無配になったことだけが話題になってますが、ぶっちゃけこの企業の今回のショックは単に業績悪化からの無配って話じゃなくて
実質的な株主騙し討ちなので、ガバナンス問題です。
日本債券信用銀行さん、結局一度破綻したときから基本的になんも反省してないな……
あおぞら銀行の株価悲惨なことになってんな……。
今回の株価下落の本質は無配というよりも「引当率が異常なレベルで引き上げられている」ということ
引当金が急に上がり、その結果として赤字になり、赤字になったから配当も出せませんという流れ。
・同行の12月末時点での米オフィス案件の融資残高は18億9300万ドル(約2780億円)で、貸し出し全体に占める割合は6.6%。損失に備える融資の引当率は9月末の9.1%から18.8%まで大幅に引き上げた。
・「昨年の間に引き当ての処理が進み、最悪期は過ぎたのではないかという見方があった中、ふたを開けてみたら赤字転落でショックが走った」と分析。同行のように「米不動産にここまで注力してきた銀行はなく、メガバンクはリスクコントロールができている。これをきっかけに、銀行株が軒並み売られるということはないだろう」と
まず個別投資家が教訓にしておきたい話として、元々あおぞら銀行はタコ足配当なのでリスクが有ることくらいわかってないとだめなケース
配当利回りしかみてないくせに、配当性向も把握してないというのは論外。
もともと減配リスクは相当高かったと考えておくべき案件。
考えたこともなかったという人は、自分で考えて投資してないので、インデックス投資したほうが良いと思う。
そもそも、私は銀行株を安易に買うというコト自体が信じられない人間で、去年の金融株バク上げ相場全部取り逃したくらいに銀行株については警戒心が強い。
今Twitterで配当とかマイナス金利解除ネタで安易に他人に銀行株をおすすめしてる人いるけど、お前ら本当にそれ責任取れるのか、だいじょうぶなのかーって心配になります。
以下は個別株投資してる人向けの情報
- 今回の株価下落の本質は無配というよりも「引当率が異常なレベルで引き上げられている」ということ
- まず個別投資家が教訓にしておきたい話として、元々あおぞら銀行はタコ足配当なのでリスクが有ることくらいわかってないとだめなケース
- 次にあおぞら銀行側の問題1 「わずか2か月前に引当処理はあらかた完了していたと報告していたばかりだった」
- 問題2 「実際に中身を見てみると、明らかに引当がの規模が過剰なレベルであるということ」
- 最近こういう初心者殺しな企業が増えている。今最も注意してほしいのは「日本エコシステム」と「ソフィアHD」で、こういうところを無邪気に煽ってるインフルエンサーは参考にしてはいけない
- 高配当株投資や優待株投資をやりたいなら、企業業績まで見ろとは言わないけど最低限見るべき部分くらいは見ておくべきで、それがいやならインデックス投資のつみたてやればいいと思う。