の登場人物たちもランスを通じて自分たちの壁を突破するといった盛り上がりもないので、エロ要素以外はテンプレ感が漂ってくる。

ランスらしさが薄れてなにになるかというとゴブリンスレイヤーのパロディみたいな作品になっていく


「何者か」の加護によって知恵や力と性欲を付けたゴブリンたちが、人が過ごす村に侵略してくる。そして女の人たちがひたすらひどい目にあって、さんざんエログロ描写を見せつけられた後に主人公が活躍して女の子を助けて主人公にベタぼれになってしまう、という感じ。せっかくヒロインたちがいいキャラターをしているのに、あっさり主人公にベタぼれになって、そのあとは主体性失っちゃうのを見ると悲しくなる。


良くも悪くも人気作品の要素を組み合わせて作られているおかげで「なんとなく面白い」し、ストーリーは頭使わなくてよいほどシンプルなので「なんとなく楽しかった」という感じの作品。読むべき理由は何もないけど、読み始めたら割とスルスル最新話まで読めちゃうと思う。


そもそもなんでこんな作品が目に入ったかというと

「イチゴ哀歌」っていう作品がやたらとTwitterで宣伝されたんですよ。
やたらしつこい広告ってやっぱり効果があるみたいで、私みたいに読むやつがいるから6話配信時点で100万DL突破したそうです。

面倒くさいのでとりあえず読んでしまえと思ってコミックシーモアに来たらこの作品がその時「青年ランキング2位」だったんですね。

じゃあ当然「これだけ広告されまくってる作品が2位ってことは1位は何なの?」って気になってチェックしたら、それがこの「鬼畜英雄」だったというわけです。



ちなみに今日の人気作品はこちら。

コミックシーモアの住人はどれだけもふもふに飢えてるんだよ。カワイスギクライシスかよ!


そして今コミックシーモアがやたらと広告で推してる作品はこちら。みなさんも見たことあるのではないかしら。

なんかこう……もふもふに飢えてる住人が多いのはずなのにどうしてこういう作品ばかり宣伝するのか……。