頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
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「ウスズミの果て」 ポストアポカリプスものの中でも特に雰囲気重視な作品

生き残ってる人なんてとっくにいなくて、私たちだけなのかも。
でも、残っているものはまだあるから。もう少しだけ世界を回ってみよっか


comic-walker.com

この作品はポストアポカリプスものの作品です。

作品の舞台では「厄災」があり、その後に「断罪者」という存在が出現し、
さらに世界中で結晶病が広まったことで人類はほぼ絶滅してしまったらしい。

というわけで、初見の印象が「アークナイツっぽい」になります。

いやまぁダブルアーツも似たようなものだしアークナイツはアポカリティック・フィクション(災厄がまさに起きつつある状況で災厄にあらがう展開を描く)なので本質からして違うんだけど。


主人公の丑三サヤさんは「丑三技研機関」というところに所属し
どちらかというと「神さまのいない日曜日」のように主人公は死者を回収して弔う仕事をしている。

そうやって、ほとんど滅び去った世界で、人類の痕跡を訪ねて旅をする。
そういう意味では「少女終末紀行」のような趣もある。

行く先々で、死者の思念や記録に触れ、それに思いをはせていく。


特にSFチックなディープな設定がある感じはなく
とにかく退廃的な世界観で「建物」を描くことがメインになってるような印象。



少女終末紀行と大きく違うのは、主人公が明らかに普通の人間ではないこと。「永遠の子」とシステムから呼ばれている。
災厄が起きてから50年以上経っているのに若い姿のままだし病にかからないし、身体を傷つけられてもすぐに治る。

そして「AIシステム」や「アンドロイド」などが存在し、今でも稼働していること。
これらを通じて、死者たちのメッセージに触れることができること。


ずっと一人で「終わってしまった人類の施設」をめぐる旅を続けるのかと思ったら……

あっさり8話で生存してる人類と遭遇するのだが……




私は、自分自身は文明が存在しないと絶対にサバイバルできないひ弱な存在であるし
なんなら、日本の外に出るのも怖いというどうしようもないにんげんなので
絶対に自分では味わえない世界観を体験させてくれるこの手の作品好きなんだよね。