日本は先進国というにはあまりにもクソ安い国であるらしい。
ガストの500円のランチ。
— 悠斗 (@yuto_le) 2024年3月2日
日本の大衆店だと伝えた上で、海外の友人たちに「いくらだと思う?」と聞いた結果。
アメリカ人→30ドル(4,500円)
タイ人→400バーツ(1,600円)
ブラジル人→50レアル(1,500円)
バングラ人→1500タカ(2,000円)
500円と答えた人は皆無
そりゃインバウンド来るわw pic.twitter.com/A0QzVTFMGq
そのため、「値上げして、その分賃金も上昇する」というサイクルさえ回り始めれば買える国だった。
なのになぜ今まで株価が上がらなかったのか。
そして、どうして今になって株価が上がり始めているのか。
という話を自分でも説明できるようになりたかったので岡崎さんの本をちまちま読んでいる。
この本の逐次読みはnoteのメンバーシップの方と共有するとして
とりあえずざっくりとした話くらいはちゃんと自分の口から説明できるようになっておきたい。
というわけで、はてなブログではざっくり要点をまとめていく。
今までの日本は「デフレ&マイナス金利状態」のせいで、安いけど買っても上がらない国だった=ずっと評価が「アンダーウェイト」だった。
すごく安いのに、なぜ買われないか。
人口動態がどうとか言われているがそんな30年先の話ではない。世界のマネーは素早く動けるのでもっと近視眼的だ。
もっと単純に「日本はずっと名目GDPが成長しない」国だったからだ。
そして、なぜ名目GDPが伸びなかったのかというとデフレだったからだ。
日本は今まではずっとデフレが続いていた
これは国民にとってはありがたいかもしれないが、投資家にとっては望ましくない。
なぜなら、株価というのは「名目値」で決まるからだ。
賃金の上昇よりインフレ率のほうが高かろうが、価格☓販売数量がプラスになれば名目値は増える。
景気や通貨がボロボロだがハイパーインフレ中のアルゼンチンやトルコの株価がすごいことになっているのはみんな知ってるだろう。
アルゼンチンの株価
トルコの株価
インフレを加味した名目値が上がれば、EPS(一株あたりの利益)は上昇し株価もあがる。
だから値上げをした企業の株価は短期的には上がりやすいのだ。
日本はもうずっとデフレが続いていたから、名目値が上がらなかった。
それがインフレになるだろうと期待されているのだからそりゃあがるよね、というわけだ。
なんなら55000円まで上がるだろうと言ってる人が結構多い。
と後付では誰でも言える。私はここまで上がるとは思ってなかったよ(´;ω;`)
というわけで、今の日経平均で起きてる現象の3割はまずここまでで説明できる。
そう、インフレ期待がかなりでかいのだ。
ただ、日本についてはトルコやアルゼンチンほどひどい状態にはなっていないからさすがにこれだけでは説明できない。
むしろここから先のほうが大事だ。
その他の要因を理解するためには株価が上がる前の日本の株式市場ががいかにゴミであったかということを理解する必要がある。