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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「Bleach」を55巻まで読んだ感想:「何度も敗れ」「騙され続け」「それでも立ちあがる主人公」を描こうとした作品だったのね

もう連載終了してからだいぶ時間が経っており「なんで今更?」といわれるかもしれませんが


今現在自分の中で「この作品を読むべき理由」がすごいコンボ状態で押し寄せてきています。


①まずジスロマックさんという人がブリーチの感想を書いてて面白いなーと思った。
②私は今整体に通っているのですが、整体で施術してくれてる人が現在アニメ放送中ということもあって猛プッシュしてくれている。
③その話を友達にしたら「俺めちゃくちゃ好きだったんだけどお前読んでなくて話できなかったんだよな。ぜひ読んでくれ」と20巻分プレゼントしてくれた
④20巻分(ちょうど愛染様が正体表したところ)まで読んでおもしれ―続き読みてーと思ったら、ゼブラックのアプリ版で「全話無料」キャンペーン中だった

zebrack-comic.shueisha.co.jp


というわけで、「今読まなきゃいつ読むんだ!」という状態になっています。
最後までノンストップで一気によみ通したいと思ってます。



で、今55巻まで読んだんですが、現時点での感想は一言でいうと「クッソ面白い」です。
夢中になって読んでます。



正直言うと、不満はいろいろとありますが、いろいろ思いつく不満点がどうでもよくなるくらいに気持ちよい。一気に読むと脳汁ドバドバ出る。

通しで読んでるせいか、「いや、あの時のあれ何だったんだよ」って思うところがかなり多かったり

重要なキャラクターが途中から全く存在感なく、最後にいきなり思い出したように出てくるあたりの描写もうーんとなったり

あと、めちゃくちゃ面白い戦闘描写でごまかされてるけど、物語の展開が本当にワンパターンすぎる。

さらにキャラを増やしまくっているせいで把握するのがダルいし、そのキャラにいちいち見せ場を作ろうとするから展開が遅い。

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そのくせ、そうやって大事に一人一人戦闘させたあげく、だいたいの戦闘は「茶番だー!恭介ェー!」ってなるのもしんどい。

連載中にリアルタイムで読んでいたとしても、間違いなく途中で脱落してたと思う。



それでも、この作品の評価は「面白い」としか言いようがない。


この作品の主人公はよく負けて無力感に打ちのめされる。しかしその都度周りが立ち直らせてくれて、修行して強くなって、リベンジする

途中でカウントするのをやめたけど、とにかくこの主人公はよく負ける。

①いい勝負とかじゃなくて、明確にボロ負けする。

②ボロ負けするけどなぜか運よく周りが助けてくれてなんとか生き延びる。

③で、毎回その都度心が折れそうになるけれどその都度周りが「それがお前の本心か?」って感じではっぱをかけてくれる。

④これによって再度戦う決意を固める。

⑤決意を固めた瞬間に意志の力でパワーアップしたり、内なる力が目覚めたり、都合よく誰かがパワーアップできるきっかけを持ってくる

毎回毎回これの繰り返しだ。

正直言葉にするとめちゃくちゃワンパターンなはずだがでもいちいちそれに心動かされてしまうのも事実だ。


結果としては主人公は幽遊白書の主人公ばりに超絶エリートだし
誰かさんが後ろで糸を引いて彼のパワーアップを手助けしてくれているわけだが


なんども絶対的な力の差を見せつけられてそれでも心折れずに戦い続ける姿は
とても不自然でいびつだとは思うけれど、やはり格好いいなと思わされてしまう。

とてもくやしい。


それはそれとして、みんな大好き愛染様、本当に名言製造機で面白かったなあ

彼より強いボスはたくさんいるだろうけれど、ここまで「嫌らしい」ボスキャラは珍しい。

とにかく相手をだまし、弱いところをついて目的を達成しようとするのはとても魅力的。

常に余裕そうな態度をとっているものの、実際百年以上かけて計画を実行したり

あれこれ試行錯誤したり、とにかくかまってちゃんな態度を見せたりするなど

「死神を超越した存在」を目指してるのにとても死神くささがあって愛すべき敵キャラになっている。

終盤は強くなりすぎたせいか、あまり計略とか催眠能力を使わなくなって

「ただの倒すべき強大な存在」になってしまったのが残念だけれど

とにかく20巻前後と45巻前後の愛染様は最高だった。

まだ生きていて封印されているだけなので、最終章でもぜひ活躍してほしい。



おまけ:私の性癖的な話
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