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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「性被害を打ち明けたら、周りの大人達からお前が悪い。気をつけなさいと言われた。私が悪いの?」となったときに読みたい2冊の本

最近理不尽な思いをした後


うまくそれがさばききれなくていろんなことが絶不調になってしまっている。


自分がなにか理不尽な目にあった時に一番最初に思い返すのはこの本である。

dain.cocolog-nifty.com

原題が、"When Bad Things Happen To Good People"(善良な人に悪いことが起こるとき)であることに注意して欲しい。
"Why Bad Things Happen To Good People?"ではないのだ。
そして、悪いことが起きた人が、どう接し、どうとらえればよいかの手がかりが、本書にある
(もちろん、悪いことが起きた「理由」なんて、書いてない)

それでも、神を信じる心を信じることはできる。
どんなに悲惨なときでも、
怒りに我を忘れて「神よ、なぜ私だけが苦しむのですか?」と問うのではなく、
「神よ、この耐え難い困難に立ち向かう勇気を、わたしに下さい」と祈るのだ。

不完全な神を赦し、愛するための祈りは、わたしにも信じることができるのだ
おかしな話なのだが、本当なのだ。

しかし、今回は人間関係に関する話だから、上の本はちょっと違う。

この本は人生レベルの過酷な状況に対処するための教えを語る本なので、さすがに重すぎる。





そこでモヤモヤしている女の子のための読書案内という本を見かけたのでさくっと読んでみた・・・なぜ?

男の子向けの本もあったけどそっちは読書案内じゃなかったので今回はこっち。

「もし人に打ち明けづらいモヤノヤを抱えているなら、周囲に知られることなく多様な価値観に触れられる本は、心の整理整頓に役立つでしょう」。
「あの頃の自分を守っていたのは間違いなく、戦うための言葉を授けてくれた読書でした。読書は、心を守るシェルターにもなり、理不尽な周囲に抗う武器にもなります」。


一通り目を通してみたが、残念ながらちょっと今の自分の悩みに当てはまるものはなかったので
結局別の本にかかれている内容を参考にさせてもらうことにした。



ただ、この本はこの本でとてもおすすめだと思ったので紹介しとく。



この本には女の子たちのいろんな悩みに対して、「こんな本にこんなことが書いてあるよ」という悩み別読書ガイドブックになっている

いろんな悩みが言語化されているのを見るだけでも参考になるだろう。


例えばこんな悩みが紹介されている。Amazonレビューで「榎戸 誠」というユーザーの方がかなり詳細に作品内容を紹介してくれているので参考にしてほしい。

現在、悩んでいる少女向けに書かれているが、男女を問わず、また年齢に拘わらず役立つ読書案内です。

●マイナス思考から抜け出せない――
おすすめ本は『絶望名人カフカの人生論』。「絶望するならとことん深く、自分も社会も底まで掘り起こす勢いでしっかり落ち込む。それが人生という果実を味わい尽くす秘訣なのだと気づかされます。つらいときは無理に起き上がらずカフカと一緒に倒れて絶望し、さらなる深みを目指しましょう」。



●才能や容姿に恵まれている人を見るたび、嫉妬や劣等感にとらわれて苦しい――
おすすめ本は『天才はあきらめた』。「嫉妬、劣等感、憎悪といったネガティブな感情を持つと、自分のことがイヤになることもしばしばです。でも著者が教えてくれるのは、そうした強く苦しい感情こそが、自分を高めてくれる原動力になるということ」。



●SNSで「いいね」やフォロワーの数が気になってしまう自分がイヤ――
おすすめ本は『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』。「独特な語彙で全肯定してくれる本書を読めば、自己嫌悪が消え失せて、ポジティブな気持ちになれるかもしれません」。



●「ブスが調子乗ってる」と思われるのが怖くて何事も積極的になれない――
おすすめ本は『きりこについて』。「『きりこは、ぶすである』という衝撃的な一文から始まる小説『きりこについて』は、インパクトのある容姿をもって生まれたきりこと、爆撃後の街のようなきりこの歯並びを愛する天文学的に賢い飼い猫『ラムセス2世』の物語です」。



●恋人に愛されてないのかといつも不安です――
おすすめ本は『愛するということ』。「どうすれば、人を愛する技術を身につけられるのか。その前提条件として、フロムが挙げるのは『一人でいられる能力』です。自分がしていることに集中し、全身で現在を生き、内なる声に耳を傾ける。自分の感情を冷静に観察し、客観性と理性を身につけてはじめて、他者を正しく『信じる』ことができるようになるとフロムは述べます。『みんながいい人だと言っているから』『人気者だから』とやみくもに相手を信じるのではなく、それまで培った自分自身の思考力・観察力・判断力や経験に基づいた信念によって信じること。さらに勇気を出して一歩踏み出し、信じた相手にすべてを賭けてみること。これがフロムの説く『愛する技術』です」。



●男と女の前で態度が違う女子が嫌い――
おすすめ本は『風と共に去りぬ』。「友情よりもモテを優先する女子はいつの時代も嫌われるものですが、そんな『女から嫌われる女』を主人公に据えてなお名作と名高い小説が、『風と共に去りぬ』です」。



●人の気持ちを深読みして傷ついてしまいます――
おすすめ本は『悪童日記』。「人の気持ちに敏感なのは悪いことではないのですが、深読みで疲れてしまうときは、過酷な環境で傷つかない術を身につけたすごい子どもたちの物語『悪童日記』が参考になるかもしれません」。



●いじめがつらくて死にたくなる――
おすすめ本は『風葬の教室』。「いじめの問題は、まず信頼できる大人や組織に相談して解決を図るのが一番です。でも、悪意によって傷ついた心を回復したいときは、いじめ体験を少女の一人称で淡々と語る短編小説『風葬の教室』が、その助けになるかもしれません」。



●競争が苦手。弱肉強食の社会で落ちこぼれそうです・・・――
おすすめ本は『弱者の戦略』。「『弱い』雑草の生態を専門とする植物学者が、弱い生きものたちの多彩な生存戦略を紹介しているのが『弱者の戦略』です。本書の主張は、生きものにとって重要なのは他者を打ち負かすことではなく、生き残ることだということ。弱い生きものの生き残り術を知れば、競争が苦手な人のヒントになるかもしれません」。

今見たら44%offだったのでこれだけ買いました


●女の子の価値が容姿で決まる空気がつらい――
おすすめ本は『日本のヤバい女の子』。「(鉢かづき姫のように)周囲になんと言われようと自分が選んだ武器で戦えば、容姿というフィールドで戦わなくても隣にいてくれる人間と出会える。昔話からそんな勇気も引き出せる本です」。

「悪童日記」の紹介の仕方オイwww



こんな感じで50近い悩みに対して、1つの悩み事に4ページで簡潔に本の内容を紹介している。




本書では「性被害を打ち明けたら、周りの大人達からお前が悪い。気をつけなさいと言われた。私が悪いの?」という問いに対して2冊の本が紹介されている。


例えば悩みの中の1つに

「性被害を打ち明けたら、周りの大人達からお前が悪い。気をつけなさいと言われた。私が悪いの?」

というものが紹介されていてチョット気になった。


最近、りりちゃんの件で「詐欺に対して性犯罪がかるすぎる!」とかキレてた人がいたのが印象に残っている。
多分そういう人たちって自分も騙しをやってるやべー連中以外に
自分の受けた性被害を軽く扱われたことに強い恨みの感情を持ってる人もいるのだろう。


そういう人の為に本書では2冊の本を紹介していた。

というわけで前者の本を立ち読みしてみたがどちらも面白かった。


www.yomiuri.co.jp

トラブルに見舞われた時、「自分が悪いせいで起きたのか」「トラブルに対して法律的に何ができるものなのか」と悩む女性は少なくないといいます。「女性は『自分が悪い』と思い込みがちです。だから、事前に最低限の知識があるだけで、自分が悪くないことが分かり、気持ちだけでも全然違ってきます」

「イヤだ」という意思表示には様々な方法がある。直接嫌だといえなくてもメモや日記を書いておいたりすることで、セクハラの証拠を確保すべきと、本書では説明しています。
「トラブルについての法律があることを知っているだけでも全然違うし、『トラブルに対して何ができるのか、何ができないのか』という知識があるのは有益」

性別とは関係ない問題もたくさんあります。また、女性がどんなことで悩み苦しんでいるのかを意識的に考えないと、男性には理解できないかもしれません。本書を読むことで『妻や娘がこういう悩みを抱えているかもしれない』と気づくきっかけになってほしい」

dot.asahi.com

被害に遭ったときの対処だけでなく、大切な人が被害に遭ったときの対処も学べる。たとえば性犯罪や性暴力の被害者に対して、「被害者にも責任がある」と言ったり、言葉にせずとも好奇の目を向けたりするだけで多大なダメージを与えてしまう「セカンドレイプ」は、身近にいる人こそ細心の注意が必要になる。

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